椎名林檎の「日出処」っていう新譜を聞きながらここ一週間ほど仕事をしているのですが、なかなかにいいアルバムですよ。「無題モラトリアム」を思い出しますね、あの時の90年代後半の匂いを思い出します。その無罪モラトリアムのリリース年1999年のダービー馬は武豊のアドマイヤベガ。和田と渡辺の夢を消しさる実にサディスティックな結末でした。さて、来年のダービー馬がでるかもしれないデイリー杯2歳Sでも見てみますか。
有力馬短評
前回の考察でも述べましたが、今年からデイリー杯は1カ月遅れの11月開催に。これにより早熟性の活きるミスプロの優位性が少し薄れるんではないかという懸念があります。よって今回のデイリー杯に関しては過去のレース傾向よりも、その馬自身の強さと京都1600mへの適性を重要視したい感じです。というわけで予想6番人気までの有力馬の短評を公開。
アッシュゴールド
前走の未勝利戦はここでも予想を載せたように、私はヴェルステルキングの単勝を死ぬほど買っていたので、外から良く分からないオルフェーヴルの弟が突っ込んできたときには、やり場のない怒りから壊れなそうな物を投げた記憶があります。
ラップ自体は前傾ラップでアッシュゴールドに向いたのは確かだが、それでも京都を大外からぶっ差すというのは並大抵の能力がなければできない芸当。素直にクラシック級の能力はあると評価していいと思う。
だけれども、前走は前傾ラップで34秒台後半の上がりで足りたからこそ京都で走れたという可能性は十分にある。もともとステイゴールド産駒の京都1600m成績は最悪。それで1番人気を被るのであれば、少なくとも頭はない馬券を買いたい。ここで人気を落として弥生賞とか若葉Sあたりで爆走するんじゃないか。
ナヴィオン
ハーツクライ産駒だけにタフさを備えており、回りが止まった時に差して来れる相対的な差し馬として超一流の馬だと思うが、新馬戦を見る限り自分から動いて差せる絶対的な差し馬でもある。だが、この馬は広くて直線の長いコースでなければパフォーマンスは落ちるはず。どこかイメージとしてマジェスティハーツと被る馬で、瞬発力は備えているが小出しの脚が使えないために大外一気しかできない可能性は高い。頭では買いたくないかも。
ケツァルテナンゴ
時計がかかる馬場が得意というイメージだったチチカステナンゴ産駒だが、最近はやたら京都でも走ったりと血統イメージがわきにくい馬になりつつある。恐らく京都でチチカスの好走が多いのは先行タイプが多く、なだれ込みによる好走が多いことが要因か。
ケツァルテナンゴもそのタイプで、脚質的にはこの舞台は合うと思うがこの休み明けがどうか?状態面はきちんと見極めたい馬だ。
アルマワイオリ
札幌2歳ステークス組の上位陣は素直に強さを評価したい。アルマワイオリは前走で京都適性も見せたが、マツリダゴッホ産駒は父のイメージとは違い坂がないコースで良く走る傾向。特に京都コースでスピードでなだれ込む戦法は得意で、実力、適性ともに評価したい一頭だ。
ベルラップ
ハーツクライのベストコースである阪神1800mからの舞台替わりというだけで評価したくないし、未勝利戦も阪神コースでどスローを阪神適性で勝った感じ。野路菊賞は完全に瞬発力勝負に負けた格好で、それで京都で評価するのはどうか・・・
タガノエスプレッソ
エリザベス女王杯のところで今の京都重賞はとにかくディープ産駒を買えばいいと述べた。今回ディープインパクト産駒は出走していないが、一番血統的に近い馬と言えば全く同じ配合のブラックタイド産駒のタガノエスプレッソか。
前走はさすがに過剰人気かと思っていたら好位から実に強い競馬。マイルも2走前で対応済でそこでは非凡な切れ味も見せており、京都コースも対応可能。そして鞍上岩田となればクラシックまで岩田が見据えられる馬という評価も与えられよう。期待したい一頭だ。
正直、上位陣はあまり買いたい馬がいない。本命はもしかしたらこれ以外の馬になるかも。とりあえず今日はこの上位陣の中から最も評価したい馬をセレクト。
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