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函館記念2022の予想を公開!

函館記念2022(函館芝2000m)の予想です。

7月17日に函館競馬場で開催され発走時刻は15:25です。出走馬はマイネルウィルトス、アラタ、サンレイポケット、スカーフェイスなど。函館競馬場の芝2000mで行われるGIIIです。

 

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函館記念は波乱傾向ですから…

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函館記念 2022予想

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函館記念はどんなレースになりやすいのか?

函館芝2000mで行われるサマー2000シリーズの第2戦。そもそも函館競馬場という小回りで直線が短いコースで行われる上に、函館記念が行われるのはBコース2週目。重賞レベルとなると前半〜中盤ペースも流れるために全馬が道中の追走スピードで脚を使ってしまうようなレースになり、最後の直線では外を回して差してこれるような馬はほとんどいない。結果的に前に行った馬や内枠からロスなく立ち回った馬が上位に粘り込むことが非常に多く、函館記念は1年で行われるJRAの重賞レースの中でも最も内枠先行有利な立ち回りレースと言えます。

 

こうして見ても前述の通りで前半〜中盤ラップも緩まずで綺麗な一直線の平均ラップになりがち。なし崩しに追走スピードで道中で脚を使わされるようなレースで、実績上位の差し馬でもなかなか外を回して差してくるのは難しい傾向。そもそもハンデ戦なので実績上位の馬は重い斤量を背負わされますし、この函館記念の傾向に合わないイメージの馬はいくら実績上位でも軽視した方がいいと思います。

 

ここまで見てきたように函館記念はBコース2週目の小回りコースで圧倒的に内枠先行有利な立ち回りレースになるわけですが、函館競馬場は洋芝で基本的にはタフな舞台設定。それで道中ペースが緩まずの持続力勝負になるということは軽いレース質ではないはずで、内枠先行有利にしてもしっかりとスタミナを備えた馬というのが好走の前提条件。

そんなスタミナを補完するものとして、この函館記念はロベルトの血を持っている馬が圧倒的に有利。毎年ロベルトを持っている馬が激走していますし、もうこのレースはロベルトを持っているというだけで印に加えることを考えた方がいいレベル。

 

【2021年】12番人気3着 バイオスパーク 母母父ロベルト

【2020年】13番人気2着 メドウラーク 母アスクコマンダーがロベルトのクロス持ち

【2020年】3番人気3着 バイオスパーク 母母父ロベルト

【2019年】9番人気2着 マイネルファンロン 母母父ロベルト

【2019年】3番人気3着 ステイフーリッシュ 母母父ロベルト

【2018年】5番人気1着 エアアンセム 父ロベルト

【2018年】13番人気3着 エテルナミノル 母母父ロベルト

【2017年】7番人気3着 ヤマカツライデン 父ロベルト

【2016年】3番人気1着 マイネルミラノ 母母父ロベルト

【2015年】10番人気2着 ハギノハイブリッド 父ロベルト

【2015年】7番人気3着 ヤマカツエース 母父ロベルト

 

過去7年まで振り返っても毎年ロベルト持ちの馬が馬券に絡んでいますし、本当にもう函館記念=ロベルト系と考えてしまってもいいぐらい。今年出走しそうな馬の中でロベルトを持っているのは、、、

 

ギベオン 母母父ロベルト

サトノクロニクル 母父ロベルト

ジェネラーレウーノ 父ロベルト

マイネルウィルトス 父ロベルト

 

この4頭だけ。過去7年で毎年ロベルト持ちが馬券に絡んでいるのを見ても、この中から1頭は馬券に絡みそうですし、マイネルウィルトスを除けば全て人気薄になりそうな馬ばかり。今年の函館記念も何やら波乱の匂いがしますね・・・

 

今年はどんなレースになりそうか?

今週が函館記念はBコース2週目。当初は金土と大雨予報でしたが、蓋を開けてみると天気予報はハズレてそこまでは降らず。とは言っても最終週の馬場に雨が降れば時計はかかるはずで、土曜日の芝レースを見ても大体2秒は時計のかかる馬場になっていました。

最終週で雨が降るとなると外差しが効く馬場になるかな、と思っていたのですが、土曜日の馬場はスタミナが問われるものの差し馬も追走で脚を使ってしまって結局前残りのレースが多かった感じ。かもめ島特別なんてまさにそんな感じの前残りレースになりましたし、日曜で徐々にインが荒れていくにしても極端な外差し馬場になることもないか。

 

出走メンバーを見てみると、逃げそうなのはレッドライデンとジェネラーレウーノの2頭か。それをタイセイモンストル、ウインイクシード、ギベオンあたりが追いかける展開になりそうで、例年通りの平均ラップの持続力戦になりそう。

結局、雨が降って時計のかかる馬場になってもスタミナ+立ち回りセンスが問われるレースになりそうで、今年の函館記念はある程度の位置から減速せずにずっと伸び続けられるような馬が有利になると見ます。

 

考察まとめ

【レース質】タフ馬場で後方の差し馬の末脚が削がれるスタミナ立ち回り戦。<■□■□>

【狙えるタイプ】ある程度の位置を取れてバテない馬。

【狙えるタイプ】タフ馬場に適性がある馬。

【狙えるタイプ】ロベルトの血 or 欧州スタミナ血統を持っている馬。

 


 

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函館記念 2022の印

【本命 ◎13 ギベオン】

左回りコース、というよりも中京コースでしか結果が出ていないために玄人層には嫌われそうだが、どうも一連の戦績を見るに左回りや右回りというよりもキレに欠けるので上がりが掛かることが好走条件な感じ。右回りを使った過去4戦をみても、鳴尾記念は完全に後手を踏んでの差し遅れ。チャレンジカップは直線どん詰まりで何もできず。マイラーズカップは距離不足のマイル戦で高速決着の中でよく頑張っていますし、前走の宝塚記念は上がりがかかったことでハイレベル戦でも大いに健闘できていた。

今回は前走の宝塚記念の反動が出ないかは心配ではあるが、キレに欠ける持続力タイプの先行馬ということで函館記念の好走条件に合致。大雨の影響で道悪馬場になったとしても金鯱賞のレースぶりからこの馬はその馬場を味方にできそう。馬場の良いところを通れる外枠も良いですし、レッドライデンとジェネラーレウーノが飛ばしてくれる展開も悪くなさそう。母父ヴァイスリージェント、母母父ロベルトでいかにも減速せずに伸びるタイプですし、何よりも函館記念はもうロベルトを持っている馬だけ買えばいいという感じもします。

 

【対抗 ◯9 アラタ】

デビュー当時はキレ不足で道悪馬場でこそという馬だった。本格化した今は高速馬場も走れるようになっているが、それでも他馬の末脚が削がれる道悪馬場は得意なはずで、今回は条件も馬場も合うはず。函館開催になってからメインレースで全連対の横山武史騎手の勢いも買えるだろう。

 

【単穴 ▲5 マイネルウィルトス】

昨春あたりから本格化。東京芝2500mでの好走が目立っているが、それ以上に強い競馬を見せたのが札幌記念4着と福島民友カップ勝ちのパフォーマンス。この2戦からも小回りコースは合いそうですし、おそらく道悪馬場は鬼。昨年とは違って今回は一戦叩いての臨戦も良さそうですし、何よりも雨馬場はプラスになりそう。デムーロが変な騎乗をしなければ上位争いになるか。ベタにロベルト持ちというのも良いです。

 

【特注 ☆14 サトノクロニクル】

2000m路線ならキレが問われる条件でなければそこそこやれている印象。中山金杯でも大外をぶん回して最後は差し込んできましたし、巴賞では洋芝でパフォーマンスを上げてしっかり差し込んできた。何よりもこの馬は母父ロベルトという血統背景が素晴らしいと思うが、巴賞は内枠から完璧に立ち回っての好走に見えるだけに重賞の相手でどこまでやれるか。

 

【△3 フェアリーポルカ】

近走は結果が出ていないが、三浦騎手でスムーズな競馬ができていない感じも。今回は武豊騎手に鞍上強化になりますし、道悪実績も十分。抑えておいていいはずだ。

 

【△4 アイスバブル】

とにかくキレがない馬で、上がりが掛かる持続力勝負でこそ。近走は重い斤量に泣かされていた感じで、今回は適性条件で54kgなら十分にやれそうで、あとは道悪馬場が合うかどうか。土曜の函館芝を見る限り差しがズバッと決まるような馬場にも見えない。

 

【△7 スマイル】

立ち回りセンスを活かしてこその馬。AJCCでは見せ場十分の競馬で、条件次第では重賞でもやれそう。2000mだと位置を取れない点がネックだが、坂井騎手で位置を取れるならやれても。

 

【△8 スカーフェイス】

大阪杯で6着に走れたようにここに来て本格化してきている。タフ馬場も得意なタイプだが、基本的には不器用なハーツクライ産駒なので函館コースがどうか。土曜の函館芝を見る限り差しがズバッと決まるような馬場にも見えない。

 

【△10 ウインイクシード】

立ち回りセンスに優れた馬だが、ちょっと8歳になってさすがに衰えは出てきた印象。今回は道悪馬場でキレが問われずでどこまでやれるかという感じか。

 

【△11 レッドライデン】

2000mで逃げる競馬で連勝。この形が合うんだとは思うが、2戦ともにかなりのスローペースで恵まれた印象。今回はジェネラーレウーノに競られなければ行けそうだが、道悪馬場の重賞でどこまでやれるか。

 

【△12 サンレイポケット】

準オープン勝ちや新潟大賞典勝ちのレースぶりからも道悪馬場は問題なさそう。ただ、不器用なロンスパ型なので小回りコース適性は微妙。トップハンデで初の函館コースでどこまで。土曜の函館芝を見る限り差しがズバッと決まるような馬場にも見えない。

 

【推奨買い目】

三連複 13→9,5→9,5,14,3,4,7,8,10,11,12 本線ベース

三連複 13→9,5,14 重ね買い

ワイド 14→13,9,5 抑え

単勝 13 ギベオン ボーナス

 

【買い目及び予想のポイント】

ここは初志貫徹で◎ギベオン本命。今の馬場なら外枠から前に行けてバテずに伸びるロベルト持ちが一番向くと思うので、この馬以外に本命は思いつきませんでした。確かに宝塚記念の反動は怖いですが、まぁそれはそれで諦めます。

相手はメンバー随一のタフ馬場巧者で人気の中心にもなっている◯アラタと▲マイネルウィルトスを2列目に、3列目は広めに流してみます。

さすがにロベルト持ちでもジェネラーレウーノは厳しいと思いますが、サトノクロニクルは少しダブル本命にするかも迷ったのでワイドは抑えておきます。

KAZ: