デイリー杯2歳ステークス2022(阪神芝1600m)の考察です。
11月12日に阪神競馬場で開催され発走時刻は15:45です。出走馬はダノンタッチダウン、シルヴァーデューク、クルゼイドロスル、ショウナンアレクサなど。阪神競馬場の芝1600mで行われるGIIです。
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デイリー杯2歳ステークスはどんなレースになりやすいのか？
阪神芝1600mで開催される朝日杯フューチュリティステークスの前哨戦。京都競馬場改修のためにここ2年は阪神開催となっているが、本番と同じ舞台ということもあってか好走馬はレッドベルオーブ、セリフォス、カワキタラヴリーなどがその後にGIでも好走。ホウオウアマゾンもその後にアーリントンカップを制しましたし、今年も要注目の一戦と言えるでしょう。
阪神芝1600mは外回りコースを使用するために中盤部分のラップが緩みやすく、中弛みからの瞬発力勝負になることが多い舞台。古馬混合戦でもそんなラップになる事が多いわけですから2歳限定の少頭数レースとなればスローペースは確定的。
ただ、スローだから地力が問われない舞台ではなく、直線に急坂があるので能力がない馬ではなかなか好走できない。昨年もセリフォスが展開全く向かない中で差し切りましたし、地力は問われやすい舞台でしょう。
今年はどんなレースになりそうか？
関西地方は日曜に雨マークが出ていますが土曜までは晴れる予報。Aコースもかなり長く使われてきて差しも決まるようになってきていますが、基本的にはフラットな馬場と見ていいか。
今年も頭数は揃いませんでしたが、大物候補のダノンタッチダウンを筆頭にまずまずのメンバーは揃ったか。朝日杯を見据える上でも重要なレースなりそうです。
考察まとめ
【レース質】スロー瞬発戦になるがしっかり地力は問われる。＜■□□■＞
【狙えるタイプ】能力上位の強い馬。
【狙えるタイプ】長い直線でしっかりとした決め手が使える馬。
デイリー杯2歳ステークス 2022の印
【本命 ◎7 ショウナンアレクサ】
初戦は逃げ馬がスローペースで逃げてほぼ加速ラップで押し切りを狙う展開を猛然と差し込んで３着以下を突き放す強い内容。２戦目は超高速馬場だったとはいえ優秀な時計で完勝でしたし、その時に倒したマイネルメモリーは未勝利では明らかに上位で昇級してもやれそうな馬。そんな馬相手に最後まで余裕十分の完勝でしたし、この馬は普通に上のクラスでもやれていい馬でしょう。
昇級初戦の前走は1800mを使われましたが、序盤からガツンとハミを噛んで折り合いを欠いてしまった感じ。スローペースからの瞬発戦であれだけ前半にファイトしてしまうと厳しかったと思いますし、残り200m地点までは手応えも良くて先頭に立っていた点から距離も若干長かったか。
今回は未勝利を勝った時と同じマイルに距離が戻るのは良いと思いますし、距離短縮で溜める競馬なら折り合いはつきそう。阪神コース経験があるのは間違いなくプラスだと思いますし、しっかりと折り合いさえつけば巻き返しあってもいいんじゃないでしょうか。
【対抗 ◯8 クルゼイロドスル】
初戦は超ハイレベルだったリバティアイランドの新馬戦で２着好走。２戦目で順当に未勝利勝ちとなったが、この未勝利の走破時計1:33:5は今年の2歳の東京マイルで2番目の走破時計。この馬より速いタイムで走っているのはサウジアラビアロイヤルカップのドルチェモアだけですし、単純比較でこの馬は重賞級の素質があるだろう。
初めての右回りコースという不安はあるが、他馬に比べて淀みないペースの経験値は上だと思いますし、前走だけ走ればここも好勝負必至だろう。
【単穴 ▲2 ダノンタッチダウン】
初戦はスローペースで展開が全く向かないレースを外からあっさりと突き抜けた。レースラップや勝ちっぷりを見ても大物感がありますし、レース後の福永騎手のコメントを見ても素質は相当に高いと見ていいか。
今回は初の右回りコースだったり相手強化など未知な部分は多いが、それらをあっさりクリアして突き抜けてもおかしくない馬です。
【△1 ショーモン】
デビューから２戦は潤沢なスピードを発揮して好走。未勝利はタイムランクBで走破時計も優秀ですが、札幌のタフな馬場で体力の完成度の違いでちぎった感じが強く、今回は阪神マイルの決め手勝負になってどこまでやれるか。おそらく横山武史騎手ならこの枠からハナを奪いにいくと思うので、展開に恵まれる可能性はある。
【△３フォーサイドナイン】
前走の阪神芝1800mでの1:46:4という走破時計はなかなか優秀。ただ、少頭数の割にペースが流れて時計が出やすい条件が揃いましたし、倒した相手もそこまで強くはなかった。
サトノダイヤモンド産駒で長く良い脚を活かしてこその馬に見えますし、今回はマイル戦で重賞となると決め手の面で劣りそうな感じはします。
【△4 トーセントラム】
これまでの戦績を振り返っても超スローペースだったキングズレインの未勝利で２着好走。勝ち馬はその後に百日草特別を勝ちましたし、自身の未勝利勝ちも超スローペースで前が詰まりながら凄まじい末脚で差し切り勝ち。スローペースからの瞬発力勝負なら相当に強い馬じゃないだろうか。
昇級初戦の萩ステークスは前半3F=35.8のスローペースでもついていけませんでしたし、現状は余程の超スローでこその馬か。今回もスローにはなりそうだが、マイル戦となると位置を落として脚を余す可能性が高い。
【△6 シルヴァーデューク】
未勝利勝ちは非常に弱い相手に勝利。サウジアラビアロイヤルカップではメンバー強化でどうかと見ていたが、大逃げ馬が出る特殊な展開を３番手で進んでこの馬の1000m通過時計はおよそ59:8。そこからなだれ込んだような３着という感じで、展開に恵まれた印象が強い。
今回は前走のような特殊な展開にはならないでしょうし、一団競馬からの決め手くらべではそこまで強そうには見えない。
【△10 オールパルフェ】
未勝利勝ちの内容が秀逸だったことから人気になりそうだが、デビューから２戦ともにスローペースの逃げに恵まれている。初戦で子供扱いされたノッキングポイントがサウジアラビアロイヤルカップで案外な結果に終わった点を見てもそこまで評価は上げたくない。
今回は逃げるか微妙なコメントを出しているので、ショーモンあたりが逃げた場合に番手で控える競馬ができるかもやったことがないのでわからない。
【推奨買い目】
三連複 7→8,2→1,3,4,6,10 本線
三連単BOX 7,8,2 本線
ワイド 7→8 本線
単勝 7 ショウナンアレクサ ボーナス
【買い目及び予想のポイント】
ここは想定よりも人気がなさそうな◎ショウナンアレクサが穴で面白そう。相手は既に重賞級の時計で走っている◯と素質高そうな▲でいいでしょう。三連複（印３頭の組み合わせは三連単）とワイドをメインで買ってみたい。