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マーメイドステークス2021の予想を公開!

マーメイドステークス2021(阪神芝2000m)の予想です。

6月20日に阪神競馬場で開催され発走時刻は15:35です。出走馬はソフトフルート、アブレイズ、サンクテュエール、ミスニューヨークなど。阪神競馬場の芝2000mで行われるGIIIです。

 

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マーメイドステークス 2021予想

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マーメイドステークスの週中分析記事はこちらから

 

予想の根拠

土曜日は思っていた以上に雨が降って終日道悪と言っていいような馬場コンディションに。日曜は晴れるそうなので、そこから日曜メインまでにどんな馬場に回復するかがマーメイドステークスのポイント。

どうも土曜日の芝レースを見ている限りでは圧倒的に内枠先行有利で、脚を溜めて決め打ちで追い込んできたような馬しか差してこれた馬はいませんでした。しかも土曜日はほとんどが少頭数のレースでしたし、あんまり枠順の有利不利がないところでその結果でしたから、フルゲートで行われるマーメイドステークスが土曜日のような馬場で行われれば圧倒的に内枠先行有利のレースになるかと思われます。

 

そんな馬場の推移は予測が難しいですが、このマーメイドステークスは能力差が拮抗したハンデ戦ということもあって「毎年馬場バイアスだけで結果が決まる」と言っていいぐらいのレース傾向。

<2020年>

外を通った馬にはどうしようもないレースになり、内枠+先行馬が上位を独占。1番人気のエアジーンは外を回した分で伸びきれずに5着。典型的なイン先行バイアスでした。

 

<2019年>

直線で内側を通った馬は全く伸びないレースに。外を回した馬たちで上位独占となり、その中でも4コーナー最後方で一番外を回ったサラスが追い込みを決めて勝利。典型的な外差しバイアスでした。

 

<2018年>

外を通った馬にはどうしようもないレースになり、内枠+先行馬が上位を独占。インをロスなく立ち回って決め手を活かしたアンドリエッテとワンブレスアウェイのワンツー。典型的なイン先行バイアスでした。

 

こんな感じでマーメイドステークスは毎年のように枠順バイアスだけでほとんど結果が決まります。

ここではスペースの都合上、過去3年のみを載せましたが、2017年はイン先行バイアス、2015年は外差しバイアスなど、ほとんどの年で内、外、前、後ろのどれかに偏った結果になっているはずです。ハンデ戦の牝馬限定戦で能力差がないわけで、それだけ馬場、枠順、展開の占めるウエイトが他のレースよりも大きいんでしょう。

 

では、今年はどういうレースになるかですが、前述の通りで土曜日の阪神芝は顕著なイン先行有利馬場。今年のマーメイドステークスは6月阪神の開幕週になりますし、どうも春の阪神芝を見てもよほどのことがない限り外が伸びる馬場にはならないイメージ。日曜日に雨が乾いたとしてもインが有利(もしくはインしか伸びない)馬場になる可能性は高いと思います。

それに加えて、今年のマーメイドステークスは逃げ先行馬がほとんどいないメンバー構成。おそらく1枠のシャムロックヒルがスッと逃げてスローペースは確定的だと思いますし、土曜の影響を引きずったイン先行有利馬場でスローペースのフルゲート戦になれば圧倒底に内枠先行勢が有利になると見て良さそう。もうあんまり能力云々は考えすぎずに、馬場バイアスが合う馬を無条件に買うぐらいでいいんじゃないでしょうか。

というわけで予想の発表。

 


 

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マーメイドステークス 2021の印

【本命 ◎4 カセドラルベル】

もともと準オープンを勝利した時には「オープン以上でも相手次第で通用」と評価していたのだが、どうもその後の成績が完全に頭打ちなものだったので評価を落としてしまっていた感じ。ただ、よくよく戦績を確認してみるとこの馬は典型的な夏馬の可能性が高そうで、6〜8月の時期に絞ると(4-1-1-0)と複勝率パーフェクトの成績が出来上がる。もうレースを見てもノッシノッシと動く超大型馬で全身を投げ出して走るようなフットワークだけに馬体が絞れる夏しか走らないんじゃないだろうか。

前走のオープン戦で久々に上位に好走となったが、お世辞にもレベルが高いとはいえずスローペースにも恵まれてた印象。ただ、それ以前のこの馬のレースぶりを見ていると、途中でパッタリと脚が止まっていることが多かったですし、少なくとも前走は最後までグイグイと伸びて見せ場十分だっただけ復調気配ありと見ていいか。

昨年シーズンも3月に良化途上の状態で四国新聞杯4着好走。そこから次走6月の京橋特別で一気にパフォーマンスを上げて非常に強い内容で勝利となった。前走の4着もこの昨年のパターンに似ている感じがしますし、今回は気温も高くなってきて調教もビシバシ追ってきているので一気に動ける体になる可能性が高いと見ている。

この枠、騎手ならほぼ間違いなくシャムロックヒルが逃げる隊列の2番手ぐらいの位置を楽に取れそうですし、イン先行有利馬場でスローペース濃厚と考えるなら最も恵まれるのはこの馬か。パワフルな馬体でタフな馬場は一切苦にしませんし、この鞍上のキャラを考えれば間違いなく直線はタイトにインを突いてくるはず。夏に調子を上げるという部分は若干願望もあるが、馬場や展開を考えてもこれ以上に買える馬はいないんじゃないでしょうか?

 

【対抗 ◯2 アブレイズ】

若干かかるところがある馬で、これまでは藤井騎手が乗っていたことで折り合いがつかずに好走できていなかった印象。近走はじっくり溜める競馬で復活してきた感じで、それに加えて前走は大野騎手とのコンビがいかにもあってのオープン勝ちという感じだった。

もう大野騎手とのコンビがいかにも合いそうだっただけに今回はそこから浜中騎手への乗り替わりがどうか。距離延長で折り合いを気にして位置を極端に下げないかは心配だが、この枠なら前に壁を作れますし、タイトにインを狙うことが多い浜中騎手なら枠なりにラチ沿いを通ってきてくれる可能性が高いか。おそらく本命馬の直後くらいのポジションで回ってくると思いますし、もうインしか伸びないバイアスになったらセットでスルスルと伸びてきて欲しい。

 

【△1 シャムロックヒル】

これまでの戦績を見ると左回りがさっぱりダメで右回りでしか走っていないような感じ。格上挑戦ということもあって能力的にどうかという感じもするが、どう考えてもスローペース逃げが叶いそうで展開は恵まれるか。「内枠先行有利バイアス」狙いと決めた以上、この馬は抑えなきゃダメだろう。

 

【△5 シャドウディーヴァ】

誰が見てもわかるサウスポーだが、近走はモタれながらも右回りでもそこそこ走れている感じ。今回は内枠でそこそこの位置が取れる馬が圧倒的に有利になりそうだが、この馬は内枠が引けてなおかつ鞍上はスタートが抜群に上手い福永騎手。馬場読みの名手でもありますし、インが伸びる馬場なら極端にインにこだわる騎乗をしてくるかも。誰もがサウスポーだと考えているからこそ人気もないですし、それなら抑えておいたほうがいいか。

 

【△7 レッドベルディエス】

能力的には足りる。同じディープ産駒のソフトフルートよりは小足が効くタイプでスムーズな競馬が可能。鞍上も幸騎手なら位置をとってきたりインを突く可能性もありそうで、こちらの方は抑えておきたい。

 

【△9 イズジョーノキセキ】

突如として未勝利戦で一変を見せて勝利したり、チューリップ賞で4着に激走したり、、、と阪神巧者であるのは間違いないが、印象深い走りを見せているのはどれも阪神のワンターン戦。コーナー4回の2000mでは大して強いパフォーマンスを見せていませんし、前走の京橋Sも岩田騎手の最後方決め打ちが上手くハマった感じがします。

どうもまだキャラがはっきりしませんが、これまで苦手と見ていたコーナー4回の舞台で1番人気になるほど支持を受けるとなると疑念の方を持ちたくなるところ。今回は積極策が売りの西村騎手が乗りますが、前走の京橋Sの岩田騎手とは正反対の騎乗をしてくる可能性もありそう。前走のような末脚は溜めないと出せない可能性も十分にありそうですし、ちょっとこの馬は1番人気なら抑え評価でいい感じがします。

 

【△12 アンドラステ】

掛かり癖がある馬で、これまでに走った最長距離は1800m。今回はハイペースのマイル戦を先行したところからの400m距離延長で外枠スローペース。騎手コメントを見る限りでは前に行く可能性もありそうだが、テンから急かしてしまって折り合いをつけられるかは甚だ疑問。実績上位という点と前に行ける可能性を考慮して一応の抑え印という感じです。

 

【△13 クラヴェル】

父エピファネイア×母ディアデラマドレという良血馬だが、この母系特有の気性の危うさを備えている馬で折り合いがだいぶ難しいところあり。名手横山典弘がずっと乗っていながらいまだに折り合いファーストで出していけないようなところがあり、今回は51kgで先行馬不在と言っても位置を取りに行くかは微妙なところ。出していかずに後方から外を回る形 or 出して行ったはいいもののかかって制御できずの可能性はかなりありそう。

まぁそれでも横山典弘騎手というだけで逃げて快勝、なんてことも十分にありそうですし、前に行く可能性がある強い馬は抑えておいていいんじゃないだろうか。

 

【△14 サンクテュエール】

福島牝馬Sで突如復活を遂げたが、低調なメンバー相手に展開に完全に恵まれての3着で、どこまで評価していいかは微妙なところ。今回は外枠を引いたが、鞍上が川田騎手ならほぼ間違いなくテンから仕掛けて外めの2番手ぐらいの位置を取りに行きそう。馬場や展開を考えればそういう競馬は良いと思うのだが、この馬自身が川田スタイルの競馬が合うのかは微妙なところ。前走は杉原騎手がほぼ完璧にふんわりと乗っていますし、川田騎手への乗り替わりが全て良いというわけではない感じがします。

 

【消6 フィリアプーラ】

内枠で先行可能性もあるがこの馬は距離が長い。マイラーなはずで、さすがにここまでは印が回らず。

 

【消 外を回さざる得ないような馬、外を回しそうな騎手が乗る馬】

ホウオウエミーズ=基礎スピード不足。インを突けるような一瞬の決め手やキレはなさそう。

ソフトフルート=不器用なロンスパタイプ。基本外を回してくるのでは?

キングスタイル=馬キャラ的に外を回すしかないだろう。

パッシングスルー=基礎スピードの衰えが目立つ。この枠で前に行けるイメージがない。

ミスニューヨーク=加藤騎手が乗る時はいつも後方から。極端な前付けはしないだろう。

アッシェンプッテル=馬キャラ的に外を回すしかないだろう。

 

【推奨買い目】

ワイド 4→2,1,5,7,9,12,13,14 (複勝4倍つくなら複勝で良さそう)

馬連 4→2,1,5,7,9,12,13,14

三連複 4,2→1,5,7,9,12,13,14

単勝 4 カセドラルベル (15倍想定)

 

【買い目及び予想のポイント】

マーメイドSなんて毎年とんでもない結果になるレースですから完璧に当てようとしても無理です。そんなわけで◎カテドラルベルの複勝なりワイドが当たればとりあえず御の字というスタンス。そこから見立て通りに決まった場合に馬連、三連複、単勝もセットで当たったら嬉しいね、という感じです。

KAZ: