今日は8/14(日)に行われる関屋記念のレース考察を行います。新潟芝1600mで行われるGIII戦です。その前に余談を少し。
なんだか最近とんでもなく暑い日が続いていますね。もともと冬に生まれた人間なので、暑さには極端に弱く、物心ついた頃からインドアな内向的な生活を続けていたので、海で遊ぶみたいなアウトドア志向とは程遠い生活でした。
ただ、それでも暑さでクラクラするというようなことはなかったのですが、さすがに先週の土日は暑すぎてマジで熱中症なる5秒前くらいなところまで行きました。本当に水分を取らないと一気に体調おかしくなるので、冗談じゃなく水分はこまめにとってください。
月曜日に高崎と熊谷の方に用事があって行っておりましたが、もうこの世の終わりのような暑さでとろけそうになりました。人間でもこんなに暑さでダメになるのだから、そりゃ馬も夏は強い馬があっさり負けたりするよね、と思います。これだから夏競馬は人気馬からの堅い勝負とかをしちゃいけないんだなぁと思いました。
【2016】関屋記念 予想考察
関屋記念 有力馬考察
マジックタイム
ずっと準オープンで足止めされていた印象だが、今年の初旬からついに才能開花。少し距離が短そうだった京都牝馬ステークスでもクイーンズリングと差のないレースをすると、ダービー卿チャレンジトロフィーでは牡馬を一蹴。ヴィクトリアマイルでも差のない競馬を見せたように、マイル前後の距離であれば現役屈指の牝馬と見て良さそうだ。
問題は今回どれくらい仕上げてきているかということ。賞金は重賞2着と1着があるので問題なさそうですし、夏のこの時期から始動となるとサマーシリーズを狙っているのかも微妙。恐らく秋の最大目標はマイルチャンピオンシップだと思いますが、そこまでのレース間隔調整として使っているのでは、という懸念はあります。
ただ、持っている能力は評価すべきですし、父ハーツクライでいかにも新潟コースに合いそうな馬。無難にある程度は評価した方が良さそうか。
ヤングマンパワー
前走の多摩川ステークスは2、3着がベルキャニオンとアンタラジーというちょっと準オープンではありえないようなメンバーレベル。普通にローカル重賞くらいのメンバーだったと言って良さそうで、もう準オープンやオープンレベルでは明らかに能力上位の馬。
重賞レベルとなると威張れるような能力ではなさそうだが、相手なりにきっちりと走るのが特徴で、昨年の関屋記念や京成杯オータムハンデでもきっちりと好走している。
毎年ダンジグ系の馬が走るレースでもありますし、それなりに評価した方が良いとは思います。
ピークトラム
今は亡きチチカステナンゴが唯一の後継種牡馬の可能性を託しているだろう馬。2歳時から基礎体力の非凡さは見せていたが、本格化してきたのはここ数戦。特にここ2戦は自身の取り柄であるバテずにしっかりと伸びる末脚を活かして上級戦でも好走。
いかにもチチカステナンゴ=グレイソヴリン系らしい走りをする馬で、スパッとはキレませんが直線の長いコースでだらーーっと走らせたらまずバテない馬。今回はいかにもレース傾向に合いそうですし、前走がメイチで今回は出来落ち、みたいなことがなければ有力だと思います。
ロサギガンティア
今年の最初あたりからデムーロ騎乗で馬の才能が開花した印象。それでも1400mの少し忙しいくらいの距離で脚を溜める競馬が合う感じで、マイルだと相対的に他の馬よりも決め手だったりが劣る印象はあります。
もともとのこの馬のイメージはマイルよりも少し長いくらいの距離でゆったり走らせた方が良さそうな感じでしたが、フジキセキ産駒ということもあってか徐々に決め手で他の馬に劣るようになってきて、いまは1400mがベストになってきた感じ。
もちろん今回も馬券になる可能性はあると思いますが、人気で買いたい感じはしません。
ケントオー
前走はありえない位置から伸びてきて3着確保。その前のオープン戦も派手な勝ち方だったので今回は人気する立場になるのも仕方ないか。重賞レベルでは頭打ちだったにも関わらず、ここ2戦で一気にパフォーマンスを上げてきたのは、ダンスインザダーク産駒で成長してきたというのもありますが、恐らくは重い馬場が向いたことが大きそう。
2走前は超タフな道悪の阪神で、前走はタフな中京コース。それに比べると今回はかなり馬場が軽い新潟コースに替わるのはリスクしかなさそうで、人気馬の中ではこの馬が買いたくない感じです。
昨年の関屋記念は◎レッドアリオンの単勝で的中しました。今年は昨年よりも頭数が増えそうで難解なレースになりそうな感じはしますが、なんとか的中させて夏競馬後半に向けて勢いをつけたいところ。
全く人気しないと思いますが、この馬は穴として面白いと思います。
同じくスローペースの後傾ラップのマイル重賞で馬券に絡んだ実績あり。とにかく渋といので、今回のような位置が取れてそこからだらーっと伸びる適性が活きるレースは合うはず。前走は位置が取れなかった上に直線では致命的な不利を受けており度外視可能。今回は人気がないなら非常に面白いと思います。