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浦和記念2021の予想を公開!

浦和記念2021(浦和ダート2000m)の予想です。

11月23日に浦和競馬場で開催され発走時刻は15:25です。出走馬はメイショウカズサ、ウェスタールンド、ヴェルテックス、タービランスなど。浦和競馬場のダート2000mで行われるJpnIIです。

 

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浦和記念 2021予想

予想の根拠

浦和ダート2000mで行われるSII重賞。JBCクラシックやチャンピオンズカップと同時期に行われる重賞ですが、SII戦ということでそれなりのメンバーが出てくることが多い。まだJBCクラシックに出るには賞金や経験が足りない準一線級の馬たち同士の戦いという感じか。

このレースのポイントはなんといっても超小回りの浦和競馬場で行われるということだろう。過去5年のレース結果を見ても勝ち馬は全て4コーナーで先頭のポジション。といっても最初から逃げていた馬は一頭もおらず、途中で仕掛けて先頭に立ってそのまま押し切るというのがこのレースの決まり手と言える。

 

過去5年のラップ傾向を見てもわかるが、2周目の向こう正面の8ハロン目地点で一気にレースが動く。ここで体力が残っていて、なおかつ機動力があって動いていけるかポイント。ここで手が動いてしまうような馬はそのままズルズルとコーナーで下がっていく。能力があるのはもちろんだが、浦和コース向きの先行力や機動力を備えているかは重視したい。

というわけで予想の発表。

 

浦和記念  2021の印

【本命 ◎1 メイショウカズサ】

条件戦時代は逃げて圧巻の4連勝。ただ、一方でマイペースで走れないと競馬をやめてしまう馬で、オープンに昇級してからは競られたり出遅れたりで全く良さが出せず。それでもようやく立て直してきた感じで、プロキオンステークスは水の浮く超特殊馬場とはいえレコードの1:40:9で圧勝ですからスピード性能は相当に高いだろう。

阿蘇Sはトップハンデ58キロを背負って行ききれずで外を回る形なら負けて仕方なし。以前のこの馬なら途中で競馬をやめていたはずで、こういうレースでも6着にまとめたのは復調してきた証だと思います。

白山大賞典は水の浮く馬場には恵まれましたが、レコード勝ちで時計自体は優秀。2着に倒したミューチャリーがその後にJBCクラシックを勝ち、3着に倒したスワーヴアラミスがエルムSでウェスタールンドを完封しているところを見ても今回のメンバーでは明らかに上位と言えるか。

一連のレースぶりを見ても競馬ではなく「タイムトライアル」に持ち込めば強いタイプ。今回は同型が全くおらず、間違いなくマイペースの楽逃げが叶いそうなメンバー構成。自身のコラムで「逃げが嫌い」と発言していた川田騎手が前走で押してハナを奪いに行ったのを見ても「この馬は逃げてこそ」というのはわかっているでしょうし、よほどの出遅れでもなければ逃げることは確定的。

月曜日にかなりの雨が降って湿り気が残る馬場も良いと思いますし、正直今回のメンバーで勝負所でメイショウカズサにプレッシャーをかけられるような能力、スピードがある馬がいるとは思えない。スピードの違いで3コーナーではもう後続を引き離して4コーナーぐらいでは勝ちを確信できるようなレースになると思います。

 

【対抗 ◯5 ウェスタールンド】

実績で言えばここでは最上位。今年に入ってからの3戦を見ても衰えは間違いなくありそうだが、それでもシリウスSで2着に走れる馬が今回他にいるかと言われればいないだろう。昨年の浦和記念を見ても脚質的に浦和コースは絶望的に合わないが、コーナリングは現役屈指に上手いので小回りコース自体は問題ない。

今回のメンバーを見てもメイショウカズサ以外は中央オープンでも勝負になるか微妙なメンバー。おそらくメイショウカズサは2周目の3コーナーぐらいで引き離して勝ちを確定させるはずで、あとは追いかけてバテた先行勢を掃除してどこまで差してこれるかという感じだろう。まず2,3着は堅いが逆に言えば2,3着までだろう。脚質的に楽逃げのメイショウカズサは差せない。

 

【単穴 ▲7 タービランス】

長らく南関の中長距離路線を背負ってきた馬で、交流重賞を除けば馬券圏外は一度だけという恐ろしいほどの安定感を誇る馬。それだけ安定して走れていたのはレースセンスが高くて好位から立ち回ることができたからだが、どうもここ2戦を見ると8歳半ばになってズブさと衰えが出てきた感じはある。

前走の埼玉新聞栄冠賞も以前のこの馬のような横綱相撲ではなく、序盤は位置を取れずでズブいながらも捲って力で押し切るような競馬でしたし、時計もこれでは評価しにくい。近年の浦和記念の標準時計を考えると今回2秒は時計を詰めないといけませんし、衰えが若干ありそうなこの馬にそれが可能かはやってみないとわからず。

まぁそれでも昨年の浦和記念4着で今年の川崎記念も4着。昨年の浦和記念より明らかにメンバーが弱いですし、中央馬はほとんどが浦和コース適性が怪しい。そうなれば実績とコース経験で2,3着に来る可能性は割とあるんじゃないでしょうか。

 

【△2 メイショウダジン】

準オープンでも善戦レベルの走りが続いていたが、西日本スポーツ杯で一変。立ち回りセンスはあるがじりっぽい馬だけにくすのき賞勝ち以来に使われた小回り1700mが合っていたか。

そこから昇級初戦で日本テレビ杯で3着に走ったことで評価されているみたいだが、このレースは骨折休養明けのクリソベリルが完全に能力を喪失しており、ダノンファラオも休み明けで走れず。サルサディオーネに逃げ切られるというレースレベルでラストマンと接戦の3着という結果に何の価値があるのか?実際にラストマンは次走でみやこSを惨敗、この馬も太秦Sで何もできずに惨敗となった。

今回は立ち回りセンスが活かせる浦和コースというのは良いと思うが、メンバーレベルが低いといっても日本テレビ盃よりは高いレベルにありそう。前走内容からも特に強調はできない。

 

【△4 ヴェルテックス】

跳びが大きくてドカドカ走るジャスタウェイ産駒で、条件戦時代の小倉ダート1700mでのレースぶりを見ても小回りは苦手そう。実際に最後に勝利したのは器用さが問われない東京ダート2100mでしたし、オープン昇級後に初めて馬券に絡んだ前走も東京ダート2100m。一方でコーナー4回のレースでは勝負所でズブさを見せて負けていますし、現状はゆったりと走れる東京ダート2100mのようなコースでないとオープン重賞では厳しそう。

今回の浦和記念は2周目の向こう正面の8ハロン目で一気にペースが速くなるという特徴がありますし、ズブさがあって器用に走れないこの馬にはその加速部分に対応できるイメージがない。前目でビシビシと仕掛けてくれそうな横山武史は合いそうだが、果たして勝負所で手が動かずにコーナーを回ってこれるんだろうか?

 

【△10 アメリカンフェイス】

典型的なタピット産駒という感じの馬で、揉まれずに伸び伸びと体力を活かせればそこそこやれる。前走は東京ダート2100mのハイペース戦で条件的にはハマった感じがあり、今回はいきなりの重賞挑戦で基礎スピード不足の疑いあり。まぁこの程度のメンバーで森泰斗騎乗ならやれてもいい気はするが。

 

【推奨買い目】

三連単 1→5→7,2,4,10 本線ベース

三連単 1→7,2,4,10→5 本線ベース

三連単 1→5→7,2,4,10 重ね買い

三連単 1→5,7→5,7 重ね買い

三連単 1→5→7 重ね買い

 

【買い目及び予想のポイント】

ここは人気でも◎メイショウカズサが堅そう。浦和コースが合いそうなタイプですし、最大のライバルであるウェスタールンドが自分からは競馬を作れないタイプ。他の中央馬もズブそうで小回り適性があまりなさそうですし、ノンプレッシャーで逃げてそのまま圧勝になる可能性が高い。そんなわけでここは1着固定でいい。

普通なら浦和コースは前から前から狙いたいのだが、中央勢で前に行きそうな馬が軒並みズブそうで能力もオープン善戦級レベル。勝負所でメイショウカズサについていけるとは思えず、強い勝ち馬を追いかけて手応え怪しくなって脱落していきそう。そうなれば最後方から捲り気味に差してくる◯ウェスタールンドの2、3着はまず堅いだろう。メイショウカズサ以外の中央馬とは能力差がかなりありそうなので2着まで来る可能性が高いと思います。

そんなイメージで三連単を買いつつ、まぁそれ以外の馬ではコース適性高い▲タービランスが3頭目として来ちゃう可能性が高いと思います。焦点はタービランスが2着に粘れるか、それともウェスタールンドがそれを差すのかというガチガチな決着になると思います。

そんなわけで人気馬が順当に走ってしまいそうな今年の浦和記念。馬券は買いやすそうですが勝負度を上げる理由は見当たりません。勝負度Fで純粋にレースを楽しみたいです。

KAZ:
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