今日は5/7(日)に行われる京都新聞杯のレース考察を行います。京都芝2200mで行われるGII戦です。その前に余談を少し。
日曜日はJリーグの試合が日産スタジアムであるので、NHKマイルカップは行かずにそちらに行こうと思っていたのですが、ここ3試合あまりにも酷い試合を見せられて「サッカー=ストレスが溜まるもの」という認識に変わってしまいそうで、NHKマイルカップも枠順絶好で楽しみなレースになってきたので東京競馬場の方に行こうかなぁと気持ちが揺らいできました。
昨年もNHKマイルカップは現地に行っていて、◎クラリティスカイには超絶な自信があったにも関わらず、アルビアーノを嫌って外すという思い出があります。開門後に行っても余裕で座席取れそうなレースですし、ちょっと現地参戦を検討しますわ。
【2016】京都新聞杯 予想考察
枠順考察
恐らくですが、今回のこの条件で、しかも道悪濃厚となれば少しでも競馬をやっている人なり、今年の3歳路線を見てきている人なら「スマートオーディンを買ってはいけない!」と誰しもが思いそうなレース。
適性的にも血統的にも距離延長は向かないでしょうし、持続力勝負になりそうなレース傾向も全く合わなそう。その上で道悪でタフな馬場になったら共同通信杯を見ても更にダメだと思います。ここまで買いたくない要素満載なのに1番人気は間違いなし。ちょっとこれは逆に考えすぎて嫌う奴が罠にはまるパターンなんじゃないかとも思いますが、ここは普通に嫌うのが良いと思います。
誰しもがスマートオーディンを嫌いたいと思うはずなんで、そこまで人気は被らないと思っていましたが、この枠を引いてしまったら売れるでしょう。抜けた1番人気は確実と見ています。もうこの条件なら内枠でも外枠でも無理だと思っているので、売れてくれる内枠に入ってくれたのは好材料。ここを大いに嫌う馬券を買いたいところです。
京都新聞杯は内枠が絶対的に有利になりやすいレースですが、今年は少頭数の上に先行馬もそこまでいないレース。その上で道悪になればあんまり立ち回りで内枠じゃなきゃダメになるレースとは思っていません。
展開考察
逃げ馬があんまりいないレースで、1枠を引いたダンツエイコウあたりが地方騎手を背に積極的に逃げる形か。エルリストンも福永騎手なら番手にはつけるでしょうが逃げはしないと思います。アグネスフォルテは前走はスタート直後に締められて前に行けずだったので今回は出して位置を取りにいくはずです。
ブラックスピネルはじわーっと出して中団前目を取りに行くか。スマートオーディンはここ2戦がスタートをマシに出ているので、戸崎騎手なら出たなりでそこそこの位置で運ぶ気がします。
ロイカバードはディープ産駒の決め手を最大限に活かすために後方待機策が濃厚。エルプシャフトもノリさんならビッシュみたいな末脚に賭ける競馬をしそうな印象があります。いずれにせよ、そこまでペースは速くならず一団の競馬になるんじゃないでしょうか。
今回のまとめと想定オッズ
最後に今回のまとめと私が独自に考えた想定オッズを書いておきます。
1 スマートオーディン 2.2倍
2 ロイカバード 3.6倍
3 エルプシャフト 4.3倍
4 ブラックスピネル 6.8倍
5 ゼンノタヂカラオ 8.7倍
6 スワーヴアーサー 10.2倍
7 ユウチェンジ 16.8倍
8 エルリストン 18.5倍
9 アグネスフォルテ 29.3倍
10 アドマイヤビスタ 47.6倍
11 スズカバーディー 78.2倍
12 カルムパシオン 122.0倍
13 ダンツエイコウ 148.5倍
14 フォルテミノル 237.5倍
なんだかんだで、実績面とこの枠を引いたらスマートオーディンは断然の一番人気でしょう。ただ、どう考えても危ない匂いがぷんぷんしているので単勝1倍台とかにはならないと思います。2倍台前半でしょうか。
その次はディープインパクト産駒の2頭が人気になりそう。過去5年で2回もディープ産駒がワンツースリーになっているレースですし、ここはそもそもディープ産駒が売れやすいことに加えて過剰に売れるはずです。エルプシャフトあたりはスマートオーディンに勝つなら未知の魅力の馬、という売れ方もしそう。
ブラックスピネルはルメールで人気はするでしょうが、馬自体が地味なタイプなのと外枠を引いたことで4番人気くらいに落ち着くんじゃないでしょうか。その後は堅実タイプのゼンノタヂカラオと未勝利勝ちが強かったスワーヴアーサーあたりでしょうか。
京都新聞杯もNHKマイルと同じく、買いたい馬、嫌いたい人気馬、がサクッと決まったので結構勝負するつもりです。ただ、ここはどう買うかという点でかなり悩んでいるのでそこだけはミスしないようにしたいところ。
今回、穴として一番面白いなぁと思っているのはこの馬です。
前走はスタート後に隣の馬によられて先行できず。スローペースを後ろから行くことだけでも不利でしたが、最後の直線はインを突こうとするも前が全く開かずに詰まり放題。完全に度外視できるレースでしょう。
2走前、3走前はかなりレベルの高いレースで先行して好走できていますし、今回も前にさえ行ければ十分に勝負になっていいはず。血統的に京都でどうかという気もしますが、やたらこの血統は先週の京都で走っていましたし、道悪になるのも良いでしょう。あすなろ賞くらい走れればここは馬券に絡めるんじゃないでしょうか。