神戸新聞杯2019(阪神芝2400m)の考察です。
9月22日に阪神競馬場で開催され発走時刻は15:35です。出走馬はサートゥルナーリア、ヴェロックス、ワールドプレミア、レッドジェニアルなど。阪神競馬場の芝2400mで行われるGIIです。今回の記事では過去データやレースラップ、血統、予想オッズなどを考察いたします。
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神戸新聞杯 2019 考察
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レース傾向
セントライト記念に続いて行われる菊花賞トライアル戦。セントライト記念も日本ダービー組が強いというレースではありましたが、この神戸新聞杯はそれ以上に実績のある馬が強いレース。これは条件など色々考えていけば納得なのですが、とにかくこのレースは一年で一番ガチガチで堅い重賞レースといっても過言ではないかも。
日本の競馬界は関東よりも関西の方がレベルが高いという歴史がありますし、そんなこともあって関東で行われるトライアル戦よりも関西で行われるトライアル戦の方がメンバーレベルが高くなりがち、というのは当然の話。
加えて、中山芝2200mという現代競馬の主流から外れた条件で行われるセントライト記念とは違い、阪神芝2400mというオーソドックスな主流条件で行われるのが神戸新聞杯。日本ダービーと距離が同じですし、復員が広くて直線距離も長いというのも同じ。加えて直線に急坂があることで地力がはっきりと問われますし、そうなれば「日本ダービーを走れそうな強い馬」しか走れないレースというのも分かります。
基本的に神戸新聞杯は日本ダービーの上位馬が出走してきますし、その馬たちが順当に上位人気になるレース。その上位人気馬たちが得意で走りやすい条件となれば、そのまま人気通りに好走してくるのも当然。そんなわけでこの神戸新聞杯はガチガチで収まりやすいのです。
POINT1 → 日本ダービーと同じ距離で直線の長い舞台。直線の急坂も相まって強い馬しか走れないレース。
POINT2 → 1年で行われる重賞の中でも最も堅く収まるガチガチレース。
直線が長い上に急坂がある阪神芝2400mという舞台。前半から飛ばしていけば最後にバテてしまうのは明白で、そんなこともあってかこのコースはスローペースになりやすいというのは当然のこと。
加えて、神戸新聞杯は京都芝3000mで行われる菊花賞の前哨戦として行われるレース。どの馬も折り合いを重視してのレースになりますし、そうなれば普通の阪神芝2400mで行われるよりもスロー偏重になりやすいというのは分かりやすい話。
かといって「スローペース=前残りが決まる」というような立ち回り戦にはほとんどならないレース。「阪神芝2400mという過酷な舞台」+「展開無視で差し込んで来れる強い人気馬」のおかげで差しも十分に決まるレース。あんまりスローペースだから前有利などとは考えずに、単純に能力比較をして強い馬から買えばいいんじゃないでしょうか。
POINT1 → スローになりやすい阪神芝2400mであることに加えて、菊花賞の前哨戦ということでスローになりやすい。
POINT2 → スローペースでも前残り立ち回り勝負にはならないレース。展開利などを考えずに単純に強い馬から買う方が良い。
血統傾向
神戸新聞杯は日本ダービーで上位に好走した馬が順当に走ってくるレース。日本ダービーで走りやすいのは今の日本の主流血統ですし、ディープインパクト産駒やキングカメハメハ産駒=キングマンボ系の天下と言えるような状況が続いています。神戸新聞杯がその傾向を引き継いでいるのは過去5年の血統傾向を見ても当然という感じでしょうか。
そんなわけで血統的な見地からも「この血を持っているから穴として狙える!」などとはなかなか言いにくいレース。順当にディープインパクト産駒やキングマンボ系の馬が人気通りに走ってくるレースです。
POINT1 → 現代の日本の主流血統であるディープインパクト産駒やキングカメハメハ産駒=キングマンボ系が順当に走るレース。
考察まとめ
というわけで枠順発表前の神戸新聞杯の想定オッズはこちら。
枠順発表前の想定オッズ(当サイト予測)
人気 | 馬名 | オッズ |
1 | サートゥルナーリア | 1.8 |
2 | ヴェロックス | 2.3 |
3 | ワールドプレミア | 10.5 |
4 | レッドジェニアル | 18.7 |
5 | ユニコーンライオン | 27.6 |
6 | シフルマン | 28.7 |
7 | キタサンバルカン | 34.5 |
8 | カリボール | 43.0 |
9 | レッドサイオン | 57.0 |
10 | ヴィント | 88.0 |
11 | ジョウショームード | 245.0 |
もうここはなかなか見ないレベルでのサートゥルナーリアとヴェロックスの2強オッズになりそう。どちらとも単勝2倍に近いぐらいのオッズになりそうで、3番人気以下はもう10倍台になるんじゃないだろうか。
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この馬はとにかくコーナーで加速できないので小回りコースが致命的にダメ。今までのレースを見てもワンターンの外回りコースでは強い競馬を見せるが、内回りコースでは加速がつききら図に負けるレースぶり。奥手な印象の馬なので間隔を空けて成長を促したことも良さそうですし、今回は直線の長い競馬で末脚の破壊力を存分に発揮できる舞台。この馬の成長力次第では2強の一角ぐらいは崩せて良い感じがします。
一方でちょっと危ういと思っている馬はこちら。
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展開利などを評価されて穴として推されそうな感じもしますが、今回の条件はもう最悪と言っていい感じ。高速馬場もダメですし距離もダメそう。まずこの馬は買わないと思います。
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さて、2019年も9月になりました。
月初になったということで徹底分析メルマガ「競馬をビジネスにする」の新規読者募集をさせていただきます。
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さて、ここでメルマガの各曜日ごとの配信詳細を紹介しましょう。
【火曜日】先週の重賞回顧
火曜日に先週の重賞回顧を配信します。後ほど下記に詳細を書いておりますが、金曜日に配信する重賞まとめデータに結果を書き入れた形のPDFファイルとしても配信します。
【水曜日】地方競馬の重賞予想
地方交流重賞並びに南関競馬の重賞をメルマガ限定コンテンツとして配信しております。だいたい地方競馬の重賞は水曜日に行われるので、水曜日にメルマガにて予想を配信しております。
※以前は地方交流GI並びに南関のSIレースに関してはブログで全体公開としていましたが、今後はメルマガ限定のコンテンツとなります。
【木曜日】中央競馬の全レース回顧
木曜日には前週に行われた中央競馬の全レース分の回顧文&データを配布します。
各競馬場ごとに前週に行われた全てのレースの詳細と勝ち馬の評価、そしてそのレースで不利を受けた馬や次走注目するべき馬、危険な人気馬などを全て網羅して配信しております。
そんな、文章でのボリューム満載なレース回顧に加えて、、、
エクセルファイルにて競馬場ごとに新馬戦から上級戦まで、全てのレースの結果情報、レース回顧コメント、先週の結果分析のタイムランク情報などを載せたデータファイルを毎週配信しています!
正直言って回顧をやっているブログ、メルマガはあれど、中央競馬の全レースの回顧をまとめて配信している媒体はウチだけだと思います。
これを見れば縦比較で走破時計やレースラップがどれくらい優秀なのか把握できますし、予想の際にこれを見ればどの馬が強いレースを戦ってきたのかが一目瞭然です。
ただ、この文章だけではなかなかどういうものか伝わりにくいと思うので、2016年の函館競馬場の全レース分析データを下記リンクで無料でダウンロードできるようにしておきました。こちらを見てどんなものか確認頂ければ幸いです。
【金曜日】重賞まとめデータ配布
金曜日は重賞のまとめデータを配布します。この時点で重賞のプレ予想を配信いたします。
このような形で週末の重賞の出走馬の全頭レビューを印付きでPDFファイルにて配信いたします。
【土曜日】重賞買い目&平場の狙い目
土日は重賞の買い目と平場の狙い目を掲載します。また、リアルタイムで予想が見れる「競馬開催日の競馬ノート」というページをメルマガ読者様限定で公開しております。
【日曜日】重賞買い目&平場の狙い目
土日は重賞の買い目と平場の狙い目を掲載します。また、リアルタイムで予想が見れる「競馬開催日の競馬ノート」というページをメルマガ読者様限定で公開しております。
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最近では海外競馬の馬券もPATで購入できるようになりました。海外競馬のレース予想に関してもメルマガにて配信します。こちらは実施が不定期なので配信日はその時々になりますが、メルマガをご購読いただければ海外競馬まであなたの競馬ライフをカバーいたします。
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