京阪杯2019(京都芝1200m)の予想です。
11月24日に京都競馬場で開催され発走時刻は16:15です。出走馬はモズスーパーフレア、アウィルアウェイ、リナーテ、ファンタジストなど。京都競馬場の芝1200mで行われるGIIIです。
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京阪杯 2019予想
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予想の根拠
今年の京阪杯の予想のポイントは「京都芝1200mの構造上の傾向」と「最終週の外差し馬場」の2点のどちらを重視するかという点か。
まず構造上の傾向から分析していくが、もう上記の過去5年のレース結果を見ても一目瞭然なように京都芝1200mは圧倒的に内枠が有利な舞台。スタート直後が登り坂になるので前半ペースが上がりにくく、内枠からポジションを取れた馬が圧倒的に有利になりやすい。差し馬にしても4コーナーで外を回す形をとるとなかなか差し届かないことが多く、昨年のナインテイルズのようにインで我慢して馬群を破って差してくるのがベスト。最終週の馬場で行われながらも、もう京阪杯はほとんど例外なく内枠有利の傾向が出ていますし、この傾向は頭に入れておいたほうがいいだろう。
その一方で、近年はこの開催の京都芝のタフ馬場化が顕著になってきており、以前よりも最終週の外伸び傾向が強まってきた感じ。先週の京都芝のレースを見ても、外回りコースこそインをロスなく通った馬の好走が目立ったが、内回りコースの短距離戦は外伸びの傾向が出ていました。コース構造的には内枠が圧倒的に有利なのだが、一方で最終週の馬場なので外の方が伸びるようになってきているという相反する要素のどちらを重要視するかは予想のポイントになりそうだ。
土曜日は芝短距離のレースが少なかったこともあるが、それでも外回りコースにしても特にインを開ける馬が見当たりませんでしたし、逃げ先行馬も普通に馬券に絡んでいたような感じ。これで内回りコースの短距離戦になった途端に一気に外伸び傾向が露見する可能性もあるが、あんまり外伸びと決めつけてもいけないかなという馬場の印象。
イメージとしては、例年よりも外からの差しは届くが、それでも京都芝1200mらしく内枠から上手く立ち回って直線で馬場の良い中どころあたりに出すことができる馬が最も向きそう。モズスーパーフレアの存在(きちんと逃げてくれれば、ですが)のおかげできっちり差しは決まるレースになると思うので、あとは外伸び馬場に固執しすぎずにスムーズにタフ馬場を差して来られる馬を狙ってみたい。
というわけで予想の発表。
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京阪杯 2019の印
本命 ◎ライトオンキュー
本命は能力、適性、血統、枠順と全てがこのレースで向きそうなこの馬に期待する。
この馬はとにかく前走内容が優秀。前走は今の日本のスプリント路線の最上位の馬が出走していた超ハイレベル戦。タフ馬場だったので時計的な価値は見出しにくいですが、1着馬が次走で不利を受けながらGIで3着、2着馬がその後に重賞を大楽勝、7着馬も不利さえなければ次走で重賞で好走できていたような感じでしたし、相当なハイレベル戦だったと見ていいだろう。
スプリント路線に移ってからは馬券圏内をほぼ外したことがないのだが、前走で一気に指数を跳ね上げてきたのを見ても、この馬はタフ馬場での消耗差し決着になればなるほど良さそうなタイプ。父が外国産馬でゴドルフィンの持ち馬というのを見ても今のタフ馬場はベストだと思いますし、少々馬場の傷んだインの部分を通っても伸び脚が鈍ることはなさそう。
差し馬の有力どころはほとんどが外枠を引いて外を回しそうですが、この馬はちょうど良いぐらいの内枠が引けましたし、差しタイプの中では最もスムーズにロスのない競馬ができそう。前述の通りで能力は最上位で適性もベストだと思いますし、それに加えて調教も素晴らしく良い感じでいかにもここを目標に仕上げてきた感じ。ここは鞍上がよほどヘグらなければ好勝負必至と見ます。
対抗 ◯リナーテ
対抗はこの条件なら能力最上位と見ていいリナーテにします。
この馬は前半部分である程度ゆったりと追走して末脚を活かしてこその馬で、前走のスプリンターズステークスは戦前から向かないと書いていた通りで追走でいっぱいいっぱいで好走できず。タイプ的に速い時計の決着も合わなかっただろう。
超ハイレベルだったキーンランドカップではダノンスマッシュ、タワーオブロンドンと僅差の3着に走れていますし、京都牝馬ステークスでもタフ馬場を外枠から差し込んでいるように馬場適性も高そう。素直に能力最上位で馬場適性も高いとなれば上位評価でいいだろう。枠順の差と仕上がり面からのここへの本気度の差という点で本命ではなく対抗とした。
単穴 ▲エイシンデネブ
三番手は末脚の絶対値ならばここでも最上位のエイシンデネブにします。
2走前の休養明けから馬が化けた感じで、佐世保ステークスは小倉の短い直線で全頭をごぼう抜く圧巻すぎるパフォーマンス。オパールステークスも最後方からモタれながらも追い込んできて2着に好走しましたし、この馬はタフ馬場の追い込み策ならば相当に強いだろう。
当初はもっと外差しが決まる馬場を想定していたので本命予定だったが、思ったより外差し馬場にならなそうなのと予想以上に人気しているので若干評価を下げた。やはり内枠絶対有利の京都芝1200mで最後方から外を回すとわかりきっている馬を人気している中で本命にはしにくい。ただ、それでも直線だけでぶっこぬける能力があるとみての三番手評価だ。
特注 ☆モズスーパーフレア
危険な人気馬として嫌う人が多そうだが、モズスーパーフレアはこれぐらいの評価はしておかなきゃいけなそう。
とにかく前半部分でハイペースで逃げなきゃ良さが出ないという難しい馬で、良さが出るのは小倉コースや中山コースなどの前半に下り坂があってテンが速くなるコースだろう。京都コースは物理的に前半ペースが上げにくくこの馬向きの舞台ではないと思います。
加えてこの馬はかなり難しいダンジグ産駒の好走凡走を繰り返すタイプで、前走でGIを好走した後の今回は疲労でゲートが出なかったり何かをやらかす番。逃げる前提で予想をしている人が多そうだが、この馬がぶっ飛ぶとすればそもそも逃げられないという可能性が結構あると思います。
ただ、今回はアポロノシンザンやラブカンプーが控える競馬を示唆していますし、スタートさえ出られれば楽に先手を奪える可能性も。自分の競馬さえできれば強いのはわかりきっていますし、これぐらいには評価しておいた方がいいか。
△ アイラブテーラー
連勝内容が評価されて人気になっているアイラブテーラーだが、ここで壁にぶつかる可能性が高そう。
前走は休み明けでいきなりの完勝でしたが時計的にはタイムランクDで平凡。オパールSよりも速い時計ではないかというかもしれないが、そのオパールS自体が凡戦だったはずでモタれて追いきれていないエイシンデネブしか上位評価としていない。この馬はいきなりの重賞では怪しい感じがします。
△ フミノムーン
前走が展開向かなかった割に粘っていたフミノムーンは穴で面白そう。
近走はズブさが出て差し届かなくなっていた感じだったが、前走は突然逃げの戦法を見せるとタフ馬場のハイペース戦でそこまで差のない競馬。このレースで何度も馬券に絡んでいるようにコース適性は相当高いはずで、今回はある程度位置を取って脚を溜める競馬ができれば一発あっても。
△ パラダイスガーデン
大穴で面白そうなのはパラダイスガーデンか。
前述の通りでハイレベルだったキーンランドカップでそれなりの着順に走れている馬。とにかくタフ馬場で末脚を伸ばすことができればやれて良さそうで、タイトにインを突くことが多い坂井騎手も合いそう。展開向いて捌ければ普通に一発あっていいだろう。
△ カラクレナイ
タフ馬場のスプリント戦という条件は合いそうなカラクレナイだが、この馬の良さは短縮ローテでこそ発揮される感じ。良さそうな枠が引けたので抑えますが上位評価まではできなかった。
△ アウィルアウェイ
アウィルアウェイはスプリント戦での2回の好走がどちらも内枠に恵まれた感じ。
特に前走のオパールSは完璧なインサイドアウトがハマった感じでしたし、エイシンデネブと最後の伸び脚はあちらの方が完全に上だった。今回は外枠から外を回るとなると他の馬に劣りそうだ。
△ ダイメイフジ
買いどころが難しい馬ではあるがダイメイフジは今回は条件自体は向きそう。右回りコースしか走れない馬ですし、今の京都の馬場を考えれば絶好枠も引けた。上手く立ち回れば圏内まで。
印まとめ
◎ライトオンキュー
◯リナーテ
▲エイシンデネブ
☆モズスーパーフレア
△アイラブテーラー
△フミノムーン
△パラダイスガーデン
△カラクレナイ
△アウィルアウェイ
△ダイメイフジ
勝負度 B
推奨馬券
単勝 6 ライトオンキュー 本線
三連複 6→13,15,14→13,15,14,12,4,3,7,11,8 本線ベース
三連複 6,13→15,14,12,4,3,7,11,8 重ね買い
三連複 6→13,15,14 重ね買い
馬連 6→13,15,14,12,4,3,7,11,8 本線ベース
馬連 6→13,15 重ね買い