今日は5/29(日)に行われる目黒記念のレース考察を行います。東京芝2500mで行われるGII戦です。その前に余談を少し。
さて、欧州サッカーのシーズンは残すところ、今週末のチャンピオンズリーグ決勝のみとなったわけですが、今年は6月に欧州選手権(EURO)がおこなわれます。
先日、試合の放送予定なども出たので、ちまちまとGoogleカレンダーに入力していましたが、6月もなかなかに睡眠不足になりそうですね(汗)
今はサッカーのトレンドが転換期にある印象で、バルセロナの前線の3人が南米出身ということもあり、欧州のタレントが不足している印象。まぁ一番のスターはクリスティアーノ・ロナウドだとは思うんですが、今回のEUROは大荒れになってもおかしくないと思います。
近年では一番記憶に新しいのはギリシャが優勝したEURO2006。あれこそはまさにトーナメントの醍醐味、というか鉄壁の守備を固めて、セットプレーでハリステアスに合わせて1点をもぎ取る、まさにジャイアントキリングの最上級のような大会でした。
今年は普通に考えればドイツの1強。タレントも揃っていますし、一応の今のサッカーのトレンドはドイツとバイエルンにまだあると思います。スペインはシャビの引退で若干落ちてきているんで他のメンバーはいるとしても果たしてどうか。
あとはこういう全く騒がれてない時のイタリアって怖いですよね。長年の伝統からか守らせたら神がかってすごい時があるので、2012年のEUROのベスト16のスペイン戦とかヤバかった。こういう騒がれてない時のイタリアは注目してみたいです。
【2016】目黒記念 予想考察
目黒記念 有力馬考察
ちょっと今回はnetkeibaのオッズが信用ならなそうなので、私が人気になると思う上位5頭を書きます。
マリアライト
昨秋からの戦績、内容を見ればここでは頭一つ以上抜けた存在ということは明白。かなりレベルの高かったオールカマーで一頭だけ外をぶん回して5着、レベルの高かったエリザベス女王杯で1着、有馬記念で大外枠から厳しい競馬をして4着、日経賞で超スローを差しての3着。
日経賞では前を行ったゴールドアクターとサウンズオブアースは交わせませんでしたが、あのペースなら後ろから重賞級の2頭を差すことは不可能でしょうし、負けて強しの内容だったと思います。
ベストはパワーのいる中山芝2500mや阪神芝2200mでしょうし、エリザベス女王杯も京都コースとはいえあの時は馬場が結構荒れており、ポテンシャル勝負になりました。5月の東京の軽い馬場は決してベストとはいえませんが、2500mくらいあればポテンシャルで押し切れるだけの能力の持ち主だと思います。
蛯名騎手はダービー後の目黒記念でもしっかりとモチベーションを保って乗ってくれる騎手。イスラボニータで負けた後にはマイネルメダリスト、フェノーメノで負けた後にはスマートロビン。ダービーで悔しい思いをしても目黒記念に影響することはありませんでした。今回もディーマジェスティの結果はどうなるかわかりませんが、勝っても負けてもきちんと乗ってくれるこの男の存在は信頼していいでしょう。
タッチングスピーチ
何度も書いていますがエリザベス女王杯は非常にレベルが高かったレース。まずエリザベス女王杯を出さずとも、ローズSではあのミッキークイーンに差し勝っているんですからこの馬が弱いわけはありません。
シンハライトが母父サドラーズウェルズのディープインパクト産駒として初めてGIを勝ちましたが、その走りと言えるのがこの馬で、いかにも母系が重いんだなぁと感じさせるパワフルな走りが特徴。イメージ的にはデニムアンドルビーとほとんど同じでよさそうで、ある程度の距離なら瞬発力勝負もポテンシャル勝負もどちらもこなしてくるのが強み。
牝馬同士と戦うよりも、牡馬相手で戦った方が良さが出そうなタイプで、実際に京都記念では道悪のかなりタフなレースで2着と大健闘。あの日の京都は差すのにエネルギーを使う馬場だったので、差し馬で最先着というのは素直に評価してよさそう。
前走はスローの小回りコースで全く自分の競馬ができず度外視でよさそう。前走が映像的に見ても全くインパクトがなく、新聞の馬柱にも悪い数字がついたのでそれで人気を落としてくれれば結構。前走から一気にメンバー落ちして距離も伸びるここでは間違いなく主役候補です。
モンドインテロ
前走はオープン勝ちで格好をつけたとはいえ、2着は適正ゼロだろうタマモベストプレイが来たようなレース。完全タイム差は+2.2という相当レベルの低そうなレースで、あのレースだけ見ても次走買いたいとはなかなか思えない。
この馬もマリアライトやタッチングスピーチと同じく、母系が重いブライアンズタイム。スパッと切れる脚が使えるというよりは、長く良い脚を使うのが特徴で、距離が伸びること自体はよさそう。
ただ、この馬がGIIIでも通用するか微妙なレベルなのに対して、マリアライトやタッチングスピーチはGIでも勝ち負けをしてきたような馬です。血統、タイプ的には似たような馬ですが、能力、スケールではひと回りもふた回りも見劣りする気がしますが・・・
クリプトグラム
ここに来て2連勝のキングカメハメハ産駒。いかにも人気しそうなタイプですが、正直この馬のレースを見て強いなぁと思ったのは、500万勝ちの外から突き抜けた時のみ。前走にしても完全タイム差+1.6の評価できないレースですし、キングカメハメハ産駒ってラブリーデイのようにいきなり開花するタイプもいれば、マテンロウボスみたいに連戦連勝できて重賞あたりで一気に頭打ちになる馬もいます。
今回はマリアライトとタッチングスピーチというGI級の馬が出てきますし、例年の目黒記念なら勝負になった気もしますが、今年ではちょっと厳しそうな感じ。どうせ人気するならヒモ程度で考えた方が良い気もします。
ヒットザターゲット
昨年はインを上手く立ち回って最後は突き抜けての快勝。果たして5番人気にまでなるのかも微妙ですが、この馬は昨年と同じく内枠を引けるかが全てな感じもします。
内枠を引けた時はほぼ全て好走していますし、まぁ明確に穴人気もしてくるはず。ただ、レベルが高かったと言っても内枠を引いた有馬記念では何もできていませんし、果たして昨年と同じレベルに馬があるのかは謎。好走する可能性はありますが、こういう馬は昨年当てられてこそだと思うので、二番煎じを狙うのは妙味ないんじゃないかと思います。
今回の目黒記念は前回の記事でも書いた通り、例年ならば出走していないレベルのマリアライトとタッチングスピーチが出てきます。いつも通りの予想をしていてもダメな感じはしますし、果たしてどういう切り口で予想していいかは迷いますね。
今回のメンバーで穴っぽいのはこの馬あたりでしょうか?
前走はレベルが低いレースで負けたとはいえ完全な叩き台と考えてよさそう。もともと重賞勝ちもある馬ですし、自分のペースでいければなかなか渋といはず。上位2頭以外は能力横一線な感じなので、ここは面白そうです。