スワンステークス2023(京都芝1400m)の考察です。
10月28日に京都競馬場で開催され発走時刻は15:45です。出走馬はアヴェラーレ、トウシンマカオ、グレナディアガーズ、エクセトラなど。京都競馬場の芝1400mで行われるGIIIです。今回の記事では過去データやレースラップ、血統、予想オッズなどを考察いたします。
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スワンステークスのレース概要
京都芝1400mで開催されるマイルチャンピオンシップの前哨戦競争。以前はステップレースとしてそれなりの地位を得ていたが、近年は毎日王冠が最重要ステップレースになってきたことでこのレースの役割も変わってきた感じ。出走馬や好走馬を見てもマイルチャンピオンシップで走りそうな馬は少なくなってきており、ここ2年の勝ち馬ダノンファンタジー、ダイアトニックのような1400m巧者がここを狙って使ってきたり、スプリンターズステークスを使った短距離馬が他に目標がないのでここを使うようになってきています。
直近で京都競馬場で行われた2020年は単勝万馬券のカツジが勝利して大波乱。2018年と2019年は平穏な結果に終わりましたが、それ以外の年を見ても荒れる時はかなり荒れると見て良さそうです。
データ的な見地からの考察
直近の京都競馬場で開催された際の傾向を見ると牝馬の成績がイマイチ。それなりに人気に推されていた馬もいましたが、１番人気のレッツゴードンキが３着に走っただけでそれ以外はさっぱりな戦績です。
ラップ的な見地からの考察
阪神芝1400mは最初のコーナーまでの距離が長くてテンから速いラップになることが多いですが、京都芝1400mはスタート直後に登り坂があるので基本的に前半はそこまで速いラップが記録されることはありません。ある程度ゆったりと進んだ上で外回りコースでの決め手勝負になるのが特徴のコースです。
そんな溜めて差す適性が問われるレースということで、京都開催で行われた近年の好走馬を見てもほぼ全頭がマイル以下での勝利実績やマイル重賞での好走実績がありました。それだけ1200mよりも1600m側に適性が近い馬が走るレースと言えるでしょう。
血統的な見地からの考察
スワンステークスは前半がそこまで速くならず、直線での決め手が問われるのが特徴。短距離戦の中では溜めて差す適性が問われるレースで、こうして見てもアメリカのスピード血統よりもサンデーサイレンス系や欧州血統の活躍が目立っています。
レベルや馬場、展開などを踏まえて今年はどんなレースになりそうか？
京都競馬場は今週がAコース最終週。先週時点で外からの差しは割と決まってきていましたし、展開次第ではズバッと外差しも効くレースになりそうです。
今年の出走メンバーを見てもあんまりマイルチャンピオンシップに直結するようなメンバーとは言えず、近年同様にスプリンターズステークスが終わって目標がなくなった短距離馬が一挙に集合したようなメンバー構成。それでもこの条件で問われるのは中距離チックな瞬発力ですし、きちんとレース適性に合う馬を狙っていきたいです。
考察まとめ
【レース質】短距離戦の中では決め手が問われるレース。＜□■□■＞
【波乱度】大波乱も出たことがあるレースで堅くは決まりにくい。
【ラップ特徴】前半はゆったり流れて決め手が問われるレース。
【血統特徴】アメリカ血統よりサンデー系や欧州血統が優勢。
【狙えるタイプ】牡馬（牝馬の成績がイマイチ）。
【狙えるタイプ】マイル以上の距離で勝利実績、重賞での好走実績がある馬。
考察まとめ
枠順発表前のスワンステークスの想定オッズを当サイト独自で考えてみます。
【１番人気】アヴェラーレ [5.7倍]
【２番人気】グレナディアガーズ [6.2倍]
【２番人気】トウシンマカオ [7.7倍]
【３番人気】ルージュスティリア [8.1倍]
【４番人気】ララクリスティーヌ [8.8倍]
【５番人気】エクセトラ [10.6倍]
【６番人気】ルガル [11.2倍]
【７番人気】ウイングレイテスト [12.0倍]
【８番人気】インダストリア [14.5倍]
【９番人気】ウインマーベル [16.0倍]
【10番人気】ロータスランド [18.0倍]
【11番人気】サブライムアンセム [21.0倍]
【12番人気】メイショウソラフネ [22.2倍]
【13番人気】スマートリアン [25.0倍]
【14番人気】ダノンスコーピオン [25.5倍]
【15番人気】デュガ [34.0倍]
【16番人気】ミッキーブリランテ [53.0倍]
【17番人気】タマモブラックタイ [102.0倍]
超大混戦のオッズになりそう。なんだかんだで重賞勝ち馬が９頭もいるメンバー構成で、どこからでも狙えそうな感じがするのでオッズの予想からして難しそうです。
最後に現時点で面白いと思う馬をピックアップ！
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＜推奨根拠＞
牝馬が走っていないレースですが、今年はこれだけ牝馬の出走があるとなると１頭は走ってきそう。特にこの馬はマイル以上の重賞で実績はありますがベストは1400mという馬で、出遅れ癖が響いて結果が出ていませんでしたが、最近はスタートも改善してきて安定した走りができるように。そんな中でベスト条件の1400mに使ってくる今回は狙い目に見えます。
一方でちょっと危ういと思っている馬はこちら。
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トウシンマカオ
スワンステークスはスプリント適性よりもマイル以上の距離で溜めて差す競馬ができるような馬が強いレース。最近はスプリント戦しか使われていないこの馬は果たして合うレースなんでしょうか。
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さて、2023年も10月になりました。
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これを見れば縦比較で走破時計やレースラップがどれくらい優秀なのか把握できますし、予想の際にこれを見ればどの馬が強いレースを戦ってきたのかが一目瞭然です。
ただ、この文章だけではなかなかどういうものか伝わりにくいと思うので、2016年の函館競馬場の全レース分析データを下記リンクで無料でダウンロードできるようにしておきました。こちらを見てどんなものか確認頂ければ幸いです。
【金曜日】重賞プレ予想
金曜日は重賞のプレ予想を配信いたします。ここで「競馬開催日の競馬ノート」の週末のパスワードを配布いたします。ここから週末のレース予想が始まっていきます！
【土曜日】重賞買い目&平場の狙い目
土日は重賞の買い目と平場の狙い目を掲載します。また、リアルタイムで予想が見れる「競馬開催日の競馬ノート」というページをメルマガ読者様限定で公開しております。
【日曜日】重賞買い目&平場の狙い目
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【不定期】地方競馬の重賞予想
地方交流重賞並びに南関競馬の重賞をメルマガ限定コンテンツとして配信しております。
※以前は地方交流GI並びに南関のSIレースに関してはブログで全体公開としていましたが、今後はメルマガ限定のコンテンツとなります。
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