クラスターカップ2020(盛岡ダート1200m)の予想です。
8月10日に盛岡競馬場で開催され発走時刻は16:45です。出走馬はマテラスカイ、トップウイナー、ヒロシゲゴールド、ショームなど。盛岡競馬場のダート1200mで行われるJpnIIIです。
クラスターカップ 2020予想
予想の根拠
盛岡ダート1200mで行われる地方交流重賞。盛岡競馬場のダートコースはとにかく速い時計が出るのが特徴で、過去5年を見ても走破時計は基本的に1分9秒前後になる。地方交流重賞と言っても時計のかかるタフな馬場が得意な馬では厳しいレースで、基本的にはスピードある中央馬が有利なレースだろう。
過去5年のレース結果を見ても、スプリント重賞らしく前に行ける先行タイプの成績が優秀。極端な差しが決まるレースではないが、今年に関していえばヒロシゲゴールド、アユツリオヤジ、マテラスカイ、トップウイナーと徹底先行タイプがズラリと揃った印象。例年よりは差しが決まるレースになるんじゃないだろうか。
というわけで予想の発表。
クラスターカップ 2020の印
【本命 ◎9 マテラスカイ】
おそらく日本のタフなダートでは1200mでも距離が長い超スピードタイプで、メイダン競馬場のようなスピード馬場であればアメリカの超一線級とのスピード比べでも互角に戦えるという馬。前走の北海道スプリントカップはこの馬が苦手としているタフな馬場なので負けたのも仕方がないと言えるか。
今回は日本の競馬場の中でも最も軽い部類の盛岡ダートになりますし、徹底先行タイプの中では一番外目の枠が引けたのもプラス。テンのスピードならこの馬が最上位でしょうし、いくら先行馬が多いとはいえスピードの絶対値の違いでこの馬がハナを奪ってしまうはず。内枠を引いたアユツリオヤジとヒロシゲゴールドは大してテンのスピードが速くはありません。
今までのレースぶりを見ても米国スピード血統スパイツタウン産駒らしく、左回りコースでスピードを活かし切る競馬で一気にパフォーマンスを上げてくる傾向。サウジアスプリントではほぼ勝ちに等しい2着でしたし、昨年のゴールデンシャヒーンでは超強敵エックスワイジェットと先行争いを繰り広げて2着。ここ2年のプロキオンステークスは1200m通過タイムが1:07:5と1:08:2。日曜時点で盛岡競馬場は不良馬場という点を考えてもかなりの高速馬場になるはずで、この馬がマイペースで逃げてしまえば1分8秒前後の時計で走ってしまいそう。そんな時計でダート1200mを走れる馬なんてこの日本に他にはいないでしょうし、今回は普通に強さを見せつける順番じゃないでしょうか。
【対抗 ◯12 トップウイナー】
一気に距離を短縮した3走前からいきなりの本格化。準オープン勝ちの時計はゆうにオープンレベルですし、前走のプロキオンステークスは先行馬に厳しい展開を2番手追走からラスト1Fまで先頭でしたし、ここに来ての地力強化は相当なもの。よって今回は短縮ショックで普通のスプリント重賞ならばあっさり勝ってもおかしくないのだが、戦う相手が世界レベルのマテラスカイとなると分が悪すぎる気がします。
【単穴 ▲5 ショーム】
前走の北海道スプリントカップはタフな門別のダートで内枠で揉まれる形になって何もできず。本質的に1200mは短い感じがしますし、バレンタインSは外差しの展開が完全にハマっての勝利。ただ千葉Sぐらい走れれば今回のメンバーなら相対的に差し届きそうな感じがしますし、横山典弘騎手はこういう騎乗実績ある馬なら届かない位置からは競馬はしないと思います。
【特注 ☆3 ブルドッグボス】
以前にこのレースを勝利した実績あるが、最近は小久保厩舎の魔改造が成功した感じで浦和ダート1400mを走るための馬になりつつある感じ。現状は年齢的にもスプリント戦ではスピード不足な印象ですし、昨年55kgで差のある5着だったのが今年は59kgというのはいかにも厳しい・・・
ただ、今回のメンバーは自分の競馬ができないとあっさり崩れるようなタイプが揃っていますし、それならこの馬が相対的に差し込んでくる可能性はまずまずありそう。
【△7 メイショウアイアン】
2年連続で北海道スプリントカップを激走。門別の時計のかかる馬場なら中央馬相手でも互角以上に戦えるという感じで、時計の速い盛岡ダートは間違いなくマイナス。ただ去年も1:10:0という時計で走れており3着馬とは0.4秒差。今年のメンバーは自分のリズムで競馬ができないとどこにもいないような馬が何頭もいますし、離れた3着ぐらいなら若干の可能性はありそう。
【消1 ヒロシゲゴールド】
とにかく揉まれずに逃げられれば強いという典型的なサウスヴィグラス産駒。前走は芝スタートの中山ダート1200mで同型不在の外枠という最高の条件が揃っていた。今回は苦手なダートスタートになりますし、揉まれそうな最内枠も最悪。ダートスタートではテンが遅い上に昨年と違ってマテラスカイがいるおかげで先手は奪えなそうですし、外からトップウイナーあたりが被せてきそうなので2番手の外側にも出せなそう。今回は狙い時ではないか。
【消2 アユツリオヤジ】
2走前の福島芝での圧巻のパフォーマンスは確かに時計速いのだがどうもフロック視したくなる感じ。ダートでもとにかく揉まれずのノーストレスじゃなきゃダメな馬でしたし、今回は内からヒロシゲゴールド、外からマテラスカイがいるとなれば厳しいだろう。
【推奨買い目】
馬単 9→12,5,3 本線ベース
馬単 9→12,5 重ね買い
馬単 9→12 重ね買い
三連単 9→12→5,3,7 本線
三連単 9→5,3→12 本線
三連単 12→9→5,3,7 抑え
【買い目及び予想のポイント】
ここは「1200m」「左回り」「高速馬場の盛岡」「道悪」「外枠」と◎マテラスカイがハイパフォーマンスを発揮するための舞台が全て整った感じ。この馬は左回りコースでただスピードだけを活かす形ならアメリカの超一線級相手でも互角に戦える馬。エックスワイジェットと先行して2着に残せる馬なんて他に日本にいるわけがありませんし、もうここはスムーズに先手を奪ってしまえばレコードタイムで圧勝が濃厚か。
これで前走の北海道スプリントでメイショウアイアン程度に負けており、今回は先行馬多数で前に行く馬は軽視される、、、ようなオッズになるなら勝負度Dにしたかったのですが、どうも前日オッズを見てもマテラスカイが断然人気で、トップウイナーも断然の2番人気になりそう。買おうと思っているシナリオがほとんど妙味がなさそうなのでここは観戦料程度にとどめたいです。逆転あるとすれば直後でちょい差し叶いそうなトップウイナーだけと見ていますがこちらは抑え程度まで。まぁ見立て通りならマテラスカイが日本で久々に凄まじい走りを見せるはずなので、それを見て楽しみましょう!