今日は10/23(日)に行われる菊花賞のレース考察を行います。京都芝3000mで行われるGI戦です。
菊花賞のプレ予想とまとめデータに関しては、木曜ですがダウンロードコーナーの方にアップロードしておきます。先週のメルマガのダウンロードパスでいけますのでそちらでダウンロードください。
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さて、先ほどドラフト会議が終わったということで、ドラフトのネタでも書くと思いきや大間違い。ザーッと上位指名は見ましたが、細かいところまでまだチェックしきれていないので、また後ほど書きます。
今週は少し時間ができたので、オフの時間を全て使って秋クールのドラマを第1話から全て見ました。前回クールは本当に何も見れなかったので、その分、今クールはできるだけ見ようと思って頑張りました。というわけで1話を見た感想。
(ちなみにカインとアベルだけは、なんか見てもしょーがないという感覚を直感的に抱いたので見ていません。もし面白いのであれば教えて下さい。また相棒や大門美智子などのシリーズ物は省きます)
★メディカルチーム・レディダヴィンチの診断★
[火曜21:00- フジテレビ 主演:吉田羊]
前クールまではこの曜日は22時台でTBSとフジが同時間帯でドラマをやっていたんですが、今クールからフジがズラしてきた格好。この時間帯のドラマは昨年は戦う!書店ガールという大凡作もありましたが、サイレーン→お義父さんと呼ばせて→僕のヤバイ妻となかなか面白い作品続きの枠なので今回も少し期待してみました。
ただ、医療物にしては大門美智子と被る割にテーマも微妙。吉田羊が天才医師だという描かれ方も雑ですし、何より赴任した病院の人たちが味方なのか敵なのかがよくわかりにくい。特に伊藤蘭の存在が微妙で、もっとどーにかなんなかったもんなのかなぁと思いました。もしかしたら1話で挫折かも。(★★☆☆☆)
★逃げるは恥だが役に立つ★
[火曜22:00- TBS 主演:新垣結衣 星野源]
もう設定とキャストの時点でこのドラマは勝ちだと思います。新垣結衣がひたすらに可愛いのという点で男性視聴者は毎週見るでしょうし、源ちゃんが可愛いという点で女性視聴者は毎週見るでしょうし、よくよく考えてみるとあんまり脚本も優れていないし内容があんまりないドラマなのですが、キュートさだけで視聴率を上げてしまっている出演者が素晴らしい。エンディングのダンスは秀逸。(★★★☆☆)
★地味にスゴイ!校閲ガール・河野悦子★
[水曜22:00- 日本テレビ 主演:石原さとみ]
もう最初から期待値ゼロで見ていたので、その割には3話までは見れたというのが正直な感想。石原さとみがブリブリとありえないキャラクターを演じているだけ、という内容ですが、青木崇高がカッコイイのと本田翼が私の知り合いの競馬女子に似ているのでなんとか見ています。あと数回で脱落しそう。(★★☆☆☆)
★chef-三ツ星の給食-★
[木曜22:00- フジテレビ 主演:天海祐希]
設定は面白そうだったので少し期待してみましたが、まぁ想像通りの内容でまずまず。もう天海祐希が主役になるとこういうドラマ(キャリアウーマンが壁に立ち向かう系)になるのはわかりきっていますが、それでも給食の栄養士のエンケンさんが絶妙なところに配役でいるので見れそうな感じ。伊藤修子さんがお義父さんと呼ばせてに続いてエンケンさんと同じ職場っていうのがちょっとツボでした。久しぶりに豊原功補さんを主要な役どころで見れるのも良いかと(★★★☆☆)
★砂の党-知りすぎた隣人-★
[金曜22:00- TBS 主演:菅野美穂 松嶋菜々子]
TBSお得意のミステリードラマ。主演も菅野美穂と松嶋菜々子という時点で期待はしましたが1話を見た感じではうーんという感じ。きちんと子どもを育てない親に罰を与えるという設定が良くわからないし、あんまり松嶋菜々子から怖さも感じない。その点、僕のヤバイ妻の木村佳乃の怖さは凄かったなと。ミステリーにしてはママ友のウザさばかり目立つ感じで、特にホラン千秋は見てるだけでウザい感じでした。これからの展開次第ではすぐに脱落しそう(★★☆☆☆)
★IQ246-華麗なる事件簿-★
[日曜22:00- TBS 主演:織田裕二]
天才が事件を爽快に解決していくという推理ドラマなんですが、もう織田裕二の天才キャラが誰しもが拒絶反応を示すはず。1話の最後の方になってようやく慣れてきましたが、なんで織田裕二にしたかなぁと。助手的な役割に土屋太鳳を置いて振り回される感じは、もろにガリレオの福山→柴咲コウの関係性をそのままなぞった感じで新鮮味もなし。証拠の見つけ方も新たに犯人に殺人を犯させるというちと無理ある内容でしたし、見所はディーン・フジオカの執事がカッコイイというところぐらいか。あと検死官の中谷美紀が可愛い(★★☆☆☆)
★キャリア-掟破りの警察署長-★
[日曜22:00- フジテレビ 主演:玉木宏]
この時間帯のフジのドラマは慣れていないので全く期待していませんでしたが、1話目はそれなりに勧善懲悪のドラマとして楽しめた印象。玉木宏がただのいい人、という何の捻りもない設定ですが、安定して毎週楽しめるドラマとしては悪くない出来。コワモテの現場刑事の高嶋政宏と平山祐介、新人刑事見習いの瀧本美織、などなどもう何の捻りもないキャスティングが逆に受け入れやすく、テンプレートとしてそこそこ楽しめそうな印象(★★★☆☆)
【2016】菊花賞 予想考察
枠順考察
さて、1年の中でも最も枠順が重要なGIの一つ、菊花賞の枠順が発表されましたね。決定した枠順はこんな感じになりました。
ここで過去5年のレース結果を改めて振り返ってみましょう。
ここ4年の勝ち馬は全てが1枠か2枠の馬。外枠の馬もある程度馬券には絡んでいますが、前に行ける馬で位置が取れたことが良かった馬か、2011年や2012年のように立ち回り勝負にはならなかった年に数を引き上げている印象。
もう、菊花賞というレースは4コーナーでの位置取りを見ればどういうレースなのかは明白。以下に過去6年の4コーナーのキャプチャ画像を載せますが、赤く◯してあるのが馬券に絡んだ馬です。
<2015年 キタサンブラック>
道中インベタのキタサンブラックと先行してインの2番手を追走していたリアファルが馬券に絡みました。リアルスティールは道中でロス多い競馬でしたが、勝負所では外を回らず競馬していますね。それでもインベタのキタサンブラックが最後に差し切りました。
<2014年> トーホウジャッカル
1枠2番からインの番手の絶好位を取れたトーホウジャッカル、そしてその後ろを回ってこれたゴールドアクター。そして終始、インベタで直線もインを突いたサウンズオブアースで決着。
<2013年> エピファネイア
この年は道悪で特殊だった感じもありますが、それでも4コーナーでインを進んだ1、2、3番手がそのまま馬券内に来るというレース。
<2012年 ゴールドシップ>
この年は珍しく例外。スタミナお化けのゴールドシップが3コーナーから強気に捲り競馬をしたことにより、超スタミナレースに。ロスなく立ち回るというよりもスタミナがあるかないかだけが問われたレースになりました。
<2011年 オルフェーヴル>
この年も上位のオルフェーヴル、ウインバリアシオンといった馬たちと、それ以外の能力差が激しく。オルフェーヴルは4コーナーで外を捲っての圧勝。例外年といえるでしょう。
<2010年> ビッグウィーク
大逃げを打ったコスモラピュタの後ろでロスなく回ったビッグウィークとビートブラックが1、3着。ローズキングダムは後方の外側を回ったが力で2着。
<2009年> スリーロールス
インを完璧に立ち回ったスリーロールスとフォゲッタブルが人気薄でワンツー。3着のマイネルスターリーも外枠ながら上手くロスなく立ち回ってきている。
もうこうして見ただけでもとにかくインを立ち回った馬。インベタで通ってきた馬ばかりが好走しているレース。実際に今年の天皇賞(春)もそのパターンでワンツースリーが決まったので、ここもとにかく内枠、インベタ狙いをしてみてもいいんじゃないでしょうか。
展開考察
恐らくは外枠を引いてしまったが、サトノエトワールが積極的にハナを奪いに行くはず。キングカメハメハ産駒なので距離は長いに決まっているが、陣営は「距離は長ければ長いほうがいい」なんてことを言っており、もしかしたら引き離す逃げを打つかも。
アグネスフォルテは騎手コメントを見ても「前に馬を置いてレースしたい」という感じですし、逃げることはなさそう。恐らくはサトノエトワールに逃げさせての2番手を取りに行くでしょう。
ジョルジュサンクが内枠からスッと2、3番手のインを取れるはずで、ミライヘノツバサあたりもいい位置が取れるんじゃないでしょうか。
あとはどれくらい馬群が縦長になるかということ。これはサトノエトワールやアグネスフォルテあたりがどれくらい積極的に行くかにかかっているか。行けば好位組はついていかないとおもうので縦長の馬群は作れるはず。荒れるならばその展開になるかどうかですかね。
サトノエトワールは角居厩舎ですし、わざわざ池添を乗せているところからみてもサトノダイヤモンドのラビットのような存在ではないはず。それなりに厩舎は色気を持っているとみて良さそう(池江厩舎の利益になるようなことを角居がやる理由なんて何もありません)池添がどういう動きを取るかでレースはがらりと変わりそうです。
ただ、縦長になろうが凝縮した馬群になろうが、内枠、インベタ組が有利になるのは変わらなそう。秋の京都GIでは奇をてらって外枠を狙っても何も良いことはありません。
今回のまとめと想定オッズ
最後に今回のまとめと私が独自に考えた想定オッズを書いておきます。
1 サトノダイヤモンド 2.2倍
2 ディーマジェスティ 2.6倍
3 カフジプリンス 9.3倍
4 レッドエルディスト 10.8倍
5 ミッキーロケット 14.5倍
6 シュペルミエール 18.4倍
7 レインボーライン 20.2倍
8 エアスピネル 24.8倍
9 ウムブルフ 27.7倍
10 マウントロブソン 32.9倍
11 プロディガルサン 38.0倍
12 ジュンヴァルカン 44.1倍
13 アグネスフォルテ 68.4倍
14 ジョルジュサンク 82.6倍
15 コスモジャーベ 145.0倍
16 イモータル 155.2倍
17 サトノエトワール 173.7倍
18 ミライヘノツバサ 189.2倍
2強のサトノダイヤモンドとディーマジェスティがどちらも内枠を引いたことで、この2頭が人気の中心となるのは確実。またどう考えても穴人気確実のカフジプリンスが1枠1番を引いたことで3番人気になるでしょう。
今年の菊花賞は内枠を引いた人気2頭をどう考えても嫌いにくいレースになりそう。ただ能力通りに決まらない3000mというレースですし、両雄並び立たないのが競馬の歴史。あの2頭からは買いたい感じはしません。
今回のメンバーの中でも枠順を見て面白いと思うのはこの馬です。
神戸新聞杯の回顧にて、内枠さえ引ければ菊花賞では面白いと書いていた馬。とにかく前半にゆったり行って後半はバテない脚が使える馬。前走は直線半ばまでは抜け出しそうな見どころある内容でしたし、ラジオNIKKEI杯でも距離短い中でギリギリまで粘る競馬でした。
母系はスタミナの塊のような血統ですし、前に行ける脚質も良し。そして何より絶好枠を引けたので、ある程度縦長のレースになれば粘り込んでの爆穴を期待してもいいんじゃないでしょうか。