目黒記念2019(東京芝2500m)の考察です。

5月26日に東京競馬場で開催され発走時刻は17:00です。出走馬はブラストワンピース、ルックトゥワイス、ムイトオブリガード、ポポカテペトルなど。東京競馬場の芝2500mで行われるGIIです。今回の記事では過去データやレースラップ、血統、予想オッズなどを考察いたします。

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目黒記念 2019 考察

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レース傾向

日本ダービーの興奮が冷めやらぬ中、その日の東京の最終レースとして開催される目黒記念。ホープフルステークスのGI昇格という改正（改悪）により、１年の中で同会場で２つ重賞が行われるのはこの日の東京だけになった。個人的にお祭り感があって好きなので、GIデーに同会場で重賞が開催される日がもう少しあってもいいと思います。

目黒記念に関してよく言われることが、東京芝2400mが距離が100m伸びることによって、急坂を２回登ることになるので一気にスタミナが要求されるということ。どちらかというと立ち回りと決め手を要求されることが多い東京芝2400mと違って、東京芝2500mは長く良い脚を使える馬同士のポテンシャル勝負になりがち。100mの距離延長でここまでレース質が変わるか、と思うことはしばしばあります。

ただ、これに関しては急坂を２回超えるという点もあると思いますが、それ以上にこのレースに有力馬が集まらないということが大きいか。この条件でレースが行われるのは１年で目黒記念とアルゼンチン共和国杯の２回だけ。どちらもGIレースの合間に行われるのでメンバーレベルが高くなりにくく、一線級のディープインパクト産駒などはなかなか出走してきません。その代わりにスタミナが売りのステイヤータイプの馬が多く出走してくるので、芝2400mのレースよりも重ための馬が走る印象になっている感じはあり。

今年はGIホースのブラストワンピースが出走。もうレース選択から騎手のゴタゴタまで一連の騒動でノーザンファーム天栄を嫌いになりそうな馬ではありますが、まぁここに出てきたら能力抜けているという評価は間違いないはず。

ただ、大して目標でもないレースでハンデ戦で59kgを背負わされるというのはどうなのかなと。こういう消極的なレース選択をしてきた馬が順当に勝利するパターンをあんまり見たことがなく、今回も何かに足元を掬われての２、３着になるんじゃないかなぁと思います。個人的に宝塚記念に池添騎手で出てきたら本命にしようと思っていたので、もうこのローテーションは何を考えているのか・・・という気持ちでいっぱいです。

POINT1 → 東京芝2400mから100m伸びることで坂を２回登ることになりスタミナがより要求される。

POINT2 → GIレースの合間に行われるので素質馬が揃いにくく、スタミナが売りの馬が多く出走してくるので重ためのレースになりがち。

POINT3 → 今年はGI馬のブラストワンピースが出走してくるが、こういう馬が順当に勝つようなレースには思えない。

ペース自体は前半スローになることが多いが、前述の通りで一線級のキレる馬が参戦してくるケースが少なく、持久力に優れたステイヤータイプの馬が多数出走してくるので仕掛けのポイントが早くなりやすい。

過去５年のレース結果を見てもなかなか上がり3ハロン勝負にはなりづらく、長めのスパート勝負になりやすい。昨年の同舞台で行われたアルゼンチン共和国杯は稀に見るスローペース戦でしたが、まぁあれは例外と捉えてベタにロンスパ適性が問われる展開になると思います。

POINT1 → 前半スローになりやすいが、キレない馬が多いのでスパートが早くなりやすい。

前述の通りで天皇賞(春)と宝塚記念の合間に行われる芝の中長距離戦ということで一線級の馬は出走してこないレース。坂を２回登ることになるのでスタミナが要求されるという部分もあるが、それ以上に素質高いディープインパクト産駒などがなかなかここを使ってこないので、血統傾向もキレよりスタミナ寄りになっている感じはある。

とにかくこのレースで強い血統はトニービン＝グレイソヴリンだろう。過去５年の勝ち馬のうち３頭がトニービン＝グレイソヴリンを保持していましたし、昨年のウインテンダネスのように高速馬場の東京の長丁場ではトニービンの血が爆発する傾向にあります。

POINT1 → 大レースの合間にあるので有力馬が出走してず、スタミナ系の血統が走るのはそういう理由もあるか。

POINT2 → とにかくトニービン＝グレイソヴリンが優勢なレース。

考察まとめ

というわけで枠順発表前の目黒記念の想定オッズはこちら。

枠順発表前の想定オッズ（当サイト予測）

日本ダービーを負けた人が手堅く取り戻すという意識も働くレース。誰が見てもわかりやすく強いブラストワンピースが売れるのは当然か。それでもハンデ59kgが嫌われての単勝2倍を切るかどうかぐらいで落ち着くかなと思います。

２番人気も近走成績＋レーン騎乗でルックトゥワイスになると見て間違い無いでしょう。

もうこの舞台に変われば次走注目馬のこの馬でいいでしょう。間違いなく穴人気になると思いますが、どう考えてもこの舞台に合っているのであれば穴人気承知で狙うべきだと思います。

netkeibaを見ても本当にこんなに人気になるんでしょうかねぇ・・・自分が決めた想定オッズではそこまで人気しないと見ましたが、netkeibaの想定オッズぐらいになるなら積極的に嫌いたいです。

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着順　　1着→2着→3着
18年指数2位→7位→11位

17年指数5位→6位→1位

16年指数2位→1位→5位

15年指数1位→3位→6位

14年指数4位→1位→14位

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これが過去5年の実績です。やはり今年も上位6頭は気になりますね？！

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平安ステークス

→指数1位チュウワウィザード1着
ヴィクトリアマイル
→指数1位プリモシーン2着
京王杯スプリングカップ
→指数1位ロジクライ3着

NHKマイルカップ

→指数1位アドマイヤマーズ1着
新潟大賞典

→指数1位ロシュフォール3着
フローラステークス

→指数1位シャドウディーヴァ2着
福島牝馬ステークス

→指数1位フローレスマジック2着

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