オーシャンステークス2020(中山芝1200m)の考察です。
3月7日に中山競馬場で開催され発走時刻は15:45です。出走馬はタワーオブロンドン、ダノンスマッシュ、ナックビーナスなど。中山競馬場の芝1200mで行われるGIIIです。今回の記事では過去データやレースラップ、血統、予想オッズなどを考察いたします。
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■オーシャンS
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中山芝1200mは三角形のようなコース形態となっており、スタートから4コーナーまでカーブしつつ下り坂に変わる為、ペースが速くなりがち。
最後の直線では急坂も待ち構えており、パワーや小回り適性が必要になってくる。
血統的にはミスプロ系が安定しており、サンデー系を除く母父ヘイルトゥリーズン系、ノーザンテーストかニジンスキー持ちの成績が良い。
馬格のある馬にも注目だ。
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■チューリップ賞
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外回りコースを使用しており、内回りに比べてゆったりしているため直線で横一列になりやすく、直線の長さが474mと長く坂もある為差しや追い込みが決まりやすい。傾向としては人気馬は安定、近年では10番人気前後の激走もあり。脚質の有利不利はなく、実力差が出やすいコース。速い上がりを行える馬が強い為、ディープインパクトなどにサンデーサイレンス系種牡馬が得意としている。
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■弥生賞ディープインパクト記念
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中山芝2000mはスタートからコーナーまでの距離が十分にある事から1800mよりも位置争いが激しくなるが、枠はあまり影響せず、道中のペースは落ち着く傾向にある。
脚質的には馬格のある先行馬が強く、人気馬が堅実なコースだろう。
血統的にはディープインパクト系産駒が強い。
サンデーサイレンス、スペシャルウィーク、クロフネ系種牡馬が狙い目。
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オーシャンステークス 2020 考察
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レース傾向
中山芝1200mで行われる高松宮記念の前哨戦。と言っても高松宮記念には中２週しか間隔がありませんし、関東で行われるということで基本的にはそこまでメンバーレベルは高くならない。実際に過去５年を見ても高松宮記念でこのレース経由で馬券に絡んだのは何頭かしかいない（その内の１頭は昨年大穴を開けたショウナンアンセムだが）
今年はそんな例年ではそこまでメンバーが集まらないオーシャンステークスに前年のスプリント王者のタワーオブロンドンとそれに次ぐ存在だろうダノンスマッシュが出走。もう高松宮記念に出てきても１、２番人気に推されるような馬たちでしょうし、まさしく高松宮記念の前哨戦という感じのメンバーになりました。
POINT1 → 例年はメンバーレベルがそこまで高くならないレースだが、今年はタワーオブロンドンとダノンスマッシュの出走で違う意味を持ちそうなレースに。
レースラップ分析
中山芝1200mは前半部分が下り坂になっているおかげで序盤のペースが速くなりがち。重賞レベルでは前半ペースが32秒台になることもしばしばあり、そんな激流を追走してなお最後の直線で急坂を登らなければいけないというなかなかタフな舞台だ。
まだ開幕２週目なので馬場状態は良好な分である程度前で進めた馬が有利にはなりそうだが、展開次第では十分に後ろからでもチャンスがあるのがこの条件及びオーシャンステークスの特徴だ。
POINT1 → 中山芝1200mは前半部分が下り坂になっているおかげで序盤のペースが速くなりがち。激流を耐えられるスプリント能力が必須。
血統傾向
ラップ考察のところで前述した通りで、この条件は後半部分よりも前半部分のスピード比重が大きい。日本競馬特有の前半部分で溜めて後半のスピード勝負のレースにはなりにくく、それよりもアメリカの競馬のような前半からガンガン飛ばしていく適性が重要になる。
そんなわけでこのレースの血統傾向を見ても父サンデーサイレンス系の活躍はそこまで目立たず（改修前の中山コースはほとんどサンデー系の成績は絶望的だった）一方で米国スピード血統、特にミスプロ系の活躍が目立つレースといえます。
POINT1 →前半部分のスピード比重が大きいため、米国スピード血統、特にミスプロ系の活躍が目立つ。
考察まとめ
というわけで枠順発表前のオーシャンステークスの想定オッズはこちら。
枠順発表前の想定オッズ（当サイト予測）
| 人気 | 馬名 | オッズ |
| 1 | タワーオブロンドン | 1.9 |
| 2 | ダノンスマッシュ | 2.6 |
| 3 | ナックビーナス | 6.2 |
| 4 | レジーナフォルテ | 18.4 |
| 5 | ハウメア | 19.2 |
| 6 | ダイメイプリンセス | 25.4 |
| 7 | キングハート | 28.0 |
| 8 | カッパツハッチ | 33.0 |
| 9 | ラブカンプー | 94.0 |
| 10 | ティーハーフ | 115.0 |
| 11 | エスターテ | 155.0 |
| 12 | クールティアラ | 177.0 |
| 13 | エンゲルヘン | 212.0 |
| 14 | グランドボヌール | 255.0 |
| 15 | ナリタスターワン | 365.0 |
| 16 | ナインテイルズ | 377.0 |
ここは正真正銘のタワーオブロンドンとダノンスマッシュの２強オッズになりそう。離れた３番人気もナックビーナスで確定と見て良さそうで、相当に偏ったオッズになりそうです。
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＜推奨根拠＞
正直、今回のオーシャンステークスはタワーオブロンドンとダノンスマッシュの２頭はしょうがないと見た方が良さそう。２頭が強さを見せてのデッドヒートになった場合の３着を当てるレースか。この馬は地味ながら最近は復調気配見せていますし、このメンバーでも３着争いぐらいなら可能な感じがします。
一方でちょっと危ういと思っている馬はこちら。
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前走は完璧な逃げが打てた割に不甲斐ない内容。ここは相対的にそれなりに人気になりそうですが、今回のこのメンバーではもうさすがに厳しいんじゃないでしょうか。
コロナウイルスの影響はまだまだ続いていきそうですし、週末に楽しめるエンタテイメントも競馬ぐらいになりそうなので、それならばしばらく存分に競馬を楽しんでやりましょう！
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