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函館スプリントステークス2020の予想を公開!

函館スプリントステークス2020(函館芝1200m)の予想です。

6月21日に函館競馬場で開催され発走時刻は15:25です。出走馬はダイアトニック、フィアーノロマーノ、ライトオンキュー、エイティーンガールなど。函館競馬場の芝1200mで行われるGIIIです。

 

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◎Vマイル13点400円5200円

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函館スプリントステークス 2020予想

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函館スプリントステークスの週中分析記事はこちらから

 

予想の根拠

近年の函館スプリントステークスは外的要因がレース結果に大きく影響している印象。昨年は禁止薬物の件で6頭が除外になってしまい、先行馬が不在になったことで楽逃げ叶ったカイザーメランジェがそのまま押し切り勝ち。2017年は異常な超高速馬場の影響で先行争いが激しくなり、結果的に前が潰れての差し決着に。このような感じであんまり能力差がはっきり出るレースではなく、その年の特殊な傾向が結果に反映されやすいレースだ。

今年に関していえばポイントは「絶対的にイン先行有利な馬場状態」と言えるか。今年の函館開催は開幕週から明らかにイン先行有利な馬場状態になっており、先週を見ても外から差してこれたのはハイペースだったUHB賞のインスピレーションぐらいのもの。それ以外の好走馬は全て先行した馬かインを立ち回った馬ですし、今年の函館スプリントステークスはその馬場傾向の影響を如実に受けそうだ。

週初めの登録馬を見た時からスプリント重賞にしては先行馬が少ないメンバー構成と感じており、これでメイショウショウブが内枠を引けば大勝負する予定だったが無念の大外枠。その他、穴候補だった先行タイプ(ダイメイフジ、リュウノユキナなど)が揃いも揃って外枠を引いた感じで、これらの馬が外枠から主張してくるとなると想定していたよりは速いペースになる可能性も。基本的にはイン先行有利という前提は変えずに、ペースに関してはある程度幅を持たせて予想を組み立てました。

というわけで予想の発表。

 


 

 

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函館スプリントステークス 2020の印

本命 ◎ダイアトニック

今の馬場を考えれば枠順、先行力などを考えてもこの馬は信頼できそう。

もともとそこまでテンのスピードに速いイメージはなかったが、さすが短距離厩舎だけあってここ2戦はスプリント仕様に馬を仕上げてスタートから何から馬が変わってきた。今回のメンバーでこの枠ならスリーケープマンボが逃げる展開のラチ沿いの2番手が取れるはずで、先週からの函館芝1200mのレースを見てもその位置さえ取れてしまえば今の函館では圧倒的に有利。能力もベタに最上位だと思いますし、テン乗りの鞍上がスタートさえミスしなければ有力か。極端な出遅れさえしなければこの馬より内の馬が全てテンに遅いのでなんとかなると見ます。

この厩舎はスプリンター育成に定評があるイメージ通りでここ2年の函館芝1200mの複勝率は驚異の7割超え。能力、展開、枠順、厩舎力などがここまで後押しするならば好走必至と見ていいと思います。

 

【対抗 ◯10 ジョーマンデリン】

過去のレースぶりを見ても函館コースだけは行きっぷりから何から別馬。よほど滞在競馬に合いそうな感じで前走時計や内容はもうここで通用していいもの。連闘になりますが、清水厩舎の函館芝1200mの凄まじい成績を見ても最初から連闘を計算してのローテだった感じも。スッと好位が取れればここは好走できると思います。

ただ、この異常なほどの玄人オッズでは本命にする妙味はなさそう。これならばより内枠で位置が取れる可能性が高そうなダイアトニックの方が相対的に妙味は上でしょう。

 

【単穴 ▲15 メイショウショウブ】

ダイワメジャー産駒らしい先行力と渋とさを短距離戦で活かせれば強い馬。近3走はダート、外差し馬場、マイル戦と度外視できる内容ですし、阪急杯はかなり厳しいペースを先行して3着なら強い競馬。今回は内枠さえ引ければ本命で勝負する予定でも初のスプリント戦でこの大外枠はちょっと酷い仕打ち。

 

【△12 グランドボヌール】

以前は左回りしか走らなかったが、前走のオーシャンステークスでは右回りでも格好をつけた。今回は先行馬が少ないメンバー構成で、この馬でも主張すれば位置が取れそうな感じ。城戸騎手は積極的に乗ることが多いですし、どうせ人気はないでしょうが一発あっても驚けない。

 

【△1 スリーケープマンボ】

絶好枠を引くことができてこの馬のテンの速さなら逃げられそうな感じ。近走も馬場に泣いているレースが多いのでインしか伸びない馬場で楽に逃げられれば、、、と思うが、流石に足りない感じもする。それでも今の馬場で楽な単騎逃げが叶えば見せ場は作るんじゃないだろうか。事故要員で印を打っておく。

 

【消2 マリアズハート】

前走はスタートで出遅れたが顕著な外差し馬場が味方しての2着。どうもテンに速くないので小回りのスプリント戦では後手を踏みそうで、一見すると絶好のこの内枠もこの馬は活かせない可能性が高そう。

 

【消3 エイティーンガール】

地力はつけてきているが近走は前半でフワッと溜めて乗ることで末脚を生かしている感じ。今のイン先行有利馬場の函館では差し損ねるはずで、今回でいきなり前付けというのができるかどうか。一か八かでイン突きを狙いそうな坂井騎手というのは良さそうだが。

 

【消4 スイープセレリタス】

スイープトウショウの子供はやたらと短距離に適性が出る馬が多いが、それでもスプリント戦は忙しい印象。この馬もぬるま湯調教の藤沢厩舎でテンに急がせることに慣れていませんし、初のスプリント戦ではスピード負けする可能性が高い。

 

【消7 ライトオンキュー】

血統や戦績を見ても時計のかかるタフ馬場でこそのスプリンター。ここ3戦は全て馬群の外を回しての差し込みですし、そういう競馬が今の函館に合うとは思えない。長期休養明けの馬の成績も良くないので今回は印は打たなかった。

 

【消8 シヴァージ】

血統や戦績を見ても時計のかかるタフ馬場でこそのスプリンター。今回は前の止まらない絶好の馬場コンディションの函館コースで、この馬はこういう芝を走るのは初めて。まず後ろからで届かずに終わるだろう。

 

【消9 フィアーノロマーノ】

血統的にスプリント戦は合いそうだが、近走は全てスタートで後手を踏んでおりテンのスピードも速くない。1400mで置かれ気味になって差し競馬になっていることを考えても、1200mではかなり位置を落としてしまうんじゃないだろうか。

 

【推奨買い目】

ワイド 6→10,15,12,1

馬単マルチ 6→10,15,12,1

三連複 6→10,15,12,1

 

【買い目及び予想のポイント】

ここは当初はメイショウショウブ本命で勝負する予定も大外枠。次点でジョーマンデリンを買う予定も異常な玄人人気で連闘策のリスクなどがカバーできなさそう。そうなればもうベタに絶好枠が引けた◎ダイアトニックから買うのがいいんじゃないでしょうか。もう買いたい馬は今の馬場に合いそうな前に行ける馬だけに絞って、ワイドでしっかりと守りを堅めつつもし馬単マルチか三連複のどちらかが当たったらドカンという買い方で買ってみたい。なぜ馬連じゃなくて馬単マルチにしたかといえば、函館スプリントステークスは強い馬が順当に勝つレースではないから。あのロードカナロアもどん詰まりでしたし、ダイアトニックも詰まり気味で脚を余して2着に負けてくれたりしないかなと・・・

今開催は函館芝1200mの予想は絶好調なので気合を入れて臨んだレースではありましたがちょっと妙味が薄そう。ここを買うなら他の平場の函館を買いたい感じがします。というわけで勝負度は低め。

KAZ: