今日は9/18(日)に行われるローズステークスの予想です。
本当に今日は買いたいレースがなく、これを書いている時点でまだぼーーっとレースを見ているだけという感じ。阪神6から始めようと思いますが、やっぱり競馬は買わないとつまらないですね。
午前中我慢した分、ローズステークスは存分に買おうと思います。今日イチの勝負レース!
ローズステークス 予想
ローズステークスはご存知の通り秋華賞の最重要ステップレースとして有名。
なぜ最重要ステップレースかといえばこのレースで上位に走った馬が本番でも活躍するからで、その理由は関西馬が多数出走することと、実力が紛れなく発揮されやすい阪神芝1800mが舞台ということがあるだろう。阪神芝1800mという舞台はスローでも差しが決まりやすいJRAでも屈指に過酷なコースで、3歳牝馬にとってはかなり厳しい舞台。紛れがないということは実力がそのまま発揮されやすいわけで、春のクラシックで勝ち負けをしてきたような馬はまず中心視していいはずだ。
ただ、それでもガチガチの人気決着だけで決まらないのはヒモが荒れる傾向があるから。ジェンティルドンナやヌーヴォレコルト、ミッキークイーンといったGIで勝ち負けを演じてきた馬は、そもそものレベルが違うので順当に走ってくるが、春のクラシックでそこそこの活躍しかしていないような馬は、夏の成長力で伏兵に追い抜かされている可能性がある。
そうして穴を開けてきた代表的な馬が、キョウワジャンヌ、タガノエトワール、タッチングスピーチの3頭。この3頭に共通して言えるのはフロックでローズステークスで穴を開けたわけではないということ。どの馬も秋華賞やエリザベス女王杯で3着に走っているように、夏の成長で能力自体が通用してここで穴を開けた。GI級の馬の能力は信頼しつつ、ヒモは春の勢力図はあまり意識しないで上がり馬の存在に気を配りたい。
その上で今年のメンバーを見て重要に思うのは、シンハライトとジュエラー以外のレベルが近年のローズステークスよりも低そうなこと。今年から紫苑ステークスが重賞に格上げされたことで、ヴィブロスやパーシーズベストといった関西馬がそちらに回ったということと、シンハライトとジュエラーの2頭が出ることでローズSでは権利取りのチャンスなしと判断した馬が多数いた模様。例年ならばこのレースで走った馬は秋華賞で活躍するレベルの馬だが、今年に関してはシンハライト、ジュエラー以外の馬はそこまで強くない馬同士の争い。適性や展開面を味方につけて3着に滑り込める馬をどうやって選ぶかというレースだろう。
というわけで、予想の発表。
本命は◎クィーンズベストの一撃に期待します。
この馬はとにかくキレずバテずの典型的なワークフォース産駒という印象。もう差しの競馬だったり良馬場でスローペースの決め手勝負になると厳しいですが、持続力を活かせるようなレースだったり、単騎で逃げられた場合にはそう簡単には止まらない馬。
2歳時にはサトノダイヤモンドの勝った500万で2着。あのレースではナムラシングンやマイネルハニーに先着。今回のメンバーはシンハライトとジュエラー以外はたいしたメンバーいませんから、この重賞級の2頭に先着したことがあるだけでも評価していいはず。今回のメンバーで唯一の1000万で連対経験ある馬ですし、冷静に評価すればこの馬がローズステークスで「3番目に強い馬」と考えるのが妥当。
恐らく人気面で嫌われている理由は連闘策だからでしょうが、そもそも春のチューリップ賞で連闘策の前例がある馬。そのチューリップ賞では逆に前走よりもパフォーマンスを上げて、逃げ馬には厳しい阪神マイルで僅差の4着に好走。シンハライトやジュエラーともそう差のない着順に走れており、この馬はキレずバテずの馬だけに連闘策のように使い込んだ方が力を出せそうなタイプな印象。
実際に前走内容を見てみても、大外枠の上に同型多数で先行できなかったのが敗因。その上、どうも前走映像を見返してみると、4コーナーで被されてから岩田騎手がほとんど追っていないのが気になった。ここからは邪推になるが、陣営としてはローズSへの連闘策を最初から考えていたという感じも。4コーナーで優先出走権が無理だと判断したら追わなくてもいいというような指示が出ていた可能性も十分にありそう。キレずバテずの馬が被されてから流して入線すればそりゃこの結果になります。
今回は同型不在で楽に単騎で逃げられそうなメンバー構成の上に、陣営コメントも「ハナに行く競馬を」と逃げ宣言。いかにも時計がかかる馬場で粘り切るような競馬は得意なはずで、この土日の雨は大幅プラス。有力馬2頭が後ろから進めるだけに、連闘策で舐められて楽に逃げさせてもらえればあれよあれよの大逃走劇まであると見た。
対抗は◯シンハライトにしました。
相手は素直に春のクラシック組を評価するのが妥当。その中でもやはり順調さを買ってこちらを上位評価に。馬体小さい馬ですが、母サドラーズウェルズという血統背景から見ても道悪は十分にこなすはずですし、オークスで馬群をこじ開けてきた勝負根性をみても馬場がダメだから走りませんでした、という馬には見えません。実際にタッチングスピーチが同配合で昨年のこのレースを制していますし、いかにも同じようなタイプのデニムアンドルビーが道悪のローズステークスを制しました。能力的にも抜けているだけに評価します。
三番手は▲ジュエラーにしました。
もう今年の牝馬クラシックはシンハライト、ジュエラー、メジャーエンブレムの3強というのは何度か述べている通り。オークスではシンハライトしか出走しなかったおかげでビッシュとチェッキーノが上位に走った感じですが、そのビッシュですら紫苑ステークスを圧勝となると、やはりジュエラーの能力は一枚上手と見たほうが良さそう。
馬体大きい馬なので一見シンハライトよりも道悪は大丈夫そうに見えますが、とにかく一瞬の決め手を活かしてナンボの馬なので、道悪で不発の可能性はジュエラーよりは高そう。またなんだかんだで骨折明けはちょっと不安です。
チューリップ賞で大穴として本命を打った馬で、あの時は前目につけすぎて脚を溜められずに負けた格好。とにかく道中でしっかり脚さえ溜まれば最後は爆発的な末脚が使える馬。近走は北海道シリーズを使われてきましたが、小回りコースで道中で急かさなければいけない競馬はあんまりあっていない印象。ベストコースは阪神の外回りでじっくり脚を溜める形でしょうし、ある程度時計のかかる馬場も合いそう。実際にこのメンバーの中で1000万で僅差に走っている馬なんてクィーンズベストくらいしかいませんし、それならこんな人気を落とす馬ではないでしょう。
意外に人気ないデンコウアンジュも道悪はプラス。ベタにメイショウサムソン産駒ですし、馬場を味方に差し込んできてもいいはず。
カイザーバルは能力はある馬ですが、折り合い難ある馬でベストはマイル。500万勝ちもかなりかかりながらのものでしたしその点は心配。またエンパイアメーカー産駒はナムラアンを見ればわかるようにポカが多くて枯れやすい血統。この馬に関しては道悪もプラスではないはずです。
本命馬に逃げ馬を置いている以上、もうスローペースで行った行ったになった場合に2番手を行きそうなフロムマイハートは抑えておいたほうがいいか。ハーツクライ産駒は阪神芝1800mを大得意にしていた時期がありますし、展開は向くはずです。
抑えの抑えで休み明けは向きそうなアドマイヤリードの末脚に少し警戒。あとは京都の良馬場でこその馬でしょうが、レッドアヴァンセも少しだけは警戒しておきます。
アットザシーサイドとラベンダーヴァレイは1200m〜1400mで立ち回りを活かしてこその馬。ただでさえ地力勝負になる阪神芝1800mでは厳しい上に、タフな道悪馬場では難しいでしょう。
印まとめ
◎クィーンズベスト
◯シンハライト
▲ジュエラー
☆
△1デンコウアンジュ
△2カイザーバル
△3フロムマイハート
×1アドマイヤリード
×2レッドアヴァンセ