今日は8/21(日)に行われる北九州記念のレース考察を行います。小倉芝1200mで行われるGIII戦です。その前に余談を少し。
オリンピックも佳境に差し掛かりつつありますが、皆さんもお盆休みは眠い目をこすって夜更かしされたんじゃないでしょうか。
私も結構夜は起きて見ていたのですが、先週末から遂に欧州サッカーまで開幕しまして、私が長年応援しているアーセナルというチームはデジャヴのように開幕戦にろくに準備も補強しないまま臨み、リバプールに叩きのめされました。
なんというかあれですよね、楽しみにしていたスポーツのシーズンが始まるというのに第1節で絶望に突き落とされるこの感じ。まぁ今季は無理だとわかっていたので、特にショックもないのですがあと37試合を何の希望を持って見れば良いのかというのもあります。。。
【2016】北九州記念 予想考察
過去5年のレース傾向
北九州記念といえば今までのイメージは、開催後半の小倉コースで行われて、超ハイペースで最後は外差しがズバズバ届くようなレースという印象でした。
もちろん昨年もそのイメージから◎マヤノリュウジンを本命にしたのですが、結果はインを立ち回ったベルカントとビッグアーサーのワンツー。もちろんその2頭のその後の活躍を見ていれば能力自体が抜けていた、というのもあるかもしれませんが、明らかに傾向が変わりつつあるとも言えると思います。
夏開催の小倉芝コースはメルマガなどでも何度も書いているように、エアレーション作業導入後からは開幕週から外差しが届くタフな馬場になりました。一方で開催が進めば進むほど逆にインが伸びるようになるというのがここ2年の特徴。今週まではAコース使用ですが、Bコース移行後は極端にインが伸びるようになります。
今までの北九州記念はイメージ通りに開催後半で外が伸びる馬場での外差し決着だったのが、ここ2年は内枠でインで立ち回った馬がそのままなだれ込むようなレース。エアレーションによる馬場傾向の変化が如実に影響しているように感じます。
血統傾向
昨年はサクラバクシンオー産駒のワンツーですが、過去にはハーツクライ産駒のツルマルレオンが勝ったり、グラスワンダー産駒のニンジャが突っ込んできたり、と血統的傾向はあまり見えないレース。
それに加えて先にも書いた通り、ここ2年での傾向変化が激しいので、もし血統傾向あったとしてもあまり重視するのは得策ではないか。
レースラップ傾向
小倉芝1200mは中山コースと同じく、スタート直後から下り坂になるのでテンは速くなりっぱなし。2歳未勝利戦で前半3ハロンが33秒を切るようなコースです。とにかくテンは今年もとんでもなく速くなると見たほうが良さそう。
その代わり、前傾ラップで最後は時計がかかるので、ここで以前は外差し馬がだーーーっとやってきて最後の最後に形成逆転というのがよく見られました。ただ、ここ2年はインを上手く立ち回った馬がなんとか凌いでなだれ込みというレースが目立つ感じ。今年もそんなレースになる気はしますが。
レース傾向まとめ
今日のところはこの辺りにしておきます。出走メンバーはこんな感じ。
ベルカントが断然人気になるのはわかりますが、後のメンバーはだいぶ手薄だなぁというのが正直な感想。ちょっとベルカントはスピードで抜けきっている気がするので、台風の影響なく良馬場で開催できるのなら逆らう必要はない気がします。
現時点で一番面白いなぁと思うのはこの馬でしょう。
小倉芝1200mは(2-2-0-1)という成績。時計勝負の1200m戦は臨むところで、きっちり2走前も平坦1200mのオープン戦で穴を開けています。乗り方次第で今回は十分に馬券に絡めていいと思いますが果たして。