デイリー杯2歳ステークス2025(京都芝1600m)のレース予想です。
11月15日に京都競馬場で開催され発走時刻は15:45です。出走馬はカヴァレリッツオ、アドマイヤクアッズ、キャンディード、グッドピースなど。京都競馬場の芝1600mで行われるGIIです。
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デイリー杯2歳ステークス 2025 予想
デイリー杯2歳ステークスはどのようなレースか解説します
改修後の京都芝はヨーロピアンな適性が問われることが多い
京都芝で行われる２歳限定のマイル重賞。改修前の京都芝は平坦コースということもあってスピードが問われる傾向が強く、2016年のジューヌエコールが勝った年のように前に行ってスピードを活かして粘り込むレースが目立っていた。
ただ、どうも改修後の京都芝は以前よりもヨーロピアンな適性が問われる馬場になっている印象で、一昨年のレース結果を見てもタフ馬場が得意なジャンタルマンタルとエンヤラヴフェイスのワンツーで、３着は最後方で脚を溜めていたナムラフッカーが大外一気で突っ込んできた。
昨年に関しては、歴史的な超低レベル戦だったのであまり参考にはならないはず。近年のレース結果を参考にするならあくまで2023年を見るべきでしょう。
あえてデータを見るならば馬格が大きい馬が有利
ざっくりと京都開催、阪神開催を含めた過去10年のデータを見ると馬格がある馬が有利な傾向。一方で459kg以下の馬体の馬の成績は微妙です。
レースラップ
改修前の京都コースのレースラップも含めての考察になりますが、極端に中盤部分が緩んでのスロー瞬発戦になることが多いレースです。
血統傾向
特に血統的な傾向はなさそうです。
今年のデイリー杯2歳ステークスを予想する上で重要なファクターを解説します
馬場・トラックバイアス
今週末の京都競馬場周辺は晴れ予報。先週が雨の影響を受けて徐々に外伸びのヨーロピアンな馬場になってきた感じがあり、そのイメージで予想をしたいところです。
展開想定
キャリアの浅い２歳馬同士のレースなのであまり展開想定は考えないほうがいいでしょう。
勢力図
[結論] どのような馬を狙えばいいか
想定するレース質
ヨーロピアンな性質のスロー瞬発戦
狙える馬のタイプ
溜めが効いて速い上がりを使える馬
嫌える馬のタイプ
溜めが効かない馬 or 速い上がりを使えない馬
デイリー杯2歳ステークス 2025の印
【本命 ◎6 アドマイヤクワッズ】
この馬の新馬戦は走破時計やレースラップだけを見てもかなりのパフォーマンス。
今年の2歳戦の中でレース上がり34.0以下のレースは4つのみになるが、シュペルリングとサトノヴァンクルの新馬戦は超スローペースで時計も非常に遅い。ある程度ペース流れてレース上がり34.0以下のレースはアドマイヤクワッズの新馬戦とサウジアラビアロイヤルカップだけになりますし、初戦の時点でサウジアラビアロイヤルカップとほぼ同じ走破時計、上がり時計で走れているならばこの馬はエコロアルバ級の素質はあるでしょう。
そして、この馬の新馬戦が行われた10月18日は今開催の東京競馬場の中でも直線向かい風の影響を受けてかなり特殊なコンディションだった日。同日に行われた富士ステークスは毎年外からの差しがズバズバ決まるレースでしたが、直線強風の影響で差し馬が全く決め手を活かせずで完全な前残りで決まりました。
そんな圧倒的に先行馬有利なコンディションで、実際にレースを見てもスペルーチェとハニージョーの２頭がスローペースで先行してそのまま粘り込んでいて不思議ないような展開。それを１頭だけ終始外を通りながら上がり33.3で差し切ったこの馬は、見た目の走破時計、レース上がり以上に強い競馬をしているんじゃないだろうか。
その初戦レベルも上位に来た馬が全てノーザンファーム、白老ファームだったのを見てもハイレベルだった思いますし、その初戦時点でサウジアラビアRC勝ち馬と遜色ないパフォーマンス。一般的にキャリア１戦目から２戦目で大きく指数やパフォーマンスを上げてくる馬が多いことを考えれば、ここはかなり有力な存在に見えます。初戦内容が派手なカヴァレリッツォや前走レコード勝ちのキャンディードがいてオッズがバラけるなら妙味もあると思います。
【対抗 ◯7 カヴァレリッツォ】
初戦内容はなかなかのもの。ちょっと行きたがっていた部分はあった。加速ラップで突き抜けたのはさすがだが、ラスト１ハロン時点で先頭でこの馬が使った上がりも11.1と考えるとまぁ使える馬はいる。ノーザンファーム生産馬で素質は高そうなので、ここも好勝負できていいんじゃないだろうか。
【単穴 ▲5 キャンディード】
前走のパフォーマンスは超高速馬場にしても圧巻で1400m路線なら相当に強い馬の可能性あり。ただ、母父スパイツタウンでアメリカンなスピードタイプの馬ではあると思うので、前走で1400mの超高速馬場を経験してしまったことでスピード面が前面に出てしまわないだろうか。今回は距離延長のマイル戦でスローペースとなると脆さも出てくるんじゃないだろうか。
【特注 ☆8 グッドピース】
初戦は若干４コーナー地点での加速ラップ区間で追走に戸惑っていたが、直線でエンジンかかると最後は素晴らしい末脚を見せた。素質はかなり高そうで今回も通用して良いだけの力はある。その初戦が前に馬を置いてスムーズな競馬ができていたので、今回は大外枠で前に壁を作れなかった場合にどうなるか。あとはデイリー杯2歳ステークスは馬格がある馬の好走が目立つので、小柄な分で評価をワンランク落とした。
【△1 エイシンディード】
「１２００メートルでは強いですね(キング騎手)」というコメントや血統背景を見ても明らかにスプリンターに見える馬。初戦もかなりマイペースの逃げが打てましたし、今回重い印を打てる馬ではないでしょう。
ただ、こういう馬は今の現代競馬では玄人層から一切売れません。前走で逃げて最速上がりで重賞を勝っているわけですし、高杉騎手でこの枠なら逃げは確定的。どスローで粘り込む可能性などを考えて印は残しておいた方がベターと判断。
【△3 ガリレア】
前走は前が詰まりながらも最後は差し込んできたが、外を回る馬が多い中で待たされながらもインで脚を溜められて良かった感じも。その前走のサウジアラビアRCもエコロアルバ以外は大してレベルが高くなさそうでしたし、今回は相手強化と言えるメンバー構成の中でどこまでやれるだろうか。
【推奨買い目】
単勝 6 アドマイヤクワッズ 本線
馬単 6→7,5,8,1,3 本線ベース
馬単 6→7,5,8 重ね買い
馬単 6→7,5 重ね買い
馬単 6→7 重ね買い
【買い目及び予想のポイント】
ここはオッズが３強でバラけるならアドマイヤクワッズで良さそう。初戦時にこの馬が２歳のマイル王者になるのではとみていたので単勝で買いたい。単勝４倍つけば単勝オンリーでいいとみていますが、どういうオッズになるでしょうか・・・