今日は11/12(土)に行われる武蔵野ステークスのレース考察を行います。東京ダート1600mで行われるGIII戦です。その前に余談を少し。
エリザベス女王杯は毎年現地に見に行っていたのですが、今年はそそられるようなメンバーがいないのと仕事が忙しすぎるので自粛。その代わりに武蔵野ステークスはちょっと行きたい気持ちが強まるメンバー。条件戦や2歳戦からずっと見ていた人たちにとってはモーニンなんて結構どうでもよくて、ゴールドドリーム、ソルティコメントあたりが一線級とどういう戦いをするか、というのは興味深いところではないでしょうか。さすがに土曜日なのでいけるかはわかりませんが、少し現地に行きたい気持ちが強まってきております。
【2016】武蔵野ステークス 予想考察
過去5年のレース傾向
昨年は3歳馬が2頭絡み、2012年は3歳馬がワンツー。東京ダート1600mは他のダートコースとは全く適性が異なる舞台で、持久力よりも瞬発力が問われる条件。それだけにみやこステークスよりも3歳馬と古馬の壁は小さいレースと言えると思います。
そのみやこステークスでグレンツェントが勝利に等しい2着という結果だったことを考えても、今年の3歳ダート路線のレベルは異常。その中でも4強と言えるのはグレンツェント、ケイティブレイブ、ストロングバローズとそして今回出走してくるゴールドドリームでしょう。みやこステークスで通用したのですからここでは断然の主役なんではと思う感じもします。
迎え撃つはフェブラリーステークス覇者のモーニンですが、今年のメンバーはかなり強いのが揃った印象。オープンでも上位のカフジテイク、キングズガード、ノボバカラなどもいますし、非常に面白いメンバーが揃ったと思います。
血統傾向
個人的にはダート戦は芝のレースほど血統面は気にしません。このレースに関してもほぼ気にすることはないと思いますが、ミスタープロスペクター系が活躍しているというのはパッと見ても明らかな感じはします。
レースラップ傾向
やはり重賞ということもあってそれなりにペースは速くなる印象。その緩みないペースを追走した上でどれだけの末脚を使えるか、というレースになるか。
ただ、今年に関して言えば、有力馬がゴールドドリーム、キングズガード、カフジテイク、ソルティコメントあたりは後ろから行く馬。モーニンこそ前へ行くでしょうが、明確に逃げたいのがドリームキラリくらいなんですよね。毎回全く人気しない馬ですが、ハナにさえ立てれば異常な粘りを見せるので、重賞でもどれくらい通用するかは楽しみではあります。
レース傾向まとめ
今日のところはこの辺りにしておきます。出走メンバーはこんな感じ。
果たしてモーニンはここまで被った人気になるんでしょうか。59kg背負うとなるとさすがに少し嫌われると思いますし、先日のグレンツェントの人気ぶりと結果的に2着という内容を見ると、ゴールドドリームとは差のない人気になる気がします。
ひとまず現時点で注目している馬はこの馬です。
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良馬場での持ち時計1:35:8があり、その時に倒した3着馬がその後に重賞をタイムランクAで勝利。普通に考えてこの馬は東京ダート1600mであれば既に日本で一番強いんじゃないでしょうか。
唯一の懸念点は出遅れ癖ある馬に出遅れ癖あるデムーロ騎手が乗ることか。ただ、この馬は芝スタートのレースでは出遅れることもないので、今回もデムーロさえしっかり乗ってくればまず勝ち負けになるんじゃないでしょうか。