かきつばた記念2018 (名古屋ダート1400m)の予想です。
4月30日に名古屋競馬場で開催され発走時刻は16:15です。出走馬はキングズガード、サクセスエナジー、サンライズメジャー、エイシンヴァラー、トウケイタイガーなど。名古屋競馬場のダート1400mで行われるjpnIII戦です。
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かきつばた記念 2018予想
過去のレース傾向
昨年は園田所属のトウケイタイガーが逃げて圧勝したかきつばた記念。現在の競馬界はどの路線もレベルが高くなく、ダート路線も地方馬が十分に活躍できるような感じになっているが、その中でもダート1400m路線は最も地方馬が中央馬と戦いやすい路線。
地方競馬のほとんどの競馬場が1日のほとんどを1400mの競争に費やしていますし、馬も騎手も1400mに向くタイプの馬が生産されやすい。その一方で中央競馬では1400mという距離は一番軽視されている距離体系。その差からも昔からこの距離は地方馬が中央馬に最も通用する路線であった。
先日の黒船賞でも伏兵の地方馬エイシンヴァラーが勝利しましたし、今のダート短距離路線はブルドッグボスなどを含めても地方馬の方が強いと言ってもいいぐらい。今年のかきつばた記念のメンバーを見ても、東京スプリントにメンバーが集中した影響で中央馬はかなり手薄になっている印象ですし、黒船賞の再来のような結果まであって良いか。
今年の出走メンバーを見ると、人気になりそうなのはキングズガード、サクセスエナジーあたりの中央馬と、カツゲキキトキト、ブルドッグボス、エイシンヴァラーあたりの地方馬か。
中央勢、地方勢ともに推せる人気馬がほとんどいないというメンバー構成で、これは黒船賞に続く大荒れも十分にありえるかも。格を重視せずに大荒れまで考慮して狙ってみたい。
かきつばた記念 2018の印
本命 ◎トウケイタイガー
本命は昨年王者のトウケイタイガーの再びの好走に期待する。
昨年のかきつばた記念は決して楽なペースでないながら強気の逃げを打って後ろを突き放す圧勝劇。走破時計1:26:8は近年のかきつばた記念と比較しても標準レベルにありますし、昨年の勝ちっぷりは素直に評価して良さそうなもの。その後の走りを見ても先行馬総崩れとなったプロキオンSで逃げて直線半ばまでは見所十分の競馬。
どう考えても地方競馬の枠に収まる馬ではないと思われたが、昨秋は案外な競馬の連続。今考えてみればそれもそのはずで、この馬は2016年の12月から全く休む事なく走り続けてきた馬。しかも2017年の中盤以降は月1回ペースで長距離遠征をして厳しいレースを続けており、流石に秋のゴールド争覇、笠松グランプリ、兵庫ゴールドトロフィーあたりでは使い詰めで余力が全くなくて走れなくなっていた。
兵庫ゴールドトロフィーでの散々な内容を見てようやく陣営も休養を決断。およそ1年ぶりとなる4ヶ月の充電期間を与えられて前走のA1戦で復帰。このA1戦も馬柱だけ見てしまうと1:30:00で時計が遅いと片付けてしまいそうだが、ほぼ調教のようなレース内容で最後まで馬なりで走ってのこの時計。どう考えても昨年勝利したかきつばた記念が今年の最大目標の一つと考えて良さそうですし、今回は人気馬のほとんどが後方待機タイプ。エイシンヴァラーやカツゲキキトキトぐらいが人気するようなメンバーレベルであれば得意条件でこの馬が逃げの手を打てれば昨年の再現は十分にあり得ると見ます。
対抗 ◯キングズガード
対抗は能力最上位のキングズガードでいいだろう。
差し馬ながら器用さが売りの馬で、長い直線のコースよりも地方交流重賞のような舞台の方が合う馬。前走は地方馬のエイシンヴァラーに先着されるという結果だったが、最も砂の深い最内を突いての結果ですし黒船賞組ではこの馬が一番評価できるか。
ハンデ58kgは鍵ですが過去に背負ってオープンで好走実績もあり。今回もスムーズに押し上げて直線で末脚を活かせればまず上位争いにはなると思います。
単穴 ▲サクセスエナジー
三番手はサクセスエナジーを推します。
この馬は揉まれずにスッと先行できれば強い馬で、1000万勝ちの春待月賞の走破時計は前週のオープン戦よりも速い時計。それを踏まえてもオープン級の能力はあるはずで、前走のコーラルステークスが本来の能力というわけではないだろう。
その前走はドリームキラリの逃げるハイペースで位置が取れなかった上にインに押し込められて終始揉まれる競馬に。最も厳しい展開になってしまった感じであれでは走れないのも仕方がない。今回はトウケイタイガー以外はそこまで強力な先行馬がいないメンバー構成。スッと揉まれずの先行策が取れればここでもやれて良いと見ます。
特注 ☆ブルドッグボス
強行ローテのブルドッグボスだが小久保厩舎だけにそこまでの割引はしない。
前走の東京スプリントは水の浮く不良馬場でしかもパドックで下痢の症状もあった中での5着で悲観する内容ではない。一連の内容を見てもダート短距離重賞路線では明らかに上位の存在で、今回も状態面さえ万全ならばここでは威張れる存在。
流石に中10日での強行遠征でパフォーマンスを上げてくる感じはしないが、今回は東京スプリントに比べるとだいぶメンバーは楽になりそう。今回だけでなくずっと使い詰めの馬ですし小久保厩舎なら無謀な挑戦もしてこないはず。これぐらいの評価にはしておきます。
△ エイシンヴァラー
前走で驚きの重賞勝ちを見せたエイシンヴァラーだが連続好走の可能性は低い。
前走の好走要因はグレイスフルリープが大逃げを打ってハイペースになった事と道悪馬場なのに走りにくい馬場になって上がりが非常にかかった事。サウスヴィグラス産駒らしく周りがバテればバテるほどパフォーマンスをあげる馬で前走はその全てがハマった印象だ。
今回はそんな前走のような馬場にも展開にもならなそうですし、かきつばた記念は例年の上がり時計を見てもだいたい上位馬は37秒台の上がりを使ってくる。前走で38.6でようやく足りた感じのこの馬は勝負所でキレ負けする可能性が高いだろう。
△ カツゲキキトキト
地元名古屋のカツゲキキトキトは今回も人気に推されそうだが普通に危険だろう。
この馬は中央馬と互角に戦えているがそれはスタミナを活かせているから。地元の名古屋場所では1400mでも能力の違いで勝利はしているが、前走の東海桜花賞の時計を見ても1:28:6。昨年のトウケイタイガーの争覇時計1:26:7と比較しても明らかに遅いと言って良さそうで、ポルタディソーニ程度を突き離せなかったとなるとこの距離では重賞では厳しい。
昨秋のゴールド争覇では1:27:1という時計でトウケイタイガーを倒しているが、あの時は相当馬場が速かった上に前述の通りでトウケイタイガーが連戦で完全に疲弊していた。今回は良馬場で1分26秒台後半〜27秒台前半の時計が要求されそうですし、前半のスピードについていけずに位置を落とす可能性が高い。どうせ人気するので今回はあんまり買うべきではないと思います。
△ コパノチャーリー
枠順は最悪だが上手く揉まれない競馬ができればコパノチャーリーも十分にやれて良さそう。前走は前残りのレースだったとはいえ2番手から最後まで粘る好内容。明らかに復調気配見られており、今回のこの相手ならば前走のオープン戦よりもレベルは落ちる。とにかく揉まれずに競馬をする事が大前提なので、なんとかトウケイタイガーに行かせて外目の2番手のポジションを取りたい。
△ サンライズメジャー
9歳馬で初ダートという事で常識的には厳しそうなサンライズメジャーだが案外このメンバーなら走れてもおかしくないか。ダート適性に関してはやってみなければわからないが、昨秋までは芝のトップクラスで活躍していた馬。阪神カップはハイレベルで時計が速すぎて仕方がない負けでしたし、前走のダービー卿チャレンジトロフィーも休み明けの上に直線でどん詰まりで最後は追えておらず度外視できる内容。
正直、ダートの一線級が揃ったとは言いづらい今回のかきつばた記念。マイルよりは1400mの方が適性も高いでしょうし、昨年のJBCレディスクラシックのラインハートのような事があってもおかしくはないか。全く人気なさそうなので最後に抑えておく。
印まとめ
◎6 トウケイタイガー
◯3 キングズガード
▲7 サクセスエナジー
☆2 ブルドッグボス
△5 エイシンヴァラー
△8 カツゲキキトキト
△1 コパノチャーリー
△11 サンライズメジャー
勝負度D
推奨馬券
三連複 6→3,7,2→3,7,2,5,8,1,11 本線ベース
三連複 6→3,7,2 重ね買い
三連複 6,3→7,2 重ね買い
馬連 6→3,7,2 本線
馬単 6→3,7,2 本線
三連単 6→7→←3,2 ボーナス
※若干キングズガードが被った人気にはなるだろうが、それ以下はブルドッグボス、サクセスエナジー、カツゲキキトキト、エイシンヴァラーあたりが大混戦のオッズになりそう。おそらくトウケイタイガーはその混戦オッズの中の4〜6番人気ぐらいで買えるはずで、昨年王者がこのオッズで買えるなら狙い目だろう。
昨今の地方重賞はとにかく荒れるのであまり絞らずに広めに流したい。その上でまともならキングズガードが馬券内には来ると思うので、その2頭軸を厚めに馬券を買ってみたい。