福島記念2024(福島芝2000m)のレース予想です。
11月10日に福島競馬場で開催され発走時刻は15:20です。出走馬はフライライクバード、シリウスコルト、ドクタードリトル、ギャラクシーナイトなど。福島競馬場の芝2000mで行われるGIIIです。
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福島記念 2024 予想
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福島記念はどのようなレースか解説します
概要・データ
秋の福島芝で行われるハンデ重賞。時計のかかるタフな福島芝で行われるレースということでスタミナがはっきり問われるのが特徴で、過去5年のレース結果を見ても差し追い込み勢が優勢な結果。ただ、小回りコースではあるので、パンサラッサやユニコーンライオンなど強い先行馬なら地力でそのまま押し切ることもあるので注意。
ハンデ戦ではあるが極端に軽い馬の成績は微妙。スタミナが問われるレースなので短縮ローテの馬の成績が良く、テンに置かれたとしても短縮ローテの恩恵が受けられるレースだと思います。
レースラップ
小回りコースの福島競馬場だけに前半〜中盤ラップが緩まないのが特徴。過去5年のラップ平均を見ても2秒近い前傾ラップになっていますし、最後は上がりが掛かってスタミナタイプの差し馬が台頭するレースです。
血統傾向
小回りコースの適性高いキングマンボ系、タフ馬場で小足が使えるステイゴールド系の好走が目立つレース。それ以外だとサドラーズウェルズ系やトニービン系などの欧州スタミナ血統を持つ馬の好走率が高いです。
今年の福島記念を予想する上で重要なファクターを解説します
馬場・トラックバイアス
先週は福島競馬場は開幕週だったが大雨の影響を受けた。土曜日のレースを見ても良馬場でも時計がかかっていましたし、かなりタフな馬場になっています。やや外有利のフラット馬場な感じですが、日曜日もそこまで顕著な外伸び馬場にはならなそう。
展開想定
ベラジオソノダラブ、ウインシュクランあたりが逃げ候補。レース傾向からしてもペースは流れるんじゃないだろうか。
ノーザン・ルメール・川田の取捨
ルメール騎手も川田騎手も不在。ノーザンファーム生産馬もスタミナ差しレースであまり得意にはしていません。
[結論] どのような馬を狙えばいいか
想定するレース質
タフ馬場の小回り芝2000mでスタミナ差しレースになりやすい
狙える馬のタイプ
スタミナタイプの差し馬
嫌える馬のタイプ
スピードタイプの馬 or 先行して激流に巻き込まれそうな馬
福島記念 2024の印
【本命 ◎11 ダンディズム】
テンに遅いがスタミナを活かせれば強い馬。とにかくスタートが遅くて展開待ちのレースが続いていたが、今年の七夕賞は二の足で位置を取りに行くと、ハイペースを好位で粘り込んで最も強い競馬を見せての4着。あのレースだけ走れば今回のメンバーでは最上位でしょう。前走は高速馬場のスロー戦で展開向かなかっただけで度外視可能。
前走を見ても休み明けであれだけ走れれば衰えはなさそうですし、今回は叩き2戦目でタフ馬場の福島芝2000mというベスト条件。鞍上も七夕賞の時と同じ騎手なら二の足で位置を取りに行きそうですし、ある程度の位置からスタミナを活かす競馬ができればここは有力。
【対抗 ◯9 ギャラクシーナイト】
使う条件を間違えてきたのと、障害を使ってきたタイミングで馬が本格化してきた感じ。ここ2戦は芝の2000m前後の距離で位置を取って強い競馬ができていますし、2走前のレース内容からもいかにも福島コースは合いそう。
父がレース相性良いキングマンボ系のドゥラメンテ産駒で母父ロベルトならこのレースを走るために生まれてきたような感じ。枠もちょうどよさそうで、菊沢騎手も信頼できそうなので相手筆頭評価。
【△2 エンパイアウエスト】
パールSはスローペースに恵まれたが、シランケドを倒した野島崎Sの内容からもここでは足りてよさそう。函館記念を見る感じでは本質的に小回りコースの速い流れが得意かは微妙なところですが、かなり低調なメンバーレベルなので足りてもいいはず。
【△3 ドクタードリトル】
関ケ原Sを勝った時点では半信半疑だったが、前走の日経新春杯がいきなりの重賞挑戦で見せ場十分の内容。今回も能力値自体は上位だと思うが、ずっとワンターンや広いコースばかり使われてきた馬で小回りコースは久々。跳びが大きく溜めて決め手を活かしてこその直線が長い舞台向きの馬に見えますし、戦績から見てもタフ馬場はさっぱりダメ。今の時計のかかる福島芝もあんまり合わないんじゃないだろうか。
おそらく日曜は内枠より外の方が伸びる馬場になりそうですし、トラックバイアスに泣かされる可能性もあるか。
【△4 フライライクバード】
もともと乗り難しいところがある上に友道厩舎育成なのでコーナーが下手で直線でしか伸びない。前走はベスト条件でルメール騎手が完璧に乗っていましたし、今回は友道厩舎の馬があまり得意としていない小回りコースでパフォーマンスを下げてきそう。
【△6 アラタ】
近走は最後に脚を使えてはいるが速い上がりは使えなくなってきている感じ。それだけに秋開催の時計の掛かる福島コースは合いそうで、オープン程度の低調なメンバーレベルなら足りてもいいはず。
【△13 ショウナンマグマ】
近2走は条件や展開が向いていない。ベスト距離は1800mであるのは間違いないが、春の福島民報杯は早め先頭の競馬で4着好走。その時の上位馬リフレーミングやボーンディスウェイが出ていれば1番人気に推されるようなメンバーですし、柴田善臣騎手で上手く溜めが効けばやれていいか。
【△14 サトノエルドール】
8歳馬ながらここに来て充実期。前走もギャラクシーナイトと接戦できていますし、この低調なメンバー相手ならやれていいかも。ドイル騎手というのも良いはず。
【△16 シリウスコルト】
ラジオNIKKEI賞はハイペースを早めに動いて強い競馬だったが、1枠から上手く溜めが効いたのが良かった感じ。今回は大外枠でなおかつ新人騎手になりますし、上手く乗れずで着外の方が可能性は高い。
【推奨買い目】
馬連 11→9,2,3,4,6,13,14,16
三連複2頭軸流し 11,9→2,3,4,6,13,14,16
【買い目及び予想のポイント】
ここはオープン程度の低レベル戦で、なおかつ人気のドクタードリトルとフライライクバードが内枠を引いた。この2頭ともに小回り適性が低そうで、それでトラックバイアスに泣く可能性ありとなれば評価を下げる。
一方で評価するべきはタフ馬場の小回り適性が高そうで、中枠から外枠が引けた馬。人気ならば◯ギャラクシーナイトを評価して、本命はもう少し人気がなさそうな◎ダンディズムにします。馬連と三連複2頭軸流し。