阪神ジュベナイルフィリーズ2023(阪神芝1600m)の予想です。
12月10日に阪神競馬場で開催され発走時刻は15:40です。出走馬はボンドガール、サフィラ、コラソンビート、アスコリピチェーノなど。阪神競馬場の芝1600mで行われるGIです。
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阪神ジュベナイルフィリーズ 2023 予想
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阪神ジュベナイルフィリーズのレース概要
阪神芝1600mで開催される牝馬限定の2歳GIレース。牝馬のクラシック路線は阪神ジュベナイルフィリーズ→チューリップ賞→桜花賞と春までは阪神芝1600mを中心に行われますし、直線が長くて急坂もある舞台なので紛れがなく力がしっかりと問われる舞台です。
以前は枠順や展開不問で能力上位の馬が外から突っ込んでくるようなポテンシャル重視のレースでしたが、最近は阪神の馬場傾向が変わってきていることもあってトラックバイアスが重要になってきた面も。2021年は完全な外伸び馬場になって外枠の差し馬が上位独占となりましたし、2022年はイン伸び馬場で内枠のシンリョクカが穴を開けました。今年も馬の絶対能力は尊重しつつ、トラックバイアスをしっかり見極めて予想したいです。
2016年、2017年、2018年は順当で堅い決着に。阪神芝1600mは地力がはっきり問われる舞台ですが、そんな舞台で行われるレースにしては二桁人気の馬も馬券に絡んでいる感じ。昨年は二桁人気の馬が2、3着に走りましたし、波乱の可能性も十分にあるレースでしょう。
データ的な見地からの考察
まだキャリア数戦の経験の浅い馬同士のレースということで阪神ジュベナイルフィリーズは完成度が重要。その完成度を見極める上で重要なポイントが馬体重で、こうして見ても過去10年で勝利した馬のうち実に9頭が460キロ以上の馬体重でした。やはりあまりにも馬体重が軽い馬はまだ成長途上ということが多そうです。
完成度や経験値は重要ですが、一方であまりにもキャリアを重ねすぎている馬は素質面で不安があるレース。こうしてみてもキャリア2戦or3戦の馬の成績が圧倒的で、一方でこのレースまでにキャリア4戦以上を経験している馬は絶望的な成績になっています。
まだ若い牝馬同士のレースということで、前走から間隔の短い馬はなかなか走りきれない傾向。中4週以上の間隔を挟んでいることが理想的で、中1週や中2週の馬の成績はイマイチになっています。
阪神芝1600mは直線が長くて急坂もある本格派コース。短距離馬がスピードだけで押し切れるような舞台ではありませんし、やはり前走でマイル以上の距離を使ってきている馬の成績が優秀。延長ローテの馬はそこまで期待できません。
前走レースの中でもアルテミスステークスを使ってきた馬の成績が非常に優秀。大体このレースで勝ち負けしている馬は阪神ジュベナイルフィリーズでもしっかり走ってきます。
ラップ的な見地からの考察
本質的にはマイルの距離が長い短距離馬もこの時期は目標にするレースがないので阪神ジュベナイルフィリーズに大挙して出走してきます。そのために前半がかなり速くなるのがこのレースの特徴で、過去5年で前半3ハロンが35秒以上かかった年はなし。昨年は前半3F=33.7も流れましたし、基本的にはハイペースになるレースと考えていいはずです。
血統的な見地からの考察
昨年はキングカメハメハ系とディープインパクト系を父と母父に持っている馬で上位独占。シンリョクカとドゥアイズはどちらの血も持っていましたし、それだけ王道クラシック血統が有利なレースと言えるでしょう。
2歳戦で完成度の高さも問われるので、ダイワメジャー産駒やヴァイスリージェントの血を持っている馬も有力です。
レベルや馬場、展開などを踏まえて今年はどんなレースになりそうか?
阪神競馬場は今週で開幕2週目。開幕週だった先週は露骨なイン有利馬場で、もう外を通った馬は壊滅的な成績になっていました。今週末も雨の影響はなさそうですし、あれだけの露骨なイン有利馬場がいきなり差し有利馬場になることも考えづらい感じ。インをロスなく立ち回れる馬が有利になるんじゃないでしょうか。
先週の開幕週の阪神芝レースで12頭立て以上のレースの枠順成績を調べてみましたが、やはり内枠の方が顕著に成績が良さそうな感じ。7枠の勝利に関しても、超ハイペースの展開で岩田康誠騎手が最内を突く神騎乗を見せたコレペティロールのものですし、頭数が多くなると外を回す競馬は不利と考えていいでしょう。
昔から阪神ジュベナイルフィリーズは枠順不問と言われたのは、のちのクラシックを好走するような素質馬が出走してくると能力の違いだけで走ってしまうのが大きな理由。ただ、今年に関して言えば世代最上位級のチェルヴィニア、ボンドガールが不在で、来年のクラシックで上位に走れそうな馬がいない感じがしますし、メンバーレベルが低い分で枠順や展開の影響をかなり受けそう。外有利馬場で人気馬が外を回してダメな場合は大波乱までありそうな感じがします。
考察まとめ
【レース質】地力が問われる舞台で強い馬が走りやすい。<□■□■>
【波乱度】地力が問われる舞台にしては波乱も起きている。
【ラップ特徴】前半から速いペースで流れやすい。
【血統特徴】王道クラシック血統が優勢。
【狙えるタイプ】馬格がある馬(460キロ以上)。
【狙えるタイプ】キャリア2戦〜3戦の馬。
【狙えるタイプ】中4週以上のローテの馬。
【狙えるタイプ】同距離or距離短縮ローテの馬。
【狙えるタイプ】前走アルテミスS上位好走馬。
阪神ジュベナイルフィリーズ 2023の印
◎クイックバイオ
前走はスタートで躓くロス。最後は後方からこの馬なりに差し込んでいたが脚を余した感じあり。フィリーズレビューのレースレベル自体に疑問はありますが、この馬に関しては全く力を発揮できていないでしょう。
父ブリックスアンドモルタルはゴンバデカーブースなどの走りを見ても母の特徴を引き出す種牡馬な感じがしますし、この馬の母は持続力を活かす競馬で早めから活躍して阪神JFでも2着に好走した馬。おそらくこの馬も一瞬のキレはないがバテずにじわっと伸び続けられる早熟タイプの馬でしょう。
総合力と決め手が問われる阪神マイル戦になるとどうかと思いましたが、今のイン有利馬場でここまで低調なメンバーレベルなら外から化け物級の馬がズバッと差し込んでくるようなレースにはならなそう。鞍上もヨーロッパの競馬で好位でガシッと溜めて末脚を活かす競馬は得意としているでしょうし、ここは絶好枠からロスなく立ち回れてスピードと持続力を活かせば大穴を開けていいはずです。
【対抗 ◯3 キャットファイト】
前走のアスター賞は高速馬場とはいえレコードの1:33:3の時計で加速ラップで圧勝ですから普通に強い競馬。父がディスクリートキャットで母が完全なダート血統なので、末脚や総合力が存分に問われる阪神JFになるとどうかと見ていましたが、今年の馬場とメンバーレベルならスピードだけでもなんとかなりそう。今の馬場を考えれば最高の内枠も引けましたし、人気になると思いますが好位からロスなく競馬ができればここは勝ち負け。
【単穴 ▲7 アスコリピチェーノ】
デビューから2連勝で重賞制覇。馬体重も前走距離もローテ間隔もデータ的に完璧で、今回のメンバーの中でデータを重視する方ならこれが本命でいいだろう。ただ、前走の2-3着馬が次走でかなり負けましたし、ショウナンマヌエラを交わすまでに割と手こずっていたのを見てもあんまり大物感は感じないレースぶり。今回は初の右回りで多頭数でハイペース濃厚の展開。全て克服して人気に応えられるかは半信半疑。
【特注 ☆6 ステレンボッシュ】
サフラン賞ではスプリングノヴァに負けていたり、前走の赤松賞にしてもメンバーレベルは微妙。ただ、国枝厩舎の馬らしく使うごとにパフォーマンスを上げてきており、アパパネやアカイトリノムスメも一戦ごとの上昇でクラシック級になった。前走の時計自体はアルテミスSとあまり変わらないですし、今回は内枠+ルメール騎乗ならそれなりに評価はしたい。
【△1 コスモディナー】
デビュー戦からまずまず評価していた馬だが、おそらく渋馬場巧者で今回の条件は向かない。今の馬場を考えると絶好枠が引けたが、輸送前時点で前走比18キロ減というのも気になるところ。抑えまで。
【△5 スプリングノヴァ】
デビューから2連勝だが馬格が小さくてスケール感には欠ける馬。ただ、そんな馬にとって今の馬場は良さそうですし、前走で倒したステレンボッシュが人気になるレベルのレースならやれそう。内枠+和田騎手なら怖さアリと見ておさえます。
【△10 コラソンビート】
京成杯2歳ステークスのレース内容自体はケチをつけるところがないが、データ面のマイナス部分でことごとく引っかかる点が気がかり。「前走馬体重442キロ」「キャリア4戦」「距離延長ローテ」はこのレースでダメなデータですし、まだ重賞でほとんど実績のない厩舎の関西初輸送競馬。おそらく1番人気になりそうな事を考えても評価しすぎないようにしたい。
【△11 スウィープフィート】
距離延長でここ2戦がなかなかの内容。前走はスローで全く展開が向かない中で上がり33.1で差し込んできましたし、最も強い競馬をしていたのはこの馬か。今年のメンバーレベルならこの馬でもやれちゃいそうだが、外を回す競馬しか経験したことない馬が今の馬場のフルゲート戦で差す競馬となるとどこまでやれるか。
【△14 サフィラ】
今回のメンバーに入れば血統的なポテンシャルや前走レベルから考えて素質最上位はこの馬か。ただ、今のイン伸び馬場でこの外枠はいかにも嫌な感じ。しかも鞍上の松山騎手がまた嫌な感じで、この騎手はGIレースで我慢できずに途中で動いてしまうので速い上がりを引き出せないのが特徴。
こうして見ても芝のGIレースで最速上がりを出したのは2020年末の有馬記念のサラキアまでさかのぼりますし、上がり2位や3位すらほとんど出せていない点を見ても本当に末脚を引き出す騎乗が苦手。今回はイン伸び馬場で枠なりに外を早めに動いて脚をなくす可能性が高いと見ます。それで外からぶち抜けるほどポテンシャルが高い馬には見えません。
【消13 カルチャーデイ】
ファンタジーSは鬼門の距離延長ローテを克服して良く勝利したが、低調なメンバーレベルで完璧に立ち回れた感じも。さすがに今回はマイルへの距離延長で外回りコースで外枠では無理だろう。
【消16 ルシフェル】
1800mでもテンに行けない馬で、ほぼ間違いなくマイルは距離不足。前走はかなり低調なメンバー相手に相対的に勝っただけですし、今回はマイルへの距離短縮でフルゲート戦の大外枠。テンに置かれて何もできずに終わるだろう。
印まとめ
◎クイックバイオ
◯キャットファイト
▲アスコリピチェーノ
☆ステレンボッシュ
△1,5,10,11,14
勝負度 D
買い目
阪神ジュベナイルフィリーズの買い目はメルマガ限定での公開となっておりますので、そちらもご覧になりたい方はぜひともメルマガを購読してみてください。
さて、今週末は日本でも阪神ジュベナイルフィリーズがありますが、香港のシャティン競馬場で香港国際競争があります!!当ブログ、メルマガでも香港国際競争の4レースを全て予想配信する予定です。
【12/9(土)】中日新聞杯の予想 → 本命馬のみブログで公開、予想全文はメルマガ限定公開
【12/10(日)】カペラSの予想 → 本命馬のみブログで公開、予想全文はメルマガ限定公開
【12/10(日)】阪神JFの予想 → 予想全文をブログで公開、買い目はメルマガ限定公開
【12/10(日)】香港ヴァーズの予想 → 予想全文はメルマガ限定公開
【12/10(日)】香港スプリントの予想 → 予想全文はメルマガ限定公開
【12/10(日)】香港マイルの予想 → 予想全文はメルマガ限定公開
【12/10(日)】香港カップの予想 → 本命馬のみブログで公開、予想全文はメルマガ限定公開
ご覧のような形で予想を配信する予定としております。
香港国際競争の予想は香港カップをブログにて本命馬のみ配信しますが、それ以外の予想はメルマガ限定配信となりますので、ご興味ある方はぜひこの機会にメルマガを読んでみてください!!
というわけで、今週もブログ、メルマガともどもよろしくお願いいたします(^^)
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【金曜日】重賞プレ予想
金曜日は重賞のプレ予想を配信いたします。ここで「競馬開催日の競馬ノート」の週末のパスワードを配布いたします。ここから週末のレース予想が始まっていきます!
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