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マイルチャンピオンシップ南部杯2020の予想を公開!

マイルチャンピオンシップ南部杯2020(盛岡ダート1600m)の予想です。

10月12日に盛岡競馬場で開催され発走時刻は17:30です。出走馬はゴールドドリーム、サンライズノヴァ、インティ、モズアスコットなど。盛岡競馬場のダート1600mで行われるJpnIです。

 

台風の影響で新幹線が動くかなど心配でしたが、なんとか盛岡に辿り着きまして明日は現地の盛岡競馬場に南部杯を観に行ってまいります。

今年は1月に川崎競馬場に川崎記念を観に行けたのと、あとは2月の初っ端に小倉競馬場に行けたのが最後で、それ以降はコロナウイルス騒動になってしまってどこにも行けず。実に8ヶ月ぶりぐらいの競馬場になるので少しワクワクです。

ただ、どんなに興奮しても「差せ!」「そのまま!」と声に発することができないのは辛いですね(>_<) 果たして「差す」馬を買うのか「そのまま」の馬を買うのかはこの後の南部杯の予想をご覧ください。

 

マイルチャンピオンシップ南部杯 2020予想

予想の根拠

秋競馬のダート戦線の開幕を告げる南部杯であるが、果たしてここまで豪華なメンバーが揃った南部杯は今まであっただろうか。

インティ、ゴールドドリーム、サンライズノヴァ、モズアスコット、ワイドファラオ、ヒガシウィルウィンとGI馬が6頭もいますし、アルクトスとモジアナフレバーは昨年の南部杯の上位好走馬。ワンダーリーデルは左回りコースが大得意でフェブラリーS4着ですから、もう目移りするようなメンバーが揃ったと言っていいでしょう。

出走メンバーを見ても前に行くワイドファラオ、インティ、アルクトスに、末脚を伸ばすゴールドドリーム、サンライズノヴァ、モズアスコット、ワンダーリーデルとバランス良くバリエーションに富んだ脚質の馬が揃った感じ。豪華メンバーによるガチンコ勝負が見られると思いますが、その中でも盛岡ダートの高速馬場で最も妙味がありそうな馬から狙ってみることにします。

というわけで予想の発表。

 

マイルチャンピオンシップ南部杯  2020の印

【本命 ◎14 アルクトス】

この馬はとにかく好走レンジが狭い印象で、左回りのワンターン大箱コースで急加速が問われないスピード持続力勝負になればめっぽう強いタイプ。かなり大跳びで不器用な面がある馬なので、小回りコースや急加速が問われる舞台では上手く走れず、そのために上手く使うレースを選ばないと馬柱が汚れてしまうような馬だ。

前走はもう休み明けで陣営コメントが「使ってから」と明言していましたし、札幌ダート1700mの小回り条件なんてこの馬が最も合わない舞台の一つ。そんな条件で道中インで揉まれるという最悪の競馬になりながらも、最後までだらーっと伸びてそこそこ走れたあたりはやはり能力は高いと見ていいでしょう。

2走前のかしわ記念は一見すると舞台適性がありそうだったが、コーナー4回の舞台では自慢の持続力が存分に活かせなかった印象で、直線部分だけでは上手く加速ができずに末脚の質で勝るサンライズノヴァに差されてしまったようなレースぶりだった。

「大跳び」「不器用」「スピードの持続力は現役最強」というキャラを見てもこの馬に最も合う条件は「ワンターンの左回りコースでの外枠」と見て良さそうで、この条件さえ揃えばこの馬は並いるGI馬とも互角の走りができていいはず。実際にワンターンの左回りでの持続力勝負では昨年の南部杯で砂の深いインを通りながら2着好走。プロキオンSでもかなり強力な相手に長く良い脚を見せて完勝でしたから、この馬はとにかくその条件が揃った時だけ狙うべきか。

今回は左回りの盛岡競馬場のワンターンのマイル条件というこれ以上ない条件ですし、自分のリズムで伸び伸びと走れる外枠も最高。ワイドファラオを筆頭にスピードを活かす馬が揃いましたから道中ペースも緩まないと思いますし、そうなるとこの馬の苦手なギアチェンジ戦ではなくスピードの持続力を存分に活かせるポテンシャル戦になるはず。おそらく逃げ馬を見ながらの外目3、4番手ぐらいからの競馬になると思いますが、早めにエンジンを吹かせて長く良い脚を引き出すような競馬をしてくれれば、ここは念願のGI勝利まであっていいと見ます。

 

【対抗 ◯15 ワイドファラオ】

この馬は2走前に突然一変したように語られているが決してそんなわけではなく、今まで適性条件にずっと使われていなかっただけ。芝ダート問わずにマイル戦でスピードを活かす競馬が合う馬で、マイル戦に戦績を絞れば通算(4-2-0-2)という圧倒的な戦績。しかもこの2回の負けはどちらもGIで先行馬が総崩れの展開を前付けしてのものですし、マイル戦ではよほど展開が厳しくならなければ全く崩れていないと見ていい。

正直、それでも2走前の勝利は若干上手く行きすぎた面もあったと見ていたのだが、前走が明らかに距離が長い適性外条件で超強力なメンバー相手にあわやの大健闘。確かにスローペースで展開には恵まれたが、それでも前走条件は適性ゼロだったと思うので、この馬は揉まれずにスムーズな競馬ができれば今回のメンバーでも十分に通用する馬だろう。

今回の条件を考えた時に最も強調できるのが3歳時のユニコーンS勝ちの内容で、この時は重馬場の高速馬場で前半3F=33.9という超ハイペースの逃げを打って押し切る強い競馬。今回もワンターンの左回りのマイル戦で高速馬場と同じような条件が揃いましたし、この舞台なら少々のハイペースで進めてもパッタリとは止まらないはず。この枠ならスッと行ききれば行ききるで、何か主張しそうな馬がいれば外めの番手と福永騎手は臨機応変に対応してきそう。

予想以上に人気になりそうなのと、やはりハイペースにもろに巻き込まれる心配があるので対抗までとしましたが、当初は本命も考えていました。

 

【単穴 ▲5 モズアスコット】

前走のかしわ記念は地方のタフなダートを苦にしたのもあるが、おそらくはコーナー4回の舞台に対応できずの惨敗。その前走の負けで一気に見放されそうな感じはするが、根岸SとフェブラリーSの勝ちっぷりは圧巻の一言。条件さえ合えば間違いなくダート路線では最上位の存在と言えるだろう。

今回はその強い勝ちっぷりだった2戦と同じワンターンの左回りコース。高速馬場の盛岡ダートも芝でGIを取れるようなこの馬には合いそうな感じがしますし、今回はかしわ記念の惨敗のことは忘れて上位評価にしていいんじゃないでしょうか。ただGIの舞台での横山武史騎手という点と、勢いのないフランケル産駒というのは若干心配。

 

【特注☆11 サンライズノヴァ】

昨年の南部杯で驚きの勝利をあげてからは復調傾向。一番の成長は道中で位置を押し上げても最後まで脚を使えるようになった事で、昨年の南部杯だったり前走のプロキオンSでは途中で位置を押し上げて最後まで強烈な末脚を使えていた。

この馬のキャラを考えても秋に適性条件がここしかないので出走馬の中でも本気度は高いはずで、前走で激流の1400mを経験しているだけにスピードにも乗りやすいはず。スッと道中で動きやすい枠も引けましたし、昨年のレース内容からも休み明けのゴールドドリームよりはこちらの方が明らかに高いパフォーマンスが出せるだろう。それなりにペースも流れそうなのでスムーズに運ぶことができれば上位に来れると見ます。

 

【△2 モジアナフレイバー】

昨年は絶好の手応えからあわや勝ち負けまであるんじゃないかという内容での4着好走。もう完全に南関競馬の中では抜きんでた存在で、東京大賞典は若干距離が長い中での3着好走。フェブラリーSは初の芝スタートで後手を踏みながらの6着ならば負けて強しと言えるか。

帝王賞はごちゃついてスムーズな競馬ができずに度外視可能。順調に調整を重ねて今回と同じ左回りの船橋マイルのオープン戦をノーステッキで快勝してここに来ていますし、充実度は昨年以上という印象。思っていたよりもかなり人気がないですし、昨年のゴールドドリームとの比較で考えても十分に一発あっていいんじゃないでしょうか。

 

【△16 ゴールドドリーム】

昨年の南部杯が休み明けでちょっと能力の低下を感じさせる内容の3着。そこから叩いて一変したチャンピオンズカップとサウジアラビアに遠征してのサウジカップの強さは圧巻だったが、右回りでちょっと適性からズレていた東京大賞典や平安Sでは案外なレースぶりに終わった感じ。

もともとサウジカップの時点で引退予定だった馬で、そこでの走りがまずまずだったので現役延長となったような経緯。昨年のこのレースでのパフォーマンスを見ても、年齢を重ねて休み明けがズブくなったような印象を持ちましたし、鞍上のルメールも最近は地方交流重賞で酷い騎乗を連発していてなかなかダートでは買いにくい。あまり評価は上げられないか。

 

【△3 インティ】

枠順を見た上で明確に評価を落としたのがインティです。ここ2戦を見てもスタートがそこまで速くなく、絶対的な能力こそ落ちてはいないが、馬としての旬は若干終わったんじゃないかと思わせるレースぶり。

今までのレースを見てもハナを切るか、番手でもリラックスしてスムーズに走れるのが前提条件という感じですが、この内枠では果たしてそんな競馬ができるのか。外枠からワイドファラオがある程度は主張してきそうですし、アルクトスやパンプキンズ、イダペガサスあたりも出していくとなるとインで揉まれこむ競馬になる可能性あり。

この枠ならもう一か八かで逃げるべきと思いますが、ここ2戦のスタートだとその戦法が取れるかも微妙で、鞍上があんまり逃げ戦法を取らない戸崎騎手となるとオーソドックスに番手で溜める競馬を選びそう。今回は長期休養明けにもなりますし、ちょっとそれでは厳しいんじゃないかと見て抑えまで。

 

【△9 ワンダーリーデル】

昨年の武蔵野S勝ちや今年のフェブラリーS4着の実績を見ても、ワンターンの左回りのマイル戦ならGI級の能力を持っている馬。近走は冴えない成績が続いているが、黒船賞は適性外条件な上に不良馬場の前残り戦。プロキオンSは苦手な休み明けで、エルムSは適性外の小回りダート1700mで脚を余しての5着だった。

今回は相手がかなり強い上に後ろから行く脚質という点は気になるが、それでも叩き3戦目でワンターンの左回りのマイル戦に使えるという点はプラス。じっくり溜めてこその馬ではありますが、横山典弘騎手ですから継続騎乗でどんな乗り方をしてくるかも未知数ですし、あっと驚く競馬で上位に導いたりしてくるかもしれません。

 

【推奨買い目】

三連複 14→15,5,11→15,5,11,2,16,3,9 本線ベース

三連複 14→15,5,11,2 重ね買い

三連複 14,15→5,11,2,16,3,9 重ね買い

馬連 14→15,5,11,2 本線ベース

馬連 14→15,5,11 重ね買い

単勝 14 アルクトス 本線

三連単 14,15→14,15→5,11 ボーナス

 

【買い目及び予想のポイント】

ここは◎アルクトスが全ての好走条件が揃いそうなのですが、中央所属馬の中では7頭中で6番目の評価になりそう。こちらのイメージ通りの外枠好位からじわっと競馬をしてくれれば、まず3着には来そうな気がしますし、田辺騎手がイメージ通りに乗ってくれたら連まで、完璧に乗ってくれたら頭まであって良さそう。

ゴールドドリーム、インティなど若干怪しい人気馬もいるので紛れる可能性もありそうですし、上手く三連複で紛れてくれるのを期待しながら、馬連や単勝までセットで取れると最高だ。

KAZ:
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