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【2016】マイルCS / 枠順&展開考察(サトノアラジン、イスラボニータ等の枠順は如何に)

今日は11/20(日)に行われるマイルチャンピオンシップのレース考察を行います。京都芝1600mで行われるGI戦です。

 

【2016】マイルCS 予想考察

枠順考察

サトノアラジン、ヤングマンパワー、ロードクエストといった人気をしそうな馬が内枠を引いた印象。ミッキーアイルやネオリアリズムといった馬は外枠を引いたのでどのような人気になるでしょうか。

秋の京都開催のGIは菊花賞のカフジプリンスなんかが代表例ですが、内枠を引いた馬から売れていく印象。ただ菊花賞のように本当に枠順が大切なレースもあれば、そうでないレースもあります。このマイルチャンピオンシップは大して内枠が有利でないレースの代表例。

そもそもなぜ内枠が有利かといえばコースロスなく進めるからですが、この時期の京都の馬場は開催後半でインが荒れ始めているので、インを通ることはプラスに働かない場合が多い。それに加えて今週末は土曜日に終日雨予報と来ていますから、内枠は逆にマイナスになるんじゃないかとも見ています。

ちょうどイメージとしては昨年のエリザベス女王杯ウィークのような馬場になりそうな印象。最後の直線でダーっと外から伸びてきた馬が上位を独占し、マリアライトのような馬が勝っちゃうような馬場です。土曜の馬場を見てみたいですが現時点でのイメージはそんな感じでいます。

 

展開考察

ようやく控える競馬を諦めた音無調教師が今回も「逃げる」と言っている通りにミッキーアイルの逃げは間違いないはず。というのもこの馬は現役でもナンバーワンクラスにテンが速いので他の馬は1ハロン目でこの馬に競りかけられないはず。その後ろに「厳しいペースを粘りこむイメージ」で競馬をすると言っているクラレントや、テイエムタイホー、ウインプリメーラといったところが続くか。

最近のレースを見ているとスタートが絶好に速いディサイファも良いのか悪いのかインの絶好位を取れてしまうと思います。もしインも伸びる馬場であればディサイファは圏内になったといえるかも。

ネオリアリズムは前走の逃げがルメールのスペシャルプランだったわけで、今回はそんんな競馬をするわけがないですし、マイルの距離でできるわけがなさそう。外側から好位〜中団に取り付いてなんとか折り合いつけて直線で差す競馬をしてくるはず。現役屈指の折り合い難の持ち主だけに、ムーア騎乗は確実にプラスですが気持ちもう少し内寄りの枠が良かった印象。

ロードクエストとサトノアラジンはどちらも内枠を引きましたが、どうせ最後方から外を回すだろうロードクエストにとっては特に枠順は関係ないか。

逆にサトノアラジンはそういう戦法は取らなそうなので、変に中団のインで・・・という色気が出そうなこの枠は危なそう。どうもハイパフォーマンスを見せたのが春興S、京王杯SC、スワンSとどれも大外をブン回した時で、エプソムC、ダービー卿CTなどは馬群の中を突いて思ったほど伸びず。この馬はディープインパクト産駒ながら隠れマンハッタンカフェ産駒のようなタイプの馬である可能性がありそうで、馬群を突く競馬をした場合は能力上位でもぶっ飛ぶ可能性は危惧したい。

 

今回のまとめと想定オッズ

最後に今回のまとめと私が独自に考えた想定オッズを書いておきます。

1 サトノアラジン    4.8倍
2 イスラボニータ    5.2倍
3 ヤングマンパワー   6.0倍
4 ロードクエスト    8.5倍
5 ネオリアリズム    8.8倍
6 ミッキーアイル    9.1倍
7 フィエロ       11.5倍
8 ディサイファ    14.7倍
9 マジックタイム   15.2倍
10 ガリバルディ    18.4倍
11 サトノルパン    19.6倍
12 ウインプリメーラ  33.5倍
13 スノードラゴン   45.2倍
14 ダノンシャーク   48.1倍
15 ダコール       51.3倍
16 サンライズメジャー  78.8倍
17 クラレント     152.5倍
18 テイエムタイホー  212.0倍

一応の1番人気はサトノアラジンに成ると思いますが、上位6頭は拮抗した人気になるはず。7番人気は少し離れてフィエロが濃厚で、内枠を引いて武豊のディサイファも道悪残りとなると穴人気は必至か。先週のクイーンズリングの影響でデムーロ騎乗のサトノルパンも明らかな穴人気をしそうで20倍を切るくらいになるはず。

 

今年のマイルチャンピオンシップは大混戦のレースになっていますが、当たればそれなりの配当になりそう。非常に予想が難しくもあり面白いレースいなります。

今回のメンバーの中でも枠順を見て面白いと思うのはこの馬です。

その注目馬の名はブログランキング(枠)で公開中

 

荒れ馬場のマイル戦での瞬発力勝負、というのはこの馬にとって考えられうるベストな舞台設定。春には同じような条件でロゴタイプ、サトノアラジンという現在のマイル路線の上位馬を正攻法で倒していますし、条件さえ整えば普通にここでも通用していいはず。

土曜日の雨が残って外伸びのタフ差し馬場になりそうですし、中団くらいから外に出せそうな絶好枠を引くことができました。鞍上も春にこの馬で結果を出している上にタフ馬場で追わせたらこれ以上頼りになる騎手もいなそうで、あとは直線で岩田騎手と喧嘩をしなければ(笑)馬券圏内の可能性はかなりあると見ています。

 

KAZ: