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京浜盃2018の予想を公開!

京浜盃2018 (大井ダート1800m)の予想です。

3月28日に大井競馬場で開催され発走時刻は16:10です。出走馬はヤマノファイト、ハセノパイロ、ワグナーコーヴ、リコーパルサー、クロスケなど。大井競馬場のダート2000mで行われるSII戦です。

 

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京浜盃 2018予想

過去のレース傾向

羽田盃に向けた最重要トライアル戦。中央競馬でいえば弥生賞の扱いになるトライアル戦で実際に南関クラシックでも中心となる馬が始動戦として選ぶケースが多い。今年もヤマノファイト、ハセノパイロあたりの牡馬の中心がここを始動戦としてきましたし、羽田盃を考える上でも重要なレースになる。

過去5年のレース結果を見ていると圧倒的に外枠が有利。大井1700mはスタートから1コーナーまでの距離が短いのでテンの入りで競り合うことが結構あり、この時期の経験浅い馬たちの中距離戦ということで、テンにプレッシャーがかかるような展開では揉まれずにスムーズに外から伸びてこれるという点で外枠の方が有利ということか。ただ単純に強い馬が外枠に入っていた感じもします。

 

淡々と流れて上がりもそれなりに要求される一戦。上がり39秒台に達したのは2016年だけだが、今年は前走でハイペースでマイル戦をぶっ飛ばしたワグナーコーヴとフレアリングダイヤが内枠に。どちらも揉まれたくないはずでそれなりに飛ばして行きそうで、それなりにペースは流れそう。

 

今年の京浜盃で何よりポイントなのはニューイヤーカップがどんなレースだったのかと言う事。

12.1 – 12.7 – 13.7 – 13.2 – 13.3 – 12.0 – 12.8 – 13.0 (38.5-37.8)

浦和マイル戦で後傾ラップという点だけを見ても超のつくスローペース戦。ただでさえ内枠が有利なコースであるのに、こんな展開を早め仕掛けで13.3→12.0なんて仕掛けをヤマノファイトがしてしまえば圧勝するのは当然。

レース上がり自体が先週の桜花賞のプロミストリープの上がり時計と同じと考えれば、どんな名馬でも差せないのは当然で、もうニューイヤーカップはほとんど展開だけで上位が決まったと考えていい。

ヤマノファイトは決して能力抜けている馬ではないはずで、それなのに今回は前走の圧勝から抜けた存在という見方をされそう。このレースは結構面白いかもしれません。

 

 

京浜盃 2018の印

本命 ◎トーセンブル

本命は絶好条件で展開も向きそうなトーセンブルが面白い。

この馬は今までのキャリアを見ても中央の芝を使われたレース以外は最後に確実に差して来る馬。前走のニューイヤーカップはスローペースの行った行った展開を差してきて3着でしたし、全日本2歳優駿は小回りの川崎コースでハイペースとなると追走厳しく。ハイセイコー記念は前2頭が粘った馬場を一頭だけ外から差してきて3着。どれも向いたとはとても言えない中で最後はしっかりと差して来る優秀な内容でした。

ここ2戦で使っている上がりを見ても今回のメンバーでは抜けている印象で、特に全日本2歳優駿では序盤で後方を追走していたとはいえ上がり1位のルヴァンスレーヴと0.1秒差の上がり2位というのは特筆すべき内容。上がり3位のドンフォルティスが38.6で4位のリコーパルサーが39.4でしたから、南関所属馬の中では末脚の破壊力は抜けていると見ていい。

今回の京浜盃は過去のラップ傾向及び今年の先行馬で想定されるペースから考えるに、淀みない流れにはなるがレース上がりは38.6〜38.8ぐらいになりそう。キャラを見ても大井コースが間違いなくベスト条件と言えそうですし、血統や今までのレースぶりを見る限り距離延長で追走が楽になるのもプラス。収得賞金を考えても本番に余裕残しなんて言ってられない立場だと思いますし本気度も今回のメンバーでは上位だろう。

離されずの位置取りから直線で外に出せれば上がり38.2ぐらいを使って上位好走はアリエルと見ていますが、当初は勝負度C予定も陣営コメントを見る限り仕上がりに不安がありそう。中野ショックで赤岡への乗り替わりもマイナスなので勝負度Dぐらいに。

 

対抗 ◯ハセノパイロ

前走は超スローペースと浦和マイルの外枠に泣いたハセノパイロだが、今回必ず巻き返すと言うのは少し怪しい印象。

というのも前走のニューイヤーカップで展開が完全に向かなかったのは確かだが、この馬の評価をあげた全日本2歳優駿は逆にこの馬に展開が向きすぎた可能性があり。

今までの戦績を見ても新馬戦の1000mという距離を除けば上がりは39.1が最高で最速上がりを使ったのも1度のみ。ハイセイコー記念と全日本2歳優駿の全体時計と使った上がりを比較するとどちらもほぼ同じ。全日本2歳優駿がハイペース消耗戦になり、全馬がバテるような展開がこの馬に絶好に向いた上に最内を突く神騎乗があっての3着だった可能性が高い。

今回の羽田盃はワグナーコーヴとフレアリングダイヤのおかげで流石に前走ほどのスローになることはなさそう。ただ過去のレース傾向を見てもレース上がりが38秒台中盤ぐらいでおさまっているレースですし、もしこの馬がバテないけれども39秒ぐらいの脚しか使えないというタイプの馬だと追い比べで負ける可能性はあると思います。

恐らく「前走は浦和の外枠でノーカウントしめしめ」という感じで狙う人が多数いると思うので人気も相当被りそうですが、外枠+先行争いが激しくなる事はプラスでも絶対視はしたくありません。

 

単穴 ▲ヤマノファイト

三番手はヤマノファイトにします。

前走のニューイヤーカップは浦和マイルの内枠で超スローペースを早めスパートと全て恵まれた感じ。ただ同じ位置からスパートしたクロスケを最後は突き放しましたし走破時計も上々。恵まれたとはいえパフォーマンスは優秀でした。

前走の上がり37.8というのは恵まれたにしてもこれぐらい速い脚は出せるという証拠ですし、そこまで層が厚くないように見える今年の南関2歳クラシックなら相対的に上位か。

ただかなりのスローペースからの左回りの追い比べ戦になった全日本2歳優駿では何もできず大敗。前走のニューイヤーカップはスローとはいえ自分で動いて立ち回り勝負になったのが大きい印象で、今回も左回りで直線の長いコースとなると追い比べでどうなのかという不安は残ります。どうせ断然人気だと思いますしこれぐらいにしておきます。

 

特注 ☆クロスケ

乗り方次第ではクロスケは今回のメンバーでも勝ち負けになっていい。

今までの戦績を見ても道中ゆったりと流れたペースでは鋭い決め脚を使っている馬。唯一、道中のペースが流れたハイセイコー記念では番手から伸びあぐねており、恐らくこの馬はしっかりと脚を溜めてこそというタイプ。

前走のニューイヤーカップでは途中から動いていける小脚は見せましたが、後ろから動いた分完璧な競馬をしたヤマノファイトに突き放されたのは仕方なし。条件替わりとペース変化でいかようにも逆転できると思いますからあんまり前走着差は考えなくていい。

ハイセイコー記念のように速い流れを前目で追いかけると潰れると思うので、道中はそこまで位置を取らない競馬をして欲しい感じ。大外枠を引いたので内の馬が速ければ必然的に位置は落ちるという想定で、あとは柏木騎手が早まらないような競馬をして欲しい。もしハセノパイロとヤマノファイトがぶっ飛んでこの馬が引っかかるような馬券が当たれば跳ねるだろう。

 

△  リコーワルサー

鎌倉記念及び全日本2歳優駿の走りを見ているとリコーワルサーも能力は上位勢と差はない。全日本2歳優駿は中央馬のビッグスモーキーと差のない競馬。そのビッグスモーキーはすみれSで3着に走ったような馬ですし、そことの比較で考えても南関なら上位というのは間違いないはず。

ただこの馬もハセノパイロと同様に大井コースの中距離戦での追い比べになった時にどうなのか。スローペースだった新馬戦を除けば最速上がりは全日本2歳優駿の39.4。鎌倉記念も途中から捲り気味に進出して体力を押し出すような競馬でしたし、決め手を求められるような条件でどうなのかというのはまだわからないところ。

その点ではハセノパイロと同様の不安要素があるが、あちらが外枠で前目の位置で競馬ができるのに対して、こちらは内枠で位置も後ろからになりそう。速い上がりが使えるかわからない馬同士ならば前目にいるだろう馬を上位評価にするのは物理的に当然か。陣営コメントを見ても今回はまだ仕上がりきっていない感じもします。

 

△  ワグナーコーヴ

スピードはありそうなワグナーコーヴだが今回は展開面よりも外回りコースに替わるのがマイナスだろう。前走はかなり厳しいペースを逃げ切っていますし、最後はまだ余力もありそうでしたからそのスピードと持久力を活かせる舞台ならば上のクラスでも好走できそう。

ただ今回は外回りコースに変わってまず確実に上がりを要求されるはず。ここ2戦は上がり40秒台でまとめていますが、過去のレース傾向から言ってもレース上がりは38秒台後半が必須。つまり逃げるだろうこの馬がそれぐらいの脚でまとめなければいけないわけで、それでいて3番人気濃厚となると妙味はほとんどなさそうだ。

 

△  レベルスリー

南関初戦の荒々しい勝ち方が素質を感じさせたレベルスリーだがここ2戦を見る限りは重賞級の器ではない。浦和での2戦は大きく出遅れる内容だったが、ニューイヤーカップは出遅れながらも完璧にリカバーできておりそこまでロスの多い内容ではなかった。それでも後ろからトーセンブルに差されているあたりは能力差はありそう。

前走の雲取賞でも淀みない流れを好位追走で3着という結果でしたし、重賞の流れとなると厳しい戦いになりそうな感じはします。

 

△  クリスタルシルバー

ここ2戦の走りを見ているとクリスタルシルバーは若干厳しそうではあるが、クロスケに勝ったことがあるのも事実ですし最後に抑えておきます。

 

 

印まとめ

◎9   トーセンブル
◯12 ハセノパイロ
▲2   ヤマノファイト
☆13 クロスケ
△1   リコーワルサー
△2   ワグナーコーヴ
△8   レベルスリー
△5   クリスタルシルバー

勝負度D

 

推奨馬券

三連複 9→12,2,13→12,2,13,1,2,8,5

三連複 9,12→2,13,1,2,8

馬連 9→12,2,13,1,2,8,5

KAZ:
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