盛岡ダート1600mで行われるJpnIレース。盛岡競馬場は地方競馬のダートコースの中でも圧倒的に馬場が速い舞台で、2016年には1:33:5なんていう芝並みの時計が出たことも。これだけ時計の速い決着になれば後ろから差してくる馬は凄まじい上がりを使わなければ物理的に届きませんし、過去のレース結果を見ても上位好走馬はほとんどが４コーナーで４番手以内の馬で独占されている（昨年のルヴァンスレーヴとゴールドドリームのワンツーは力が２頭ともに抜け切っていたんだろう）

というわけで予想の発表。

マイルチャンピオンシップ南部杯  2019の印

本命　◎アルクトス

本命は器用さとスピードも兼ね備えたアルクトスが絶好舞台でGI獲り叶いそう。

もともと未勝利を勝った時の凄まじいパフォーマンスから評価していた馬だが、右回りでは上手く走れない馬で左回りのワンターンの舞台でこそ良さが出るタイプ。あんまり揉まれる競馬は得意ではないと見ていたが、ここ２戦は道中揉まれながらもインサイドアウトを決めるレースぶりで勝利していますし、立ち回り力も進化。今のこの馬ならばスッと先行して直線で外に出して、、、というスムーズな競馬がいつでもできるイメージがあります。

盛岡競馬場は雨の影響もあってかなりの高速馬場になりそうですが、もともとこの馬は道悪適性が高いですし、プロキオンステークスの流れを好位追走できたのであればスピード負けはしないはず。先行馬不在のメンバー構成でノボバカラかロンドンタウンが逃げる隊列のインの２、３番手くらいが取れそうですし、そこから直線で外に出せればポジションの差でゴールドドリームを凌いでも驚けないと見ています。

対抗　◯ゴールドドリーム

対抗は能力抜け切っているゴールドドリームで仕方がないだろう。

いくら南部杯が先行有利で差しが決まりにくいと言っても、この馬はダート路線の中では現役最上位級。昨年もルヴァンスレーヴに負けただけの２着ですし、よほどのことがない限りは２着まで差し込んでくるだろう。ただ、やはり後ろから行く馬ですし、時折とんでもない出遅れをやらかす馬なので対抗評価までとします。

単穴　▲ノボバカラ

三番手は人気薄ながらこのレースで好走実績あるノボバカラに期待してみたい。

ずっとスランプが続いていたが今春あたりから復調。北海道スプリントカップやクラスターカップはどうも1200mの距離が忙しかった感じで、1400mのレースならば栗東ステークスやテレ玉杯オーバルスプリントでは上位に走れていますし、特に栗東ステークスはあのリアンヴェリテを負かしての勝利だったんだから普通に強い内容。

今回は交流GIのマイル戦ながら逃げる馬が全くいないメンバー構成。おそらく逃げるのはこの馬かロンドンタウンになりそうですし、スッと先手を奪ってしまえば２年前の再現があっても良いんじゃないかと見ます。

特注　☆ロンドンタウン

おそらくは積極策を取ってくるだろうロンドンタウンも上位候補。

今年に入ってからの好走は恵まれてのものが多いが、今回はノボバカラとこの馬ぐらいしか前に行くスピードがなさそうなメンバー構成。エルムステークスで凄まじい決着時計で勝利していることを見ても高速決着は問題ないでしょうし、前目で強気の競馬ができれば粘り込めても。

印まとめ

◎アルクトス
◯ゴールドドリーム
▲ノボバカラ
☆ロンドンタウン

勝負度 D or C

推奨買い目

馬単　4→13 本線

馬単　4→15,14 抑え

三連複　4→13,15,14 本線ベース

三連複　4,13→15,14 重ね買い

三連単　4→13→←15,14 ボーナス