新潟2歳ステークス2021(新潟芝1600m)の考察です。
8月29日に新潟競馬場で開催され発走時刻は15:45です。出走馬はアライバル、クレイドル、セリフォス、オタルエバーなど。新潟競馬場の芝1600mで行われるGIIIです。今回の記事では過去データやレースラップ、血統、予想オッズなどを考察いたします。
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新潟2歳ステークス 2021 考察
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レース傾向
夏の新潟で行われる2歳重賞。2歳馬にとってマイルより長い距離の重賞はこれが初めてになりますし、直線が長くて決め手が活かしやすい舞台ということもあってクラシックとの親和性も基本的には高いレース。
近年のこのレースは番組変更に伴ってレース質が変わることが多い傾向。2000年代後半から6月の東京で新馬戦が始まったことに伴い、素質馬のデビューが早まったことで一時は有力馬がこのレースを使うことが多かった印象。ハープスターやイスラボニータなどはここをステップにクラシックホースになりましたし、このままレースレベルは上がっていくのかと思いました。
ところが、ワールドジョッキーズシリーズが8月の終わりの札幌での開催になったことで、新潟2歳ステークスで一流騎手を使うことが難しくなりました。それに伴って近年は主戦騎手が使えないならわざわざここをつかわなくても、、、ということでメンバーレベルは低くなってきたように感じます。
ざっと過去5年の好走馬を見ても、その後に重賞を勝った馬はケイデンスコール一頭のみ。それだけメンバーレベルが低い馬同士での完成度勝負になっていると言うことができるでしょう。
今年はコロナの影響でワールドジョッキーズシリーズが開催されないということもあり、近年の中では最もメンバーは揃った印象。と言っても早い時期での完成度が重要というのは変わらないと思うので、今後出世しそうな馬よりもいま走りそうな馬を買うべきレースと言えそうです。
POINT1 → 番組変更の影響で近年はレースレベルの変化が見られる。
POINT2 → 後に重賞を勝つような馬が近年は全く出ていない。今後出世しそうな馬よりも今走りそうな馬を買うべきレース。
レースラップ分析
直線が非常に長いためにただでさえ中盤部分が緩みやすいのが新潟マイルの特徴。このレースはまだキャリアが1、2戦の馬同士で実施されるわけで、全馬がスローペースしか経験していないとなると速い流れになる事はほぼないと見ていいか。
基本的にはスローペースになるとしても、新潟マイルは直線が長すぎるためにただ前に行った馬が有利というわけではなさそう。しっかりと速い上がりが使える馬が有利な傾向になっており、前走で上がり1位or2位を記録した馬しか馬券に絡んでいないというのは覚えおいて良さそうです
POINT1 → 速い上がりが問われるので前走上がり1位or2位しか馬券に絡まない。
血統傾向
直線の長い新潟マイルで決め手が問われるレースということで、近年の傾向を見ても父か母父がサンデーサイレンス系の馬の成績が圧倒的。昨年は非サンデー系の馬のワンツーとなりましたが、ちょっとメンバーレベルが低くて合わない血統の馬でも能力的に走れてしまった感じはあり。
そのサンデーサイレンス系の中でも活躍が目立つのがダイワメジャー産駒。ダイワメジャー産駒は完成が早くて2歳から走れる馬が多いですし、前に行けるスピードがあるので展開的に恵まれやすい。過去5年でもダイワメジャー産駒が3頭好走していますし、相性は良いんじゃないでしょうか。
POINT1 → 父か母父がサンデー系の馬の決め手が活きる舞台。ダイワメジャー産駒の成績が優秀。
考察まとめ
というわけで枠順発表前の新潟2歳ステークスの想定オッズはこちら。
枠順発表前の想定オッズ（当サイト予測）
| 人気 | 馬名 | オッズ |
| 1 | アライバル | 3.1 |
| 2 | セリフォス | 4.8 |
| 3 | クレイドル | 5.3 |
| 4 | オタルエバー | 6.8 |
| 5 | スタニングローズ | 9.2 |
| 6 | ウインピクシス | 14.2 |
| 7 | クラウンドマジック | 16.7 |
| 8 | サイード | 21.2 |
| 9 | キミワクイーン | 23..0 |
| 10 | コムストックロード | 24.2 |
| 11 | タガノフィナーレ | 35.4 |
| 12 | グランドライン | 43.1 |
| 13 | ピンクダイヤ | 58.7 |
| 14 | オカンモシャチョウ | 62.1 |
初戦内容、レベル共に素晴らしくルメール騎乗のアライバル、いかにも早い時期に走りそうなセリフォス、こちらも初戦レベル高くて福永騎乗のクレイドル、初戦が圧巻のパフォーマンスだったオタルエバーの４頭が順当に人気になるんじゃないだろうか。
※今のレベルの高い競馬ファンたちに勝つためには事前にどういうオッズになるのかを把握しておくのが重要。あなたが買おうとしている馬が果たして穴で買えるのか、それとも穴人気してしまうのかは最初から考えておきましょう。というわけで、今年から玄人層に買われて穴人気しそうな馬をピックアップしておきます。
玄人人気ターゲット馬＝特になし
普通にライト層も玄人層も上位人気馬を買いそうですし、アライバル、セリフォス、クレイドル、オタルエバーが順当になるんじゃないだろうか。
最後に現時点で面白いと思う馬をピックアップ！
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＜推奨根拠＞
初戦はメンバーが揃ったハイレベル戦で好時計で勝利。レース内容を見てもまだ余力はありそうでしたし、この厩舎はとにかく2歳戦の成績が優秀。この血統も早い時期から走りますし、何よりこの厩舎と騎手のタッグは信頼度抜群。今後どうなるかは置いておいて、今回は信頼していいんじゃないだろうか。
一方でちょっと危ういと思っている馬はこちら。
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スタニングローズ
ノーザンファームの良血らしく2戦目でパフォーマンスを上げて楽勝。クロフネの血が強く出ている印象であまりキレないイメージ。よって新潟マイルでの決め手勝負になるとどうか。ここ2戦を見ても掛かり癖があるので、そこはちょっと気になります。
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火曜日に先週の重賞回顧を配信します。後ほど下記に詳細を書いておりますが、金曜日に配信する重賞まとめデータに結果を書き入れた形のPDFファイルとしても配信します。
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木曜日には前週に行われた中央競馬の全レース分の回顧文&データを配布します。
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金曜日は重賞のまとめデータを配布します。この時点で重賞のプレ予想を配信いたします。
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