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【2016】オークス(優駿牝馬)/ 有力馬考察(シンハライト、チェッキーノなどの徹底分析)

今日は5/22(日)に行われるオークスのレース考察を行います。東京芝2400mで行われるGI戦です。その前に余談を少し。

 

土曜日は久しぶりに結婚式で正装してお出かけ。そのままどこかのホテルに泊まってオークスに行くと思うんで、日曜日は馬主のような格好で競馬場に行くと思います(笑)

結婚式は二次会だけ参加なので、競馬は普通に土曜日も全て見れそうですが、まぁギャンブル大好きで競馬もパチンコも凄い額を賭けるような後輩なので、結婚生活とか成り立つのかなぁという心配もあります。

でも、周りを見てもそうですが、きちんと勉強されて競馬をしている方って結婚生活も上手くいってますよね。それだけ無謀な賭け方をしてないってことでしょうし、そういう事が出来る人は人生も上手く行くって事でしょう。

お小遣い制の中で競馬をするという発想ではなく、競馬をしてお小遣いを増やすという発想で競馬ができたら最高ですよねー。

 

【2016】オークス 予想考察

オークス 有力馬考察

シンハライト

チューリップ賞が終わるまで一度も強いと思ったことはありませんでしたが、チューリップ賞→桜花賞の内容、結果を見せられた今、この馬を弱いとは口が裂けても言えません。

もともと今年の牝馬クラシックは桜花賞上位馬とそれ以外では天と地の差があります。まずメジャーエンブレム、ジュエラー、シンハライトの3頭とそれ以外では差があるでしょうし、その3強の2頭がオークスに出てこないとなれば、今回はシンハライトの能力が頭5つくらい抜けていると思います。

嫌うとなれば距離適性か、という話になりますが、もともとチューリップ賞で馬が化けたのもディープインパクト産駒の成長力と同時に距離を伸ばして余裕ができた事だとも見受けられました。桜花賞の最後の直線の伸びを見ても距離延長は全く苦にならないと思いますし、レース映像を見る限りは、一番強い上に一番距離延長に対応しそうなのはこの馬という見解でいいはず。

血統的な見地でも、オークスで一番距離延長の信頼が置けるのは強いディープインパクト産駒。しかもこの馬は母父がサドラーズウェルズと長距離の方が向きそうなタイプ。同じ配合のタッチングスピーチがどんな距離を走っているかを見ればこの馬のオークス距離適性は問題ないでしょう。

 

チェッキーノ

フローラSを圧勝して一躍シンハライトの逆転候補となった馬。確かにアネモネSの時には勝っても1ミリも強いと思いませんでしたから、その後のフローラSまでの成長力は良血だけに評価したいところ。

ただ、そのフローラSにしても果たしてレベルが高いレースだったと言えるでしょうか?馬場差がそこまで変わらない翌週のプリンシパルSよりも0.5秒遅いレースです。いくら牡馬と牝馬と言っても、例えばアジュールローズが性別を超えてオークスに出れたとしてこんなに人気になるでしょうか?

プリンシパルSとの時計比較だけでなく、先週の結果分析の評価でも完全タイム差+0.9でタイムランクEという評価。ちなみに2年前のフローラSの勝ち馬サングレアルも完全タイム差+1.1でタイムランクE評価。その後のオークスは4番人気に推されながらも、ニシノアカツキ、ブランネージュ、マーブルカテドラルに先着されての7着。

ただでさえフローラS勝ち馬は距離を克服したという事で過剰人気になりがち。ただ結局フローラSの勝ち時計は平凡も平凡。2年前のサングレアルを尺度にすれば、今年もニシノアカツキくらいの強さで長距離適性がある馬がいれば先着できるという事です。しかもそのレベルの馬が2頭いれば、シンハライト+2でこの馬は馬券外になるかもしれませんね♪

フローラSは淀みなく流れた縦長レースになったおかげで、実力以上に着差がついた印象。チェッキーノは一番良い位置にいて、能力も上位だったおかげであれだけの圧勝になった感じがします。そもそものメンバーレベルも疑問ですし、レース質も特殊。それならば完全タイム差とタイムランクを信頼してこの馬は嫌った方が良いように思います。

父キングカメハメハ×母ハッピーパスという血統は半兄コディーノを見ても完全にマイラータイプ。そのコディーノも皐月賞は2000mで3着に走りましたし、3歳のこの時期ならある程度距離はこなせました。ただ、距離不安がある馬には変わりなく、今回2000m→2400mへの距離延長は正直どうなんでしょう。コディーノも皐月賞3着→ダービー9着と距離延長でしっかりとパフォーマンスを落としましたし、人気するんであれば距離は持たないと考えた方が面白いと思います。

 

エンジェルフェイス

フラワーSでは「抜けて強い」との評価で素直に本命に推した馬。ただ、それはフラワーSでのお話であってオークスでは別の話。

そもそもフラワーSが極端にメンバーレベルが低く、その中では「相対的に抜けて強い」という評価だっただけ。未勝利の勝ち方と勝ち時計が素晴らしく、フラワーSでは抜けた存在でしたが、そのフラワーSの内容と勝ち時計は実に平凡。スローペースを逃げてダートから上がってきたエテルナミノルと0.2秒差ですよ?上位馬もほとんどがオークストライアルで惨敗している馬ばっかりです。

戦績を見ても未知の魅力で人気する事は確実。しかも鞍上がクリストフ・ルメールとなれば間違いなく人気してくるでしょう。ただ、前回記事でも書いたように、オークスは立ち回り勝負では通用しない舞台。この馬は500万レベルまでは基礎体力で推すことができましたが、今回は立ち回りの上手さを活かさないと馬券には絡めないはず。それが活かせない舞台では一切いらないと思います。

 

ロッテンマイヤー

新馬戦を強い内容で押し切り、1戦1勝で臨んだクイーンカップでは3着好走。その後の忘れな草賞も勝利して、いざオークスへ!しかも血統は祖母にビワハイジで叔母にブエナビスタがいる良血。もう人気しないわけがないでしょう。ただ、その一つ一つを見直していくと違う事実が見えてきます。

まずクイーンカップはメジャーエンブレムが先行馬を全て掃除してくれたレースで、この馬はインを上手く立ち回ったことでバテた馬を差して3着という結果。能力的には恐らくこの時に4着のラブリーアモンとそう変わらないはずで、ラブリーアモンが今回4番人気だったら買いますか?今回は一気に人気を落としそうですが、フロンテアクイーンに先着されているという事実も忘れてはダメでしょう。

前走の忘れな草賞もメイショウタチマチ、ペプチドサプルといった骨っぽいメンバーに勝利!と字面だけ見ると強そうですが、このレースのラップを見ても本当に強いと思えるでしょうか?

12.8 – 12.1 – 13.7 – 13.3 – 12.9 – 12.6 – 12.2 – 11.1 – 10.9 – 11.7 (38.6-33.7)

このレースをハナに立って逃げ勝ったのがロッテンマイヤーという馬です。対して後ろから差し届かなかったのがペプチドサプルとメイショウタチマチ。こんなぬるま湯のどスローのレースを勝った馬が全く立ち回りの活かせないオークスで人気するのです。

馬場差があるので比較するのは難しいですが、同開催の阪神芝2000mの未勝利戦レベルの時計。これより遅い未勝利戦は重馬場のパーシーズベストのレースと、どう考えてもレベルの低いラスイエットロスのレースくらい。

こんな感じで過去のレースレベルだけ見ても買えない馬なのに、加えてこの馬はクロフネ産駒。この血統は短距離志向強く、東京芝1600mであれば強調できますが、東京芝2400mでは間違っても強調できません。能力抜けていたホエールキャプチャですら3着だったことを考えても、このロッテンマイヤーという馬がホエールキャプチャ以上の成績を残せるでしょうか?

 

アットザシーサイド

桜花賞は福永騎手の完璧な騎乗での3着。まぁこちらが想像していたよりは強い馬だったということは素直に認めましょう。フィリーズレビュー2着程度であそこまで走るとは正直驚きでした。

ただ、この馬は桜花賞は完璧に立ち回ったとはいえ、基本的な馬キャラは小回りコースのインで脚を溜めて一瞬の末脚を使うタイプ。距離も1400mがベストでしょうし、コースも外回りよりは内回りコースの方が合いそうなタイプ。

今回は東京芝2400mという上の段落で書いた馬キャラとは真逆のような条件。そもそも桜花賞3着とは言っても全く競馬にならなかったメジャーエンブレムより強いなんて微塵にも思いませんでしたし、桜花賞の5着以下がどんぐりの背比べすぎて、その中で一番上手い競馬をしたせいで抜け出したら上手いことメジャーが詰まってくれたおかげで3着になれた、という感じです。

まず距離延長が向くとは微塵も思いませんし、直線で伸び脚を全く見ることなく終わると思います。まぁ他の人気馬よりはまだ可能性があるとは思いますが・・・

 

今回のオークスはご覧の通りに人気馬が「原材料:不安要素100%」みたいな馬ばかり。「マイルの神様」風に表現すれば、何度頭でオークスのレースをシミュレーションしても好走する可能性がない馬ばかりに思います。

買いたい馬の人気がなくて、買いたくない馬が過剰人気していて、馬券の買い方も完璧にイメージできる時に勝負度を上げるのですが、今回はそのほとんどに当てはまっている感じ。これはスプリングS以来の勝負度Aでぶちかまそうか検討中です。

今回挙げた馬たちよりも確実に期待度が上なのはこの馬あたりでしょうか?

その馬の名はブログランキング(穴)で公開中

 

前走は後続を大きく引き離す圧勝劇。2、3着の馬はスイートピーSでも少差で走っていますし、少なくともスイートピーS勝ちのジェラシーくらいの評価は与えてもいいはず。

血統的に見ても父サドラーズウェルズ系で母母父にグレイソヴリンを持つスタミナ血統。そもそもなぜ短距離戦でデビューしたのか、ということが謎のような馬で、抽選での出走になりますが、出てきたら本命でもいいレベルの馬だと思います。

 

 

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