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【2016】セントウルS / 有力馬考察(ビッグアーサー、ダンスディレクターなどの徹底分析)

今日は9/11(日)に行われるセントウルステークスのレース考察を行います。阪神芝1200mで行われるGIII戦です。その前に余談を少し。

 

今日はいよいよ広島カープの優勝が決まる日。なんだか昨日の平田のグラブを弾いたシーンや森野のトンネルを見ていると、本拠地で優勝するようにできてるんじゃないかなぁとも思います。中日には意地を見せてもらいたい気持ちはありますが、周りの広島ファンが台風を口実に皆、有給を使って今夜の試合に備えているのを見ると本拠地で優勝させてあげたい気もします。

ただ広島が勝ったところで阪神が負けたら優勝は決まらないので、そこが一番のポイントですよね(汗)

 

【2016】セントウルS 予想考察

セントウルステークス 有力馬考察

ビッグアーサー

高松宮記念は超高速馬場を王道競馬で突き抜けてのGI制覇。パワーのいる馬場も問題ないですし、6ハロン戦であれば間違いなく現役最強馬。差し遅れのケースはありますけど、変な癖もないですし今回は余程の事がない限りは崩れないと思います。

ただ鞍上が福永騎手となると、この騎手はトライアルレースのことを「勝たなくていいレース」と考えている感じがあるので、ただスプリンターズステークスに繋げるだけの予行演習にするケースは結構ありそう。そもそもそういうケースが多いからセントウルSは断然人気馬の2着が多いんだと思いますし、1着という観点からは少々疑問。

 

ダンスディレクター

何がビッグアーサーを負かすのか、と考えたときに筆頭候補にあがるのはまずこの馬で間違いなさそう。スタートに難がある馬ですが、決して不器用なタイプの差し馬ではなく、スッと動きたいところで動ける万能タイプ。シルクロードステークスなんてまさにその形がハマった感じですし、ビッグアーサーとそこまでの力差はないでしょう。

ただ懸念点はこの馬もビッグアーサーと同じく今回の舞台は叩き台だという事。GIを獲れる能力はありながらも不運が続いていたような馬で、陣営としても今回のスプリンターズステークスは最大にして最後のチャンスと思っているはず。そう考えると休み明けの今回、まともに仕上げてきているとも思えませんし、果たしてその出来でビッグアーサーを倒せるかとなると疑問。

 

ネロ

ヨハネスブルグ産駒のスピード馬で、芝を走るストームキャット系はいきなり「えっ?」というタイミングで萎れる(エイシンアポロン、アンコイルドなど)ので、この馬もシルクロードステークスを惨敗したときはその道を辿るのかと思いましたが、その後は持ち直して安定感を取り戻した。

前走はベルカントに惜敗の形ですが、あちらもベストの平坦高速馬場という条件でしたし、その条件でベルカントに負けるのは仕方ないもの。今回は開幕週で前が残る阪神馬場ですし、メンバーを見渡しても先行タイプはラヴァーズポイントくらい。明らかに展開には恵まれそうですし、こういう少し能力的に劣るかな、という夏競馬を使われた馬が有力馬に勝っちゃうのがセントウルS。この馬は有力なビッグアーサーの逆転候補だと思います。

 

エイシンブルズアイ

オーシャンステークスでは目の覚めるような外差しを決め、高松宮記念も位置取りさえしっかりしていれば3着はあったような内容。それに比べて前走のCBC賞は敗因が全くもってわからない不可解なレースぶり。ちょっとあのレースを能力や適性で敗因を片付けるわけには行かなそうで、消去法で状態が良くなかったと考えるほかないか。

オーシャンステークスの走りを見る限りは急坂のあるコースは向きそうで、あのときぐらい走れば今回も足りていいはず。とにかくこの馬に関しては前走の敗因が全くもって不可解なので、馬が走る気を失っていないかだけ。頭妙味ある馬ですが軸にするのは怖いイメージです。

 

ウリウリ

既に7歳牝馬になったが、高松宮記念もハイペースになったとはいえちょっと負けすぎな印象。昨年の夏ぐらいがこの馬のスプリント界でのピークだった感じもあり、そこから1年経ってちょっと能力的に限界が見えてきた部分も。

鞍上デムーロなら人気はしてしまうでしょうし、ただそれでもデムーロの手腕だけでどこまでやれるのかは正直疑問です。

 

今年のセントウルステークスは間違いなく中心はビッグアーサーになりそう。その上でこの馬に勝てる馬はいるのか、いないのかという見方がメインになりそう。

一番勝つ可能性が高いのはこの馬だと思っています。

その馬の名はブログランキング(2)で公開中

 

基本的にセントウルステークスは「実績馬」VS 「夏に使われきた馬」という構図になりやすいレース。実績馬はあくまでもスプリンターズステークスへの叩き台という認識なので、ここで使われてきた馬に足元をすくわれる可能性は十分にあり。

過去のレース傾向からいっても、脚質からいっても、今回そのパターンに一番当てはまるのはこの馬だと思います。

 

KAZ: