競馬はどんな趣味よりも頭を使います。高学歴タレントとかに競馬好きが多いのも、その知的好奇心をくすぐられるからかもしれません。
私は遠い昔に修士号をとってますが、競馬は研究する価値があるくらいの分野だと思ってます。みんながしていないだけで。
このサイトやメルマガを通してこのかくも深き研究対象を一緒に解き明かしていければと思います。そこで今回は以前無料メルマガにも書きました内容をサイトにて。
競馬におけるラプラスの悪魔になる
よく競馬の予想が外れた後に、「このペースは想定していなかった、仕方がない」とかいう人がいます。もう言語道断、人生最初からやり直せといいたいくらいです。
ペース予想も含めて競馬なのです。ペース読みを外したらその時点でアウトなのです。それを理解していない時点で予想家としてどうかと思います。
そう、競馬予想と言うのは、データ、能力、血統、ペース、馬場コンディション、騎手心理、などなど想定される全ての事象を把握し、答えを見つけ出す究極の推理ゲームなのです。それを「一つの事象を読み間違えただけで後は合ってた」などという論法を説く人間を私は信用しません。その人間はこの壮大な推理ゲームをこれっぽっちも理解していない。
「ラプラスの悪魔」という用語をご存知でしょうか。量子力学を専攻されていた方や、少しオカルトに詳しい方はご存じかも知れません。知らない方はwikipediaで見てください。簡単にラプラスの悪魔を説明すると・・・
「もしもある瞬間における全ての物質の力学的状態と力を知ることができ、かつもしもそれらのデータを解析できるだけの能力の知性が存在するとすれば、この知性にとっては、不確実なことは何もなくなり、その目には未来も(過去同様に)全て見えているであろう。」『確率の解析的理論』より引用
つまり、いま現時点での物質の力学状態を全て把握できる存在がいれば、その存在は物質が次にどのような状態になるのかも予測する事が出来るため、未来を見渡すことができる。その存在をラプラスの悪魔と呼ぶのです。
競馬という推理ゲームはこのラプラスの悪魔を小規模にしたものと私は考えています。いまこのレース上で起こりうるあらゆる物体の状態を把握する。そうすれば2分先にその物体がどのような状態でゴール板を迎えているかという未来を見ることができる。
だから出遅れという事態を想定していなかった人は未来を見る準備を怠ったのです。ペース読みが外れた人はそれぞれの馬の個体がどう動くかを読むことを怠ったのです。競馬予想は常に全物質の力学状態を把握し次にどう動くかを把握しなければなりません。できる限りラプラスの悪魔に近づく必要があるのです。
私がある一定のファクターだけでなく、色々な物を吸収したほうがいい、と常々言っている理由が少しはおわかりいただけたでしょうか?
競馬は予想以上に深いです。ここまで人間を悩ませる推理ゲームはフェルマーの最終定理か競馬くらいなんじゃないでしょうか。そんな推理ゲームを解くカギとして、このサイトやメルマガで皆さんにメソッドをお伝えしていければなぁと考えております。
少し今回は小難しい話になってしまいました。ラプラスの悪魔に興味がある方は、『数学的にはありえない』という推理小説を読んでいただければ理解できるはずです。私KAZがほざいていたことはこういうことかと。
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