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函館2歳ステークス2023の予想を公開!

函館2歳ステークス2023(函館芝1200m)の予想です。

7月15日に函館競馬場で開催され発走時刻は15:25です。出走馬はバスターコール、スカイキャンバス、ナナオ、ロータスワンドなど。函館競馬場の芝1200mで行われるGIIIです。

 

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函館2歳ステークス 2023 予想

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函館2歳ステークスのレース概要

函館芝1200mで行われる2歳世代最初の重賞レース。ほぼ全ての馬がキャリア1戦でほとんどヒントがない状態で行われるレースだが、わりと傾向ははっきり出ているので買える馬、買えない馬を傾向からしっかりと導き出すのが重要。

近年の好走馬を見ても、その後に重賞レースを勝利したのはビアンフェとタイセイビジョンのみ。それ以外の馬は重賞どころかもう1勝するのも怪しいぐらいな感じですし、このレースは馬の素質や期待値よりも現時点での完成度や経験が重要になるレースと言えます。

 

では、どんなレース経験が重要になるかですが、これは函館2歳ステークスだけでなく早い時期の全ての2歳重賞に言えることですが、、、

少ないキャリアの中で控えて差す競馬を経験しているかどうか

これが本当に非常に重要!!!

 

新馬戦というのは大体がスローペースになりますし、素質上位の馬はスピードも抜けているのでスッとハナに立ってそのまま逃げ切ってしまうケースが多い。ただ、初戦でそういう競馬をしてしまうと、2戦目で一気にメンバーレベルが上がった時に一度も控えて差す競馬を経験していないために脆さが出る。あっさりと逃げ切れるぐらいのスピードがあっても、2番手でいいので控えて差す競馬を経験しているかは非常に重要です。

それ以外にもデータがはっきり出ているレースなので次項でしっかりと見ていきましょう。

 

データ的な見地からの考察


※近10年の函館2歳ステークスの前走脚質別成績

前項でも書いた通りで早い時期の2歳重賞は「溜めて差す競馬」を経験しているかが重要。函館2歳ステークスの前走脚質別のデータを見ても、逃げていた馬よりも番手ポジションで溜める競馬を経験していた馬の方が成績優秀となっています。

 


※近10年の函館2歳ステークスの前走距離別成績

非常に経験値が重要なレースなので、前走で1200mの距離を経験している馬の成績は当然優秀。前走1000m組は多数出走してきますがほとんど走れていませんし、基本は軽視でいいでしょう。回収率が良くなってしまっているのは3年前のリンゴアメの一撃があるためです。

 


※近10年の函館2歳ステークスの前走会場別成績

前走会場別のデータを見ると、一度洋芝を経験している前走函館組の成績が優秀。どんなに強いレースをしていても前走函館コース以外の馬は人気を裏切ることがよくあります。

 


※近10年の函館2歳ステークスの間隔別成績

前走間隔を見ても傾向は出ており、やはり連闘で挑んでくる馬の成績は微妙。連闘以外なら間隔は特に問わないレースとも言えます。

 

ラップ的な見地からの考察

新馬戦は全馬がレース未経験のためにペースが速くなることはほぼないですが、そんな新馬戦でスピードを活かして勝利した馬が今回はズラリと揃うわけで当然ペースが速くなります。過去5年を見てもほぼ間違いなくハイペースで推移していますし、ただ逃げてスピードを活かして勝ち上がってきた馬では最後に苦しくなります。こういう点からも「溜めて差す競馬」を経験している馬が有利と言えます。

 

血統的な見地からの考察

過去5年の血統傾向を見るとプリンスリーギフト系の成績が優秀。昨年も父プリンスリーギフト系のブトンドール、母父プリンスリーギフト系のクリダームのワンツー決着になりました。

それ以外ではマツリダゴッホやジョーカプチーノ、キンシャサノキセキなどの短距離試行の強いサンデーサイレンス系がよく走っています。

 

レベルや馬場、展開などを踏まえて今年はどんなレースになりそうか?

今週は最終週ですがBコース2週目。土曜の函館競馬場は凄まじい量の雨が降りそうで、この天気予報通りならメインレースの頃は不良馬場でしょう。

良馬場での開催時以上に前走でスピードを押し出して勝ち上がってきた馬は不利になりそうで、例年以上に「溜めて差す」競馬を経験した馬で、なおかつ「外目の枠」の馬が有利になりそうです。

 

考察まとめ

【レース質】スピード一辺倒では対応できないレース。<■□□■>

【波乱度】十分に波乱もあり得るレース。

【ラップ特徴】ハイペースが確定的。

【血統特徴】プリンスリーギフト系や短距離施行の強いSS系。

【狙えるタイプ】前走で溜めて差す競馬を経験している馬。

【狙えるタイプ】外目の枠の馬(内枠はマイナス)。

【狙えるタイプ】前走1200m組(1000m組はマイナス)。

【狙えるタイプ】前走函館組。

 



 

函館2歳ステークス 2023の印

【本命 ◎9 ナナオ】

初戦は強烈な風の影響もあって差し込めなかったが、2戦目であっさりと抜け出して楽勝。馬場を考えれば時計も優秀で、2着以下に着けた差を見ても評価できる。

デビューから2戦ともに溜めて差す競馬をしている点は良いですし、前走で馬場レベルEのタフな馬場を経験している点も良い。展開や馬場を考えても外枠から中団くらいを走れそうなのも良いと思いますし、ここは他の人気馬に比べて明らかに期待値が高そうだ。

 

【対抗 ◯13 ベルパッション】

初戦は明らかに2着馬が押し切る展開を素晴らしい末脚で差し切り勝ち。時計に関しては凄まじい強風なのでそこまで気にしなくても良さそうですし、最後の脚色を見ても能力は相当に高そう。

函館コースの芝1200mで控えて差す競馬で勝利と、函館2歳Sを好走するための条件はしっかり備えていますし、外枠から差しに構えられそうなのもプラス。ハマれば一気に外から突き抜けて良さそうだ。

 

【単穴 ▲12 レガテアドール】

前走は函館コースの芝1200mで控えて差す競馬で勝利。函館2歳Sを好走するための条件はしっかり備えている。その前走は走破時計自体は優秀なのだが、終始インを通って直線でも最内がぽっかり空いて恵まれた感じはあった。今回は前走ほど上手くは行かないとしてどこまでやれるだろうか。

 

【△7 クールベイビー】

初戦は函館コースの芝1200mで控えて差す競馬で勝利。函館2歳Sを好走するための条件はしっかり備えている。その初戦はスローを内枠で完璧に立ち回れたが、2着馬メイショウマサヒメが次走で強い競馬を見せているので、それなりに評価してもいいか。

 

【△8 カレンナオトメ】

初戦はスタートで行き足つかず後方から。4コーナーではかなり外を回されましたし、それで3着に突っ込んでこれていれば負けて強し。函館2歳Sは前走函館組が有利なレースですが、初戦でタフ馬場の福島を経験しているのはマイナスではないはず。前崩れの外差しレースになれば穴を開けてもいい。

 

【△10 アガシ】

前走は函館コースの芝1200mで控えて差す競馬で勝利。函館2歳Sを好走するための条件はしっかり備えている。ただその前走はスタートで行き足つかず途中で捲る競馬になっており、今回のメンバー相手だとかなり位置を落としそう。外差しレースになれば突っ込んできそうだが。

 

【△11 コルルディ】

初戦は強烈な風が吹くコンディションの中でハイペースを逃げ切り勝ち。強い内容だったと思うが、函館2歳Sは前走で逃げた馬の成績がイマイチなのでその点がどうか。外枠が引けましたし、初戦で倒したナナオが次走で圧勝している点からも他の逃げた馬よりは評価できる。

 

【△15 ゼルトザーム】

前走ダート組、1000m組は函館2歳Sでは微妙な成績。ただ、この馬に関してはダート1000mを溜めて差して勝った点は評価できそうで、初戦内容からしてダート短距離ならオープン級だろう。ちょうど昨年のような時計のかかって外差しが効く馬場になりそうですし、昨年のオマツリオトコのような好走があっていいかも。

 

【推奨買い目】

馬連 9,13→9,13,12,7,8,10,11,15 (馬連BOX9,13,12は重ね買い)

三連複2頭軸流し 9,13→12,7,8,10,11,15

単勝 9 ナナオ

単勝 13 ベルパッション

 

【買い目及び予想のポイント】

ここはデータ的に合致していて馬場や展開も向きそうな◎ナナオと◯ベルパッションのダブル本命に。もう内枠の人気馬が力で来ちゃったら仕方ないと諦めて、この2頭の単勝と馬連フォーメーション、三連複2頭軸流しを買いたい。ただ、ちょっとベルパッションは玄人人気がすぎる・・・

 

KAZ: