今日は3/19(土)に行われる若葉ステークスのレース考察を行います。阪神芝2000mで行われるOP戦です。2着までの馬に皐月賞への優先出走権が与えられます。その前に余談を少し。
明日はファルコンSが馬場が読めない分、全くやる気が出ないのでその分やる気が出ている若葉Sについてもちゃんと書いておきます。やる気出して予想して色々データをまとめたので、それなら公開しちゃった方が役に立つかなと。
遠い昔、20年前くらいに「若葉のころ」っていうドラマがありました。若い読者の方は全くわからないかと思いますが、しばしお付き合いください。Kinki Kidsの一番最初に出たドラマだと思います。
結構、衝撃的な作品で、私も若いころにリアルタイムで観ていましたが、何度も見たドラマではないのにストーリーやシーンが明確に頭に焼き付いています。同じような経験をしたのはこの後ではストロベリーオンザショートケーキくらいです。
今は懐かしき根津甚八が父親役で出ていて、ラスト2話でガラッと展開が変わって衝撃の結末、というドラマだった記憶です。若葉ステークスという名前の響きからちょっとまた見たくなってきました。
【2016】若葉S 予想考察
過去5年のレース傾向
わざわざ関東に遠征させたくない陣営、および皐月賞やスプリングSでは少し敷居が高いと思っている陣営たちによるトライアル戦。といっても過去5年でワールドエースとウインフルブルームは皐月賞でも好走していますし、無視できないレースだと思います。
このレースの特徴は何と言っても「人気馬が全く信頼できないこと」でしょう。結構このレースは1番人気が単勝1倍台になることが多いレース。ただ、それでも過去5年で3回も1番人気は馬券外になっています。
なぜこんなに人気馬が信頼できないかといえば上がり時計を見れば一目瞭然でしょう。過去5年で3着内馬の一番早い上がりが34.9。それ以外はほとんど35秒台後半という全く決め手を要求されないレース。
ここで1番人気になるということは、前開催の京都コースなり東京コースで好走してきた馬ということでしょう。ですが、若葉ステークスは京都や東京で必要な決め手が全く必要ありません。
それよりも通過順位を見ればわかるように、ある程度の位置取りからじわじわと差せる適性が重要になります。2〜3歳戦ではなかなか見られない典型的なキレずバテずのポテンシャル勝負になるので、いままでギアチェンジ戦で好走してきた人気馬は普通にぶっ飛ぶのです。
血統傾向
前項で述べたことは血統傾向をみても明らか。能力的に頭3つくらい抜けていたワールドエースを除けば、過去5年中4回が非サンデーサイレンス系の馬が勝利しています。
サンデーサイレンス系の武器といえば瞬発力。ギアチェンジ戦になりやすい3歳戦ではサンデーサイレンスの血は有力ですが、このレースはそういう適性が全く要求されません。父は非サンデーサイレンス系の方が良いでしょう。
レースラップ傾向
このラップ傾向を見てもらえれば分かる通り、全ての年で極端なギアチェンジ性能を要求されず、持続力の要求されるポテンシャル勝負になっています。
それこそブラックスピネルやロスカボスのような馬を買えば当たるレースです。逆にきさらぎ賞で好走したロイカバードやレプランシュなどが出ていたら人気してぶっ飛ぶイメージで良いでしょう。
過去にポテンシャル勝負で好走した馬を狙い、そういうレースへの対応が不安な馬は評価を下げるべきレースです。
レース傾向まとめ
今日のところはこの辺りにしておきます。出走メンバーはこんな感じ。
おそらくアドマイヤダイオウの一本被りが濃厚。ここ2戦で下した相手をみても、ヴァンキッシュランとミッキーロケットですし、まぁここでも能力は上位でしょう。
前走で道悪の上がりのかかる競馬にも対応できていますし、例年の1番人気よりはやれるかなという印象です。
というわけで若葉Sは現時点ではこの馬を狙ってみたいと思っています。
陣営コメントを見るまでは勝負度Bでぶちかます予定でしたが、もうこのコメントを見て冷めました。
「今は調子がいいし馬も立派になってきた。差す競馬をして何とか権利獲得を。」
いつまで差しにこだわるんだよ、、、と。この馬は前走と同じ競馬をすればここは勝てるはずです。この調教師の意味不明なまでの差しのこだわりによって皐月賞に出れなかったとしたら残念でなりません。。。