京都記念2020(京都芝2200m)の考察です。
2月16日に京都競馬場で開催され発走時刻は15:35です。出走馬はカレンブーケドール、クロノジェネシス、ステイフーリッシュなど。京都競馬場の芝2200mで行われるGIIです。今回の記事では過去データやレースラップ、血統、予想オッズなどを考察いたします。
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京都記念 2020 考察
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レース傾向
冬の京都開催の後半戦に行われる名物重賞＝京都記念。ちょうど春のビッグレースに使う古馬の中距離路線の一線級の馬たちが始動戦として選ぶことが多いレースで、それらの馬が人気してあっさりと期待を裏切るというのが定番となっているレースです。
もうこのレースは本当に実績ある人気馬の成績が著しく悪いレースで、最後に１番人気馬が勝利したのは2011年のトゥザグローリーまで遡る事になります。その後はジェンティルドンナ、マカヒキ、レイデオロなどダービー馬やそれに近い成績の馬でさえも人気を裏切っており、本当に実績馬にとっては受難のレースと言えるか。
ここまで人気馬の成績が悪いのは理由がありそうで、まずは冬の仕上げにくい時期の休み明けという点。それに加えて開催後半の京都芝は時計のかかるタフ馬場になることが多く、綺麗な馬場で好走してきた馬がタフ馬場適性ある伏兵に負けるというケースが目立つ。
今年の人気馬はどちらもタフ馬場での実績があるカレンブーケドールとクロノジェネシスの牝馬２頭が。ただ、どちらも休み明けで目標は先にありますし、どこまで信頼していいかは微妙なところだ。
POINT1 → とにかく人気の実績馬の成績が悪いレース。冬場の仕上げにくい時期でなおかつタフ馬場となると、タフ馬場適性ある伏兵に負けるケースが目立つ。
レースラップ分析
非根幹距離の芝2200mになるが、中山芝2200mとはだいぶ求められる適性が異なる舞台。中山芝2200mは３コーナー部分がフォルスストレートのようになっているおかげでスパートが早くなりやすく、ロンスパ適性ある馬の台頭が目立つ舞台。一方で京都芝2200mは京都の外回りコースを使用するので中盤が極端にペースが緩みやすく、そこからの瞬発力勝負になりやすい。非根幹距離という共通点はあるが、あんまり中山芝2200mと同等に考えない方がいい舞台だろう。
少頭数で目標は先という馬が多いレースだけにペースはまず上がりにくく、ほぼ毎年のようにスローペースになっている傾向。そこからタフ馬場での瞬発力勝負になる感じで、位置取りだったりタフ馬場適性が如実に問われるレースになっています。
POINT1 → 毎年のようにスローペースからの瞬発力勝負になっている。位置取りやタフ馬場適性が如実に問われる。
血統傾向
一見するとディープインパクト産駒が好走しているように見えるが、そのほとんどが実績ある人気馬なだけに１番人気を裏切っての２、３着で好走と言えるのかは微妙なところ。京都外回りの瞬発力勝負になるのでディープインパクト産駒自体は良いとは思うが、今のタフ馬場ではそこまで絶対的な存在ではないだろう。
そのディープインパクト産駒と同じぐらいに活躍が目立つのがキングマンボ＝キングカメハメハの血統。この血統は立ち回りが上手くてタフ馬場も不問、その上である程度の瞬発力も備えていますから、ちょうど京都記念の適性とドンピシャで合うんじゃないかと思います。
POINT1 → ディープインパクト産駒の好走が目立つが、それ以上にキングマンボ＝キングカメハメハの血統の活躍が目立つレース。
考察まとめ
というわけで枠順発表前の京都記念の想定オッズはこちら。
枠順発表前の想定オッズ（当サイト予測）
| 人気 | 馬名 | オッズ |
| 1 | カレンブーケドール | 3.6 |
| 2 | クロノジェネシス | 3.8 |
| 3 | ステイフーリッシュ | 5.1 |
| 4 | クラージュゲリエ | 7.0 |
| 5 | ノーブルマーズ | 13.4 |
| 6 | ドレッドノータス | 14.0 |
| 7 | アルメリアブルーム | 18.6 |
| 8 | アメリカズカップ | 33.0 |
| 9 | プリンスオブペスカ | 54.0 |
| 10 | ガンコ | 88.0 |
４歳牝馬のカレンブーケドールとクロノジェネシスの２強オッズになりそう。３番人気も前走同距離で好走したステイフーリッシュと見ていいか。それに続くのは４歳馬のクラージュゲリエあたりになりそうだ。
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