netkeibaのコラムは結構目を通すようにはしてるんですが、今週の「祐言実行」の内容がなかなか興味深い。福永祐一の趣味趣向をインタビューで聞く回です。
http://news.netkeiba.com/?pid=column_view&cid=32076
好きな映画=「パコと魔法の絵本」
これは本当に完全同意です。私、そんなに映画では泣かないんですが(なぜかドラマでは毎週号泣しています)これは本当に号泣した記憶です。しかも最初はただのほんわかコメディだろうと思ってたところの意表を突く感じだったんでびっくりしました。
中島哲也監督の作品って本当にビジュアル的に大好きなんですよね。「乾き」は映画館で終始ポカンで終わりましたけど(苦笑)
好きな本=「ジェノサイド」
これも本当に完全同意です。アフリカで突然変異で誕生した人類の進化系「超人類」を巡る物語なんですが、これぞフィクション、SFという作品で、あらゆる知的好奇心を揺さぶってくる素晴らしい作品だと思います。途中、アフリカの民族対立のときに文章を見ただけでもエグいシーンがありますが(村上春樹の「ねじまき鳥クロニクル」の皮剥ぎシーンも同様)これはここ10年で一番良かった本です。
東野圭吾は個人的には「手紙」のラストシーンが好きです。
好きな音楽=「中島みゆき/ファイト」
私、中島みゆきの大ファンだったりするので、これで福永さんのことが大好きになりました(笑)ファイトの聞きすぎて駅の階段で常に後ろから突き落とされるんじゃないかっていう不安に苛まれます。ただダントツで好きなのは「糸」です。
ONE OK ROCKは後藤さんから教えられたんですねー。このバンドは音自体はカッコイイんですが元ジャニということでコア層からは聴かず嫌いされてる気がします。私は今よりRe:makeとかの頃が一番好きです。ただmighty long fallは物凄くかっこいいと思います。
超低レベルのすき間重賞
昨年の京都2歳ステークスの勝ち馬を覚えていらっしゃるでしょうか?
ベルラップ
その後クラシック戦線で何もできず、ただ出走枠の一つを潰しただけで終わった馬です。ただそんなベルラップを非難することはできません。だって出走賞金持っていたんですもん。その賞金を稼いだのがこの京都2歳ステークスになります。
昨年から重賞としてリニューアルしたこのレースですが、開催時期が微妙なので有力馬が集まりません。有力馬はどうしてもダービー前に東京コースを経験したいので東スポ杯に行きますし、ローテーションを考えても黄菊賞の方がメンバー集まりやすいんですよね。
というわけで、今年の出走メンバーを想定オッズと共に見てみましょう。
アドマイヤエイカンって多分相当弱い馬だと思うんですよね。
札幌2歳ステークス自体がレベル相当低いですし、ハナ差2着のプロフェットが次走で最下位ですしねー。その他の馬でも次走以降芝のレースで馬券絡んだのってクロコスミアは別格としても、アラバスターとアラモアナワヒネが大差の3着に突っ込んできただけですし。
本当はバッサリと行きたいんですが、ここまでレベル低そうなメンバーなら紛れてくる可能性もあるので一応抑えようかと思います。
このオッズならロライマを狙えばいい気もするんですよねー。今年はエアスピネル、バティスティーニ、ロスカボス、リオンディーズとクラシックの主役候補は全てキングカメハメハ産駒ですし、この馬も新馬戦評価は重賞級。「かなりのスローペースで完全に前有利のところを差してきたロライマ、エックスマスは普通に強そう。血統的にも母はフジキセキの全妹で超良血」という評価をしており、この馬本命での頭固定は結構考えています。
ただ、ここまでメンバーレベルが低いともっと凄いところ狙いたくなりますよねー。
ドレッドノータスは新馬戦は京都の高速馬場で時計が良いとはいえ、ハービンジャー産駒の昇級戦なんて買える要素ゼロです。
キャノンストームは新馬戦、道悪が向いた感じもありますが強い内容。軽い馬場になってどうかですが普通に強い馬の可能性は高いはずです。
リスペクトアースはマウントロブソンが次走でも強いところを見せただけに強い可能性はありますが、いかんせんペースに恵まれての逃げですから今回は期待値が低そう。
ケルフロイデは立ち回りも能力の一つと考えさせられる馬です。今回も能力は出し切るはずですから軽視は禁物かなと思っています。
と、上位人気馬を見てもどの馬も一押しに欠ける感じ。これなら大穴ドカンを狙ってもいいんじゃないでしょうか?
例えばこの馬なんて舐められすぎだと思ってます。
新馬戦は勝ち馬のレベルこそイマイチに思われましたが、2〜5着までが未勝利を勝ち抜いています。その後の未勝利でもデイリー杯3着のノーブルマーズに先着してたり、サウジアラビアRC1着のブレイブスマッシュに僅差迫っていたりとなかなか骨っぽいメンバー相手に善戦。
それでも本当の能力を出したのは距離延長したここ数戦。未勝利勝ちはインが全く伸びない馬場でインを突いての圧勝。恐らくこの週の芝でインを突いて勝ったのはこの馬だけです。次走の昇級戦も直線入り口で進路取りをミスして追い出しに手間取りながら最後は突っ込んできての善戦。恐らく捌けていれば際どい勝ち負けだったでしょう。
血統的にも戦績的にも地味なので全く人気しないはず。ただ今回のメンバーなら能力上位の可能性すらありそうで、ここは狙ってみたいです。