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【2016】スプリングS / 枠順&展開考察(ロードクエスト、ドレッドノータス等の枠順は如何に)

今日は3/20(日)に行われるスプリングSの枠順&展開考察を行います。中山芝1800mで行われるGII戦です。その前に余談を少し。

 

昨日の「ナオミとカナコ」で今クールのドラマを全て見終えました。あとは「いつ恋」が3話くらい見ずに溜まっているのでそれを見るかどうか。

昨日のナオミとカナコはラストシーンが色々と話題になりましたが、そうですよね「到着」は漢字だから日本の空港か中国の空港かはわからないんですよね。明らかに前シーンで着ていたコートを手に持っていましたし、そもそも出国ゲート入ったあとに「到着」のインフォメーションをカメラとして映すのも不自然。原作では逃げ切ったということなんですが、テレビ的にハッピーエンドにしちゃうと道徳的にまずいのでああいう形にしたんでしょう。

こういう時間錯誤のトリックは結構好きです。小説でいうと「葉桜の季節に君を思うということ」「イニシエーションラブ」みたいな。こういうのもプロットがちゃんと書けるからこそ、なんですよね。ドラマでも映画でも一番重要なのはプロットなんだなぁというのを思ったドラマでした。

ただ、それにしても脚本が凄いということに加えて吉田羊は凄い。あそこまで鬼気迫った演技ができる俳優さんは久しぶりに見た気がします。優れた脚本の上で天才的な役者さんが躍動するとここまで面白いドラマになるんだなぁと思った次第でした。

来クールのドラマも今から楽しみです。

 

【2016】スプリングS 予想考察

枠順考察

この頭数なんで枠順はほとんど関係ないと思います。しかもマイネルハニーやケンホファヴァルト、そして松岡騎手のプレイヤーサムソンあたりがいるおかげで、道悪馬場でミドルペース以上はまず確実。そうなれば枠順とか立ち回りとかではなくポテンシャル勝負になること濃厚。

きちんと馬の能力比較ができているかがカギになるレースだと思います。

 

展開考察

今回の展開考察はいつも以上に気合い入れて書きます。それだけやる気があるレースなので。

まず大衆のほとんどの読みはマイネルハニーの単騎逃げ。道悪+単騎逃げでこれならこの馬は堅い。そう思っている人は玄人であればある人ほど多そう。実際に逃げて前走で完封している相手は青葉賞あたりでも良い勝負をしそうなジュンヴァルカン。その読み自体は間違っていないと思いますが、玄人票は間違いなくこの馬に集中するので複系馬券は相当穴人気するはず。netkeibaの5番人気想定に騙されない方がいいと思います。

この予想で一番怖いのはマイネルハニーが逃げるというのはスタートを切ってみないとわからないということ。柴田大知はマイネルの主戦騎手でありながら、最近は積極的な騎乗を一切しません。

どうも昨年の途中ぐらいから「馬の進む気に合わせて乗る」みたいなスタイルを徹底している感じで、スタートがあんまり良くなかったら出して積極策を取るようなことはあんまりありません。今回も「逃げにはこだわらない」みたいなコメントを出していますし、もし柴田騎手が逃げではなく控える選択をした瞬間、マイネルハニーを買われている方の期待は崩れ去る危険性が出てきます。

 

そしてもう一つ展開を左右しそうなのは森厩舎の2騎。モウカッテル+玉砕逃げ馬のコラボはきさらぎ賞と弥生賞でハイペースを作り出して入着賞金狙い見え見えのレースをしてきました。

今回もケンホファヴァルトとモウカッテルという森厩舎2頭出しなんですが、騎手がケンホファヴァルトが前回の小崎騎手ではなく戸崎騎手。モウカッテルに藤田菜七子を乗せてきました。

ここ2戦をみているとモウカッテルは道中は死んだふりして動かずに、なんとか8着を確保という競馬を指示している感じですが、ここまで注目されていて「レース映像を研究したい」とまで言っている藤田菜七子にそんな指示をするでしょうか?私が調教師なら「好きに乗ってこい」と指示をすると思います。

その藤田菜七子を乗せる選択をしたからこその、ケンホファヴァルトに戸崎騎手だという気もしています。だって玉砕逃げをさせるだけなら小崎騎手でいいじゃないですか。わざわざ昨年のリーディング騎手に玉砕逃げをさせる必要はないですし、そういう戦法を頼みたいならもっと指示しやすい若手騎手(それこそ小崎騎手)を乗せるはずです。

この2頭の騎手人事を見るに、森厩舎は今回菜七子をモウカッテルに乗せるために、入着賞金狙いをケンホファヴァルトの方に切り替えたという考えは持っておいた方がよさそう。そうなれば、つまりゆるいペースで先行して粘り切って8着に残るという戦法です。そこまで深読みすると今回は森厩舎の玉砕ハイペース戦法はないと考えた方がよさそう。

 

ただ、それでスローペースになるかと言われればそうでもなさそうで、プレイヤーサムソンに松岡正海が騎乗。逃げた経験もあるこの馬にJRAでも屈指の積極的な騎手が乗るとなると、まず早めスパートで粘りこみの競馬を狙うはず。道悪ならなおさら松岡正海はそういうことをしてきます。

マイネルハニーも逃げるか逃げないかは別として、決め手勝負には持ち込みたくないはずなので、番手から競馬をするにしても3コーナーあたりから早め先頭の競馬をするはず。そうなれば道悪馬場を考慮してもポテンシャル勝負になるのはまず間違いないでしょう。

 

直線を向いた時点での位置取り予想はこんな感じ。

マイネルハニーが逃げるにせよ控えるにせよ、この時点では抜けて先頭。マウントロブソンはあすなろ賞を見てもキレよりは持久力を活かすタイプで、早めに進出してマイネルハニーを目標に定めそう。

ロードクエストは中団くらいからじわっと進出して外から差込もうとしてくるか。ドレッドノータスは武豊騎手ですし、大外枠でロードクエストの隣を引いた以上、徹底マークの騎乗をしてきそう。賞金は足りている馬なので、今回は能力を図る騎乗をするはずです。ただ能力足りないので直線入り口で剥がされると思いますが。

ミッキーロケットは「差し追い込みフェチ」で有名な音無厩舎。ノガロを阪神内回りに使い分けたことからも、こちらは溜めての差し競馬で競馬してくる可能性がたかそう。ルメール騎乗ですし、アンビシャスみたいに4コーナーまではロスなく乗っての差し勝負をしてきそうと見ています。

 

完全なポテンシャル勝負になって、直線を向く頃には弱い先行馬は掃除されており、先頭のマイネルハニーをマウントロブソンが2番手から追う形。それを外からロードクエスととドレッドノータスが差し込んでくる、という展開になるんじゃないでしょうか。

 

今回のまとめと想定オッズ

最後に今回のまとめと私が独自に考えた想定オッズを書いておきます。

1 ロードクエスト    2.1倍
2 マウントロブソン   4.5倍
3 マイネルハニー     6.7倍
4 ドレッドノータス   7.3倍
5 ミッキーロケット   9.8倍
6 ハレルヤボーイ     18.2倍
7 アドマイヤモラール 35.7倍
8 モウカッテル        38.0倍
9 プランスシャルマン 55.5倍
10 プレイヤーサムソン 79.3倍
11 ケンホファヴァルト 120.1倍

 

ロードクエストの1番人気は確実。ハートレーの惨敗の一件もあったので、ギリギリ2倍台くらいかなと見ています。

netkeibaでは想定オッズ2番人気にドレッドノータスとなっていますが、そんな美味しい話はないでしょう。最近の競馬ファンのレベルの高さを考えても、大外枠を引いたことを考えてもこの馬は4番人気くらいが妥当。逆に本当にドレッドノータスが2番人気になるなら更に勝負度が上がります。

その代わりにあすなろ賞の内容が強かったマウントロブソンが2番人気。玄人人気が集まりそうなマイネルハニーが3番人気と見ています。この2、3番人気は複系人気では逆転してもよさそう。

ルメール騎乗でなんだかんだ人気しそうなミッキーロケットに、穴党が狙えるギリギリレベルのハレルヤボーイ、アドマイヤモラールくらいまではこの順番でよさそう。次が藤田菜七子効果でモウカッテルが人気するでしょう。ただ単勝以外は全く売れないと思います。

 

今年のスプリングSはエリザベス女王杯以来にレース前から相当自信のあるレース。久々に勝負度Aで大勝負したいと思います。数ヶ月に一度しか勝負度A出しませんので、まぁ私はたくさん買いますが、これ出しちゃうと本当に凄い額買う方いるのでそこは最終的にはご自身の判断でお買いください(汗)

今回の枠順、展開を見て一番穴として面白そうなのはこの馬。

その注目馬の名はブログランキング(枠)で公開中

 

ポテンシャル勝負で弱い馬は全て脱落していくレースになるはず。上位2着までは人気馬で決まるとは思っていますが、3着はそれこそじっとしていた馬が差してきそうな感じもします。この馬はずーーっと中山でこその2ハロン馬と言っていた馬ですし、枠順も絶好の枠を引きました。

変に色気を出さずにトライアルの3着狙いに徹すれば一発あっていいはずです。

 

KAZ: