京都牝馬ステークス2021(阪神芝1400m)の考察です。
2月20日に京都競馬場で開催され発走時刻は15:40です。出走馬はビッククインバイオ、ギルデッドミラー、リバティハイツ、シャインガーネットなど。京都競馬場の芝1400mで行われるGIIIです。今回の記事では過去データやレースラップ、血統、予想オッズなどを考察いたします。
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京都牝馬ステークス 2021 考察
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レース傾向
例年は開催後半の京都芝1400mで行われている牝馬限定重賞。近年の京都競馬場の芝コースはただでさえタフな馬場が多く、それに加えて冬時期の開催後半になれると馬場が荒れている年がほとんど。そんな馬場で行われる牝馬限定戦ということで、1400mの距離ながらスタミナが要求される印象のレースでした。
ところが今年は開幕2週目の阪神芝1400mで行われるので求められる適性は全く異なりそうな感じ。開幕週の馬場レベルを見ても、重賞クラスの芝1400m戦なら1分20秒前後ぐらいの時計は出そうな感じですし、京都開催時に要求されたようなスタミナではなく、スピードが問われるレースになる感じがします。
POINT1 → 例年は開催後半の京都芝1400mで実施されているが、今年は開幕2週目の阪神芝1400mでの実施。例年よりもスピード重視のレースになるか。
レースラップ分析
今年は阪神開催なので例年のラップ傾向は参考にならず。というわけで、昨年行われた阪神芝1400mの全レースのラップ平均を出してみました。その結果がこんな感じ。
12.3 – 10.8 – 11.4 – 11.7 – 11.6 – 11.7 – 12.2 (34.5 – 35.5)
昨年のレースラップ平均とコース高低断面図を見てお分かりかと思うが、スタートして平坦から下り坂になるコースレイアウトのため、この条件は非常にテンのラップが速くなりやすい。より距離が短い阪神芝1200mよりもテンのラップが速くなることはザラですし、その上で前半飛ばした分で最後の急坂部分で上がりがかかって消耗戦になるのが特徴。競馬ファンが考える芝1400mのイメージに最も近い条件と言って良いんじゃないだろうか。
前半から中盤部分にかけてラップが緩むところがないので、途中で息を入れなきゃいけない馬にとっては厳しい舞台。ワンペースでずっとスピードを維持できて、なおかつ溜めが効いて最後にグッと急坂で差し込んでこれるような馬が有利な舞台です。
POINT1 → 阪神芝1400mはテンのラップが速くなりやすい。その上で最後に上がりがかかる特殊な芝1400m適性が要求される舞台。
血統傾向
今年は阪神開催なので例年の血統傾向は参考にならず。一応、過去2年間の阪神芝1400m(今回出走馬の血統のみ)のデータを出してみましたが、まぁそこまで偏った傾向は見られませんかね。
先週の開幕週の血統傾向では、若干キングマンボ系の活躍が目立っていた感じもしますが、そこまで強調するほどでもないでしょう。
考察まとめ
というわけで枠順発表前の京都牝馬ステークスの想定オッズはこちら。
枠順発表前の想定オッズ(当サイト予測)
人気 | 馬名 | オッズ |
1 | シャインガーネット | 7.8 |
2 | ビッククインバイオ | 8.0 |
3 | ギルデッドミラー | 8.2 |
4 | アイラブテーラー | 8.4 |
5 | リバティハイツ | 8.6 |
6 | リリーバレロ | 8.7 |
7 | イベリス | 10.2 |
8 | ブランノワール | 11.4 |
9 | アマルフィコースト | 17.6 |
10 | アフランシール | 24.2 |
11 | マリアズハート | 27.0 |
12 | カリオストロ | 41.0 |
13 | メイショウショウブ | 54.0 |
14 | ヤマカツマーメイド | 62.0 |
15 | アンリミット | 115.0 |
16 | メイショウケイメイ | 144.0 |
もう何が人気になるのか全くわからないカオスなオッズになりそう。おそらくシャインガーネット、ビッククインバイオ、ギルデッドミラー、アイラブテーラー、リバティハイツ、リリーバレロあたりが人気になりそうですが、大混戦オッズとみて良いんじゃないでしょうか。
※今のレベルの高い競馬ファンたちに勝つためには事前にどういうオッズになるのかを把握しておくのが重要。あなたが買おうとしている馬が果たして穴で買えるのか、それとも穴人気してしまうのかは最初から考えておきましょう。というわけで、今年から玄人層に買われて穴人気しそうな馬をピックアップしておきます。
玄人人気ターゲット馬=シャインガーネット
今のファンはここ2戦はノーカウントにしてこういう馬を普通に買いますからね。距離実績やコース実績がある馬はデータ派に狙い撃ちされる傾向にあるように思います。穴では買えないんじゃないでしょうか。
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ここはもうこの条件に使ってきたら・・・とずっと書いてきた次走注目馬で良いでしょう。ここ2戦はマイルを使われましたが、明らかに距離が長かった感じで伸びあぐねて終了。
重賞勝ちのパフォーマンスが非常に強いもので、2着馬が後にGIを勝利。3着馬もオープンまで登り詰めましたし、それらを突き放して勝ったこの馬は1400mなら相当に強いのでは??
一方でちょっと危ういと思っている馬はこちら。
↓↓↓
リバティハイツ
前回は本命に推してスムーズさを欠いて4着。その前走はタフ馬場で時計のかかるスプリント戦とベストな条件でしたが、今回は高速馬場で時計の速い1400m戦と全ての条件で悪化。もともと折り合いがつかなくて距離を短くしてきた馬ですし、ここに来ての距離延長ではかかりそうな感じがします。
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