エンプレス杯2023(川崎ダート2100m)の予想です。
3月1日に川崎競馬場で開催され発走時刻は16:30です。出走馬はグランブリッジ、ヴァレーデラルナ、テリオスベル、サルサディオーネなど。川崎競馬場のダート2100mで行われるJpnIIです。
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エンプレス杯 2023予想
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エンプレス杯のレース概要
川崎競馬場のダート2100mで開催される牝馬交流重賞。牡馬でも過酷でタフなダート2100mという距離で行われる牝馬限定戦で、なおかつ厳冬期のタフな馬場で行われるということもあってはっきりとスタミナが問われるレース。
過去5年のレースラップを見てもだいたい上がり3ハロンは39秒-40秒ぐらいは掛かっていますし、普段それぞれの馬が走っているレースよりも2段階ぐらいはスタミナ寄りの適性が要求されます。
とは言っても、スタミナが問われることで逆に絶対能力が上位の馬が走りやすいのも事実で、過去2年のマルシュロレーヌ、ショウナンナデシコあたりはこの条件に適性が高かったというよりは絶対能力が抜けていた感じでしょう。一方で2020年のアンデスクイーン、ナムラメルシーのように前崩れでスタミナ要素が問われて好走する馬もいるのでコース適性もしっかり注目したいところです。
レベルや馬場、展開などを踏まえて今年はどんなレースになりそうか?
火曜日時点で川崎競馬場は良馬場。水曜日も雨は降らなそうですしパサパサのタフな馬場での開催と見て良さそう。
最近の牝馬交流重賞ではお馴染みのメンバーが揃ったという感じですが、脚質に特徴がある馬が揃ったという印象。徹底先行タイプのサルサディオーネとテリオスベル、そしてフラーレンあたりの動きがポイントになりそうで、各馬の絶対能力の比較と同時にどの馬に展開が向くかもしっかり考えたいところです。
考察まとめ
【レース質】タフなスタミナ条件での立ち回り差し勝負。<□□■■>
【波乱度】絶対能力上位の馬が走りやすくそこまでの波乱はない。
【狙えるタイプ】スタミナ上位の馬。
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エンプレス杯 2023の印
【本命 ◎2 グランブリッジ】
エンプレス杯の次に牝馬交流重賞で距離が長いブリーダーズゴールドカップを史上初3歳馬で制覇。しかもハイペースを早め先頭で押し切る強い競馬でしたし、もうこの馬は3歳夏の時点でスタミナ勝負のレースなら牝馬で現役最強級の走りができることを披露していた。
その後のレースを見てもJBCレディスクラシックはスタートで躓いた分の2着ですし、クイーン賞は先行馬が圧倒的に有利なレースでテリオスベルの大駆けに屈しただけ。TCK女王盃はスローペース戦とはいえヴァレーデラレルナに力差を示しましたし普通に現役最上位のダート牝馬はこの馬でしょう。
今回の川崎ダート2100mは関東オークスで経験済みですし、父シニスターミニスターで祖母がフローラS2着ならスタミナは申し分なし。自在に動ける馬なのでどんな展開でもどんと来いですし、今の鬼神と化している川田騎手がこういう馬でミスをするイメージが湧かないです。勝ち負けは堅いでしょう。
【対抗 ◯1 ヴァレーデラルナ】
3連勝で準オープンを突破してその勢いでJBCレディスクラシックも制覇。実はこれまでの日本競馬の歴史の中でも3歳牝馬で準オープンのダート1800mを勝利したのはこの馬だけですし、普通に考えて並のレベルの牝馬ではないと考えていいでしょう。
JBCレディスクラシックは外枠から完璧な競馬ができてグランブリッジを倒しましたが、それ以外の馬に詰め寄られる感じはなし。あちらがスタートで躓いたとはいえ実際に先着したことがある点は強みでしょう。
前走のTCK女王盃はスローペースでキレ負けした感じではあるが完敗。今回の条件はグランブリッジも適性が高そうなので逆転するイメージは湧かないですが、無難に2、3着に来る可能性は高いと思います。
【単穴 ▲6 テリオスベル】
テンにズブいがスタミナ勝負なら牝馬のダート路線ではトップクラス。川崎記念では途中から先頭を奪って僅差の4着でしたし、いくら今の牝馬交流重賞路線のトップクラスの馬が強いとしても3着馬ニューモニュメントほど強いかは微妙なところで、その馬と接戦できていればここでは最先着してもいいか。
今回は連闘で厳しいレースを使った疲労がどうかという点と、川崎記念とは違ってサルサディオーネという厄介な存在がいる点がポイント。川崎記念ほどは途中で楽に先手を奪えないでしょうし、あちらに抵抗されて3コーナーぐらいまで競り合って厳しい展開になる可能性も。ハマれば頭までありそうですが、ハマらなければぶっ飛びそうで、いかにも単穴評価にふさわしい馬だと思います。
【特注 ☆5 アーテルアストレア】
ここ2戦で見せた脚力は相当なもので前走後の回顧でも牝馬交流重賞でも通用と書いた。ただ、コーナー部分では加速できない不器用なタイプなので川崎コース適性は怪しいところで、今回のようなレースよりは大井、門別のような舞台で末脚を存分に発揮してこその馬に見える。
今回はいかに前の馬がやり合うかがポイントになりそうで、理想は早めにテリオスベルが捲ってそれをサルサディオーネが抵抗して両馬が早めに沈むような展開。そうなれば前の馬は総崩れになると思いますし、漁夫の利を得たこの馬が3着ぐらいには突っ込んでこれるか。ただ、グランブリッジのような機動力はないので頭はないと見ます。
【消4 フラーレン】
JRAアニバーサリーSは完勝だったが水が浮く特殊馬場でマイペースの逃げが打てて恵まれた。アルデバランSは牡馬相手とはいえさすがに負けすぎな感じがしますし、今回はサルサディオーネの逃げを追いかけた上にテリオスベルの捲りを喰らう展開となるとさすがに厳しいんじゃないでしょうか。
【消7 サルサディオーネ】
今回が引退レースだが9歳になった今も特に衰えはなさそう。日本テレビ盃もハイペースで3着によく粘っていますし、それ以外のレースを見ても自分の競馬さえできれば崩れていない。
ただ、一方で自分の競馬ができないとさっぱりダメな感じで、JBCレディスクラシックは途中でテリオスベルに捲られて何もできなかった。今回もほぼ間違いなく途中でテリオスベルの捲りを喰らうでしょうし、好位から進めそうな他のJRAの馬も普通に強いと思います。
【推奨買い目】
三連単 2→1,6,5 本線ベース
三連単 2→1→6,5 重ね買い
三連単 2→1→5 重ね買い
三連単 2→6,5→1 重ね買い
三連単 2→5→1 重ね買い
三連単 6→2→1,5 本線
【買い目及び予想のポイント】
ここは人気のグランブリッジはある程度仕方がなさそう。ここは勝ち負けになると見て逆転できるならハマった時のテリオスベルだけという三連単フォーメーションで。どう買っても配当が安くなりそうなのでなんとかアーテルアストレアが漁夫の利で2、3着に突っ込んできてほしい。