今日は11/13(日)に行われるエリザベス女王杯のレース考察を行います。京都芝2200mで行われるGI戦です。その前に余談を少し。
今日は世界情勢が一変する日、アメリカ合衆国選挙が行われていますね。これを書いている時はまさかのトランプ優勢でこのままトランプが押し切りそうな勢い。トランプ氏は日本製品の輸入関税を上げるなどの政策を打ち出してますし、もし大統領になった場合の日本経済への影響は凄まじい気もします。さて、どうなることやら。
今週も重賞が4つありまして、有力馬考察を全て書くことが難しいので、エリザベス女王杯以外の有力馬診断はお休みさせていただきます。
【2016】エリザベス女王杯 予想考察
エリザベス女王杯 有力馬考察
マリアライト
昨年はオールカマー5着でエリザベス女王杯勝利。今年も同じくオールカマー5着だが、果たしてエリザベス女王杯の結果はどうなるか。
そのオールカマーの内容だけ見ても昨年と今年では雲泥の差。昨年はかなりのハイレベルメンバーが揃ったレースで大外ぶん回しの内容で5着という負けて強しの内容でしたが、今年は3着がツクバアズマオーというメンバーレベルがさほど高くないところで完全に伸び負けての5着。同じ5着でも昨年の方が価値がずっと上なのに今年は1番に推されるとなると期待値はゼロに近いか。
叩き良化型ということが支持する人の理由のほとんどとなっているが、同じく休み明けだった日経賞の内容と比較しても、日経賞の内容とオールカマーの内容は雲泥の違い。どう見ても前走の負け方は「衰えが見える」としか思えない内容で、勢いのなくなったディープインパクト産駒は買うべきではないと個人的には思います。
過去5年の結果を見ても5歳以上の馬で馬券に絡んだのは道悪馬場で勝ったレインボーダリアだけ。道悪馬場によって京都外回りコースで必要な瞬発力が要求されなかったことで5歳馬が走れた、という感じで、さほど荒れていない今年の京都の馬場での瞬発力勝負になれば、5歳馬で衰えの兆しが見える牝馬は買うべきではない、と判断します。買うとしてもヒモにします。
ミッキークイーン
能力だけを考えればこの中では頭2つぐらい抜けている印象。同じく休み明けだった阪神牝馬ステークスでも、抜けた末脚で2着に突っ込んできましたし、調教の動きを見てもある程度の仕上がりは見込めそうで、馬券圏内には走ってきそうな感じ。
今回は衰え見えるマリアライトに、あとは3歳の有力馬も出走せず、、、とかなりメンバーに恵まれた印象ありますし、ここは逆らわないでいいんじゃないでしょうか。
タッチングスピーチ
昨年は脚を余しての3着。重めのディープインパクト産駒で、ある程度長い距離で直線も長いこの舞台はベストと言っていいところ。ただ、春のレースはこの馬の能力をほとんど出せていないレース続きで、果たして本当に疲労だけが敗因だったのかは半信半疑。
4歳馬のディープインパクト産駒なのでレース傾向には合う馬で、これが人気薄で買えるのであれば面白いと思いますが、今回はムーア騎乗で過剰人気必至。休み前に結果が出ていない馬が休み明けでより人気して出てくるとなれば割引が妥当か。
クイーンズリング
過去に1400mの重賞を2勝していることで、今回も玄人からは嫌われそうな印象の馬。ただ昨年も内枠で揉まれる上に不利があっての敗戦で、この馬は距離に関しては問題なさそう。
いかにも典型的なマンハッタンカフェ産駒なので、外めを伸びてこられる展開が好走の絶対条件。天皇賞でのルージュバックのように外から被されれば伸びないはずなので、是が非でも外めの枠が欲しい。
パールコード
秋華賞はメンバーレベル微妙な中で、内枠で最高に上手く立ち回っての2着。今回もメンバーレベルは微妙なのでなんとかなる気もしますが、立ち回りタイプの馬が外回りコース替わりで更に末脚が要求される条件になってどうかは微妙。
3歳馬の成績が良いレースですが、この馬に関しては能力面で古馬に太刀打ちできるかは微妙なところだと思います。
今年のエリザベス女王杯は上位人気馬が信頼できない馬ばかり。十分に穴馬が台頭できるレースだと思います。
現時点でこの馬は面白いと思う穴馬を最後に挙げておきます。
前走は重賞で4着とはいえ位置取りで差し届かなかったのが全て。3歳時には秋華賞で上位争いをしているように能力はあると思いますし、京都中距離戦の差し比べレースは最も得意としている可能性高そう。
上がり馬の4歳馬のディープインパクト産駒を狙うべきレースですが、今年はそういう馬がいない以上、同じ配合のこの馬が魅力的に見えます。