さて、本日で2014年も終わりです。私自身はワールドカップもあり、仕事も忙しく、なんだかバタバタしたまま終わってしまった一年のように思います。そんな中でも「競馬はビジネスである」は10月に1周年を迎えまして、今年の12月からはメルマガ「競馬をビジネスにする」も創刊いたしました。2015年も競馬へ真摯に向き合っていく所存でございますので、引き続き宜しくお願いします。
2014年を振り返って
2015年への期待を書く前に少し2014年を振り返りましょう。
当サイト選出のベストセレクションをどうぞ。
【年度代表馬】
ジャスタウェイ
恐らくJRA選出の年度代表馬はジェンティルドンナでしょうが、やはり2014年はジャスタウェイの年だったといえるでしょう。ドバイデューティフリーを圧勝。泥んこの安田記念も勝ちきり、ジャパンカップ2着。最も強さを見せたのはこの馬だと思います。悔やむべくは鞍上がもう少し・・・
【ベストレース】
きさらぎ賞
武豊の凄さを見たレースというか、前を行く強い馬と、後ろから行く強い馬のガチンコのぶつかり合いというか、とにかくこのレースは競馬の面白さを凝縮させたような凄みがありました。計ったように差し切るとはこのレースのトーセンスターダムのような事を言うのでしょう。
【会心の予想】
京都記念
1着:◎デスペラード 2着:◯トーセンラー 3着:アンコイルド
このレースは穴馬デスペラードを本命にし、分析した内容が全て実現して印通りに決まって大万馬券という内容でした。JBCスプリントも会心でしたが、個人的にはこちらのほうがお気に入りです。
2015年への期待
【中距離戦線】
どさっと有力馬が引退した古馬中距離戦線。
引っ張っていかなければいけないのは、
ゴールドシップ
エピファネイア
この2頭であることは間違いないでしょう。
その他にはスピルバーグ、イスラボニータ、トゥザワールドあたりに期待でしょうか。
いや、一頭忘れています。
ひょっとするとエピファネイアやゴールドシップなんて相手にしない可能性がある馬。
トーホウジャッカル
この馬こそ来年の主役を張る馬かもしれません。
来年の今頃、酒井学が秋古馬三冠かぁという結果になっていても不思議ありません。
【スプリント戦線】
ここは混迷を極めていますね。
一応の中心は、
ストレイトガール
になるんでしょう。
ただし、ここは初春のスプリント重賞の結果次第で勢力図は変わると思います。
あとはリトルゲルダ、スノードラゴン、ハクサンムーン、コパノリチャードと言ったところでしょうか。実に小粒です。
成長次第でこの路線のトップに躍り出ても不思議でないのはダンスディレクター。
血統は成長力に欠けそうですが、この馬の末脚は現役屈指です。
あとは距離短縮組でしょうか。特にミッキーアイルあたりはこの路線に来たら面白いと思います。
【マイル戦線】
ここも混迷を極めておりますが、あえて中心になりそうな馬を挙げるとすると
ステファノス
フルーキー
この2頭はGIをとってもなんら不思議でない馬かと思います。
ダノンシャークは現役続行ですし、フィエロも強い。タガノグランパあたりも調子を戻してくれば怖そう。
イスラボニータだってこの路線に来る可能性ありますしね。
来年も中距離っぽい馬にこの路線は支配されそうな予感です。
【ダート戦線】
マイル:コパノリッキー
中距離:ホッコータルマエ
この二頭が距離別にGIを勝ち分けるような気がしています。
ワンダーアキュートは衰えがさすがに見えてきました。
スタミナが活きる展開ではナムラビクターは注目。
粒ぞろいの現4歳世代からどの馬が出てくるかは注目。
【3歳牝馬戦線】
さて、ここからはいよいよクラシック戦線。
3歳牝馬戦線の中心は2頭。
レッツゴードンキ
ミッキークイーン
恐らく桜花賞まではこの2頭が強いと思います。
ここに、ショウナンアデラ、ココロノアイを入れた4頭を中心にクラシックは回っていきそう。
あと一頭面白いと思うのはキャットコイン。
ただしこの馬は末脚が一瞬しか使えない可能性があり、中山コース向きな印象も。
桜花賞の優勝予想はミッキークイーンにしておきます。
☆オークス予想☆
◎ココロノアイ
◯レッツゴードンキ
▲ミッキークイーン
☆ディアマイダーリン
△ショウナンアデラ
△キャットコイン
オークスは距離延長が向きそうで、まだ成長途上感のある◎ココロノアイを予想しておきます。
いかにも東京2400mて感じの馬ですからこの冬の成長次第で。
【3歳牡馬戦線】
3歳牡馬戦線は
ダノンプラチナ
シャイニングレイ
の2強といった感じでしょうか。
マイルでの圧倒的な強さを見せるダノンプラチナと、レースセンスと瞬発力が抜群のシャイニングレイ。
恐らくクラシックへの適性ではシャイニングレイのほうが高そうな印象です。
ここに来て一気に成長力を見せるディープインパクト産駒。やはりクラシックを取れるのはこういう成長できる血統です。
その他重賞好走組はサトノクラウン、ベルラップ、ダノンメジャー、アヴニールマルシェ、ソールインパクト、シュヴァルグラン、タガノエスプレッソ、アッシュゴールド、クラリティスカイ、ブライトエンブレム、ブラックバゴ、コメートあたりでしょうか。
サトノクラウンは父マルジュでノーザンダンサー系で重い芝巧者かと思いきや鋭い切れ味が持ち味。突然変異種の可能性もあり注目は必要でしょうが果たしてペースが上がってどうでしょう。
アヴニールマルシェはどんな条件でも平均して結果を出しそうなアベレージヒッタータイプか。この厩舎だけにGIは厳しそう。
タガノエスプレッソはスケール感が圧倒的に足らないので、3歳クラシックでは用無しと見ます。それよりはアッシュゴールドの成長力のほうが魅力的です。クラリティスカイはこれ以上の成長は微妙なところです。
皐月賞はダノンプラチナ、シャイニングレイの2頭に中山適性でどの馬が割って入れるか、という戦いになる気がします。
期待をしているのはトーセンバジル。この馬の前走は圧巻の一言。出遅れてスローの流れを捲りきっての完勝。東京ではキレ負けしそうなハービンジャー産駒ですが、この馬は皐月賞なら狙えるレベルの馬と見ています。
さて、いよいよダービー馬予想。
☆ダービー予想☆
◎
◯シュヴァルグラン
▲ダノンプラチナ
☆ティルナノーグ
△ポルトドートウィユ
△アッシュゴールド
△ドゥラメンテ
△サトノクラウン
完成度から言っても◎
折り合いも完璧に付くタイプで2400mも問題無し。瞬発力も世代随一のものを持っている。
そして鞍上はいかにも次にダービーを獲りそうな脂ののった中堅騎手。
今のところのダービー馬はこの馬を指名しておきましょう。
対抗は◯シュヴァルグランにします。
ハルーワスウィートは平均して良い成績の子を産みますが、2歳時点で活躍していたのはヴィルシーナくらい。
だいたいこの母の子はこれから成長期に入るはずで完成はまだまだ先。加えて父はハーツクライです。
一冬を越して別馬になる可能性が十分にあります。
鞍上も内田博幸騎手を確保済。一発あるならこの馬でしょうか。
2歳王者▲ダノンプラチナは3番手まで。
やはりこの馬はマイルであまりにも強すぎた。3歳時点では距離適性なんて関係なくダービー制覇もありえるとは思いますが、鞍上の蛯名騎手はダービーにとことん見放されている騎手。初の戴冠も見たいですが、そんなに上手くはいかないと思います。
大穴は☆ティルナノーグにします。
この馬はとにかくパンパンの馬場で瞬発力を活かしたいタイプ。
京都2歳の道悪馬場やホープフルの中山コースは本質的に合いません。
年明けのきさらぎ賞あたりで快勝して、皐月賞でいい具合で凡走してのダービーはオッズ的にも美味しそうなイメージ。
さて、来年への展望はこれくらいでしょうか?
あと2014年も残すところ7時間。
思い残すことなく今年を終えてください。
「競馬はビジネスである」は元日も更新予定!
また明日、また来年お会いしましょう!
今年も1年ありがとうございました。
良いお年を!!