今日は6/19(日)に行われる函館スプリントステークスのレース考察を行います。函館芝1200mで行われるGIII戦です。その前に余談を少し。
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それに加えて、2016年からは「競馬開催日の競馬ノート」という企画を実施しておりまして、競馬開催日の前日頃からリアルタイムでの下書き予想掲載や馬場状態予測などをお伝えしております。
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【2016】函館スプリントS 予想考察
枠順考察
ここ2年は差し・差し・差しが決まって大荒れ傾向のこのレース。ただこのレースには明確な傾向があり、それさえ掴んでしまえば割と狙いやすいレースという気も。
このレースの過去5年の結果を見てもわかるが、逃げ馬が馬券に絡んでいる年は内枠、先行馬の行った行ったが決まる傾向。逆に逃げ馬が馬券に絡まない年は差し差しで決まる傾向がある。小回りコースの1200m戦ともなると、いかにスムーズに加速体勢に入れるかが全て。よって逃げ馬が粘り切れるような強い馬であれば、内枠の好位の馬も前が詰まることなくそのまま行った行ったで決まりやすい。逆に逃げ馬がもう直線入り口で並びかけられてしまうような馬だと、インの馬が詰まって追い出せず、外を回した馬だけで決まるケースが目立つ。わかりやすいように過去5年の直線入り口の隊列と3着までの決まり手を載せておく。
<2011年>
好位→逃げ→好位
<2012年>
好位→好位→差し
<2013年>
好位→好位→逃げ
<2014年>
差し→差し→差し
<2015年>
差し→差し→差し
2012年を除けば、過去5年は前残りに傾くか、差し差しに傾くかのどちらか。隊列を見てもらえればわかるが、差しが決まる決着の時は4コーナーから直線を向く時点で逃げ先行馬に余力がない。
逆に強い逃げ馬がいて直線入り口ではまだセーフティリードがある時は馬群も縦長になるので、開幕週の馬場を活かして前残りになりやすい。つまりは、このレースで重要なのはハナを切るだろう逃げ馬が垂れずに最後まで凌げるレベルかということ。
楽に逃げることができて、そのままゴールまでなだれ込むようなレースになれば、内枠の好位につけた馬もそのままなだれ込める。だが、逆に逃げ馬が途中でバテるようなレースになれば、インの好位につけた馬はバテる先行馬が邪魔で前が詰まり追い出しが遅れる。
実際に過去5年のレースを見てもらえればわかるが、逃げ馬が馬券に絡んだ2年は全て前残り決着になっている。逆に逃げ馬が絡まなかった年は差しが決まっているのである。今年はそのどちらになるかがポイントだ。
展開考察
続々と若手騎手も台頭してきている中、崖っぷちと言っていいだろう中井騎手にとって、このローレルベローチェでの重賞制覇は騎手人生がかかったチャレンジと言える。コメントも出ているようにまず間違いなくハナを叩くでしょうし、この馬のテンの速さならまず外枠でもハナにはたてるはず。
ただ内枠を引くことができなかったのは相当痛そう。内にアクティブミノルとスカイキューティーを見る形になり、この2頭は隙あればハナを叩こうと考えているはず。スタートが互角なら結局はローレルベローチェがハナに立てるとは思いますが、序盤で余計なエネルギーは使いそうな感じ。
アクティブミノルの藤岡康太騎手も骨折の復帰明けになるのでモチベーションは相当高そう。陣営コメントを見ても「逃げる馬はわかっているが楽はさせない」というコメント出ており、すんなりとは隊列は決まらないはず。
その他の馬を見ても内枠では好位を取りたい馬がズラリと揃い、外枠にも軽量で位置を取りたい馬がかなり揃った印象。昨年ほどではないが、かなりのハイペースになると見て良さそうだ。あとはローレルベローチェがそのペースをハナに立って凌げる馬か、バテる馬か、というところか。
今回のまとめと想定オッズ
最後に今回のまとめと私が独自に考えた想定オッズを書いておきます。
1 シュウジ 5.2倍
2 ティーハーフ 5.9倍
3 ローレルベローチェ 6.3倍
4 レッツゴードンキ 7.4倍
5 オメガヴェンデッタ 7.8倍
6 アクティヴミノル 8.1倍
7 オデュッセウス 9.4倍
8 ティソーナ 9.8倍
9 ソルヴェイグ 17.7倍
10 キャンディバローズ 22.1倍
11 アースソニック 51.4倍
12 セイコーライコウ 63.5倍
13 エポワス 71.8倍
14 ファントムロード 76.3倍
15 スカイキューティー 105.2倍
16 ヤマニンプチガトー 126.3倍
ローレルベローチェが外枠を引いたことで、恐らくシュウジが1番人気になるんじゃないでしょうか。誰しもが距離短縮になればと思っているでしょうし、netkeibaでも予想以上に人気になっている感じ。
ただ、上位人気はかなりの混戦になりそうで、ちょうど先週のマーメイドステークスのようになりそう。どんな組み合わせでも当たればかなりの配当になるんじゃないかと見ています。
函館スプリントステークスはユニコーンステークスとは違い、馬の能力比較やレースレベル比較はほとんど必要ないレースだと思います。今年は例年以上に小粒でどんぐりの背比べのようなメンバー構成。展開と枠順で全てガラリ変わって良さそう。
今回、一番展開的に向くのははこの馬だと思います。
この馬はとにかく夏しか走らない馬。ここ2戦は馬券にこそ絡めなかったとはいえ明らかに調子を上げてきています。そして何より昨年のレースぶりを見てもこの馬は洋芝お化けな印象。今回は展開も向きそうですし、期待していいんじゃないでしょうか。