セントウルステークス2025(阪神芝1200m)のレース予想です。

9月7日に新潟競馬場で開催され発走時刻は15:35です。出走馬はトウシンマカオ、ママコチャ、ヨシノイースター、カルチャーデイなど。阪神競馬場の芝1200mで行われるGIIです。

 

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セントウルステークス 2025 予想

セントウルステークスはどのようなレースか解説します

概要・データ

スプリンターズステークスの前に行われるサマースプリントシリーズの中では唯一のGIIレースで、負担斤量の関係で有力馬が出走してきやすいレース。過去の阪神開催で行われたレース結果を見ても１番人気の成績が圧倒的ですし、ここで良い競馬をしたファインニードルやタワーオブロンドンが本番のスプリンターズステークスでも結果を残していて王道のステップレースと言えるでしょう。

そんなG1も狙える有力馬がステップレースとして使ってくる一方で、サマースプリントシリーズの最終戦でもあるのがこのレース。夏期間ずっと使ってきた馬が調子の良さを活かして好走することも多く、休み明けの実績馬と夏期間使われていた馬の能力比較が実に難しいレースです。

過去の阪神開催の傾向を見ても、人気馬は普通に強いのですが、穴を開けるのは開幕数の馬場で前々で競馬ができた馬が多い感じ。２年前のテイエムスパーダなんてまさにそれでしたし、やはり前で競馬ができる馬には注意したいです。

※最近は阪神開催での実施がほとんどないため、データに関しては算出しても意味ないと判断して割愛いたします

 

レースラップ

阪神芝1200mはスタートしてすぐに最初のコーナーがあるのでペースが上がりにくいコースレイアウト。ただ、セントウルステークスは開幕週で前の意識も強くなるので、阪神開催での直近過去5年を見ても前半3F=33.3とかなり速いペースで流れています。

 

血統傾向

血統に関しても最近、阪神で開催がないためにどこまで参考になるかですが、父も母父もサンデーサイレンス系ではない馬の活躍が非常に目立っています。開幕週の馬場でスピードが問われますし、サンデーサイレンス系の良さである溜めやキレは必要がないということじゃないでしょうか。

 

今年のセントウルステークスを予想する上で重要なファクターを解説します

馬場・トラックバイアス

今週は阪神競馬場は開幕週。秋の阪神開催は野芝100%での実施になりますし、今週末は晴れが確定的ということを考えても超高速馬場でのスピードレースになるんじゃないでしょうか。決着時計は1分6秒台になると思います。

土曜の芝レースを見てもイン先行有利馬場ではなく、決め手ある馬がズバズバと差し込んできていましたが、それは外回りコースである程度距離があるレースだったから。

構造的に内枠が圧倒的に有利な阪神芝1200mで、今の馬場でスピードが問われるレースになった場合、もう内枠先行勢以外はどうしようもならないレースになっていいか。

 

展開想定

このメンバーならテイエムスパーダの逃げが濃厚。ただ、エコロジークもコメントを見る限り、主張していきそうでこの２頭がハナ候補。おそらく騎手意識が前掛かりになりすぎて超ハイペースになりそうだが、それでもハイペース耐性があって前目で競馬ができた馬が粘り込むようなレースになると見ます。

 

勢力図

 

 

[結論] どのような馬を狙えばいいか

想定するレース質

野芝100%の開幕週馬場でスーパースピードレース

 

狙える馬のタイプ

前々で競馬ができそうな馬

 

嫌える馬のタイプ

後ろから or 外を回す競馬になりそうな馬

 

 

 

セントウルステークス 2025の印

◎ママコチャ

近走で大きく崩れたのは道悪馬場と苦手な冬時期のみ。それ以外はハイレベルなスプリントレースで常に好勝負を演じており、今回のメンバーでは間違いなく抜けた存在。スプリント路線が手薄と言われ続けてきましたが、京王杯スプリングカップでのトウシンマカオとママコチャのレースぶりからも一線級は相当なレベルにあるのは間違いない。

今回は休み明けとはいえ得意な夏時期ですし、調教の動きも問題なさそう。トウシンマカオが外を回して脚力を活かしてこそでどちらかといえば開催後半の馬場に合うタイプなのに対して、ママコチャは先行力とスピードを存分に活かせる開幕週の馬場の方が良いタイプ。実際に２年前の安土城Sでも超高速馬場で圧巻のスピードを見せていますし、とにかくスピードを活かせるレースへの適性は文句なしか。

そんな適性ベストの条件を使ってくる上に、おそらく内枠先行馬しか無理想定なレースで絶好枠が引けた。ここはスッと好位につけて自分の競馬さえできれば絶対能力の違いからあっさり突き抜けておかしくないと見ます。

 

【対抗 ◯4 エコロジーク】

この馬はデビューから２戦の内容からもスプリント路線なら世代最上位。カンナSは確かに超高速馬場で風の影響があったかもしれないとはいえ、前半3F=32.6の速いペースで逃げて圧勝。倒した馬はモズナナスター、レイピアとその後に重賞で走る馬ばかりですし、どう考えてもこの馬は強いと思います。

アメリカ遠征とカタール遠征は海外馬が速くてなかなか自分の競馬ができませんでしたが、前走の驀進特別は条件戦とはいえ馬の後ろで我慢する競馬を覚えて差し切り勝ち。ルメール騎手がああいう競馬をしてくれたことで今後の選択肢は大きく広がったか。

今回は格上挑戦になりますが、モズナナスターやレイピアにつけた着差からも能力は間違いなくオープン重賞級。カンナSの内容からも開幕週の超高速馬場は大得意だと思いますし、前走で溜める競馬ができたことから逃げなくても競馬になりそう。超ハイペースを内枠好位から抜け出して走ってきていいとみます。

 

【△1 ショウナンザナドゥ】

能力はあるが制御が難しいタイプで、フィリーズレビューで短い距離で結果を残した通りで短距離が合う可能性はありそう。ただ、フィリーズレビューは低調なメンバー相手に完璧に展開がハマった感じがしますし、短距離適性あったとしてここでどこまでやれるか。１枠はベタにプラスと見て印は抑えたい。

 

【△2 テイエムスパーダ】

直線競馬はよほど適性が合う感じで近走は復調気配。ただ、1200m戦ではほとんど結果が出ておらず過信は禁物。距離関係なく被されずに伸び伸びと走ってこその馬に見えますし、今回は開幕週の馬場でもしマイペースで行き切れた場合は少し怖い。

 

【△5 ヨシノイースター】

ハンデのGIIIぐらいなら上位になりつつある馬。ただ、血統的にも父がルーラーシップで母父ゼンノロブロイ。ある程度時計が掛かった方がいいスプリンターで、今回は開幕週の超高速馬場で1分6秒台前半ぐらいの時計が記録されて対応できるか。内枠でロスなく立ち回れる点はプラスじゃないだろうか。

 

【△6 アブキールベイ】

ここ２戦はトラックバイアスに恵まれて完璧な競馬ができた印象。とはいえ、今回も開幕週の馬場で内枠が引けましたし、再度展開に恵まれる可能性は十分。

 

【△10 ウイングレイテスト】

もう８歳になるがアイビスサマーダッシュで中枠から好走できたように衰えはなさそう。函館2歳ステークスも馬体減で出来落ちでスピードに対応できなかった模様。今回は８歳馬で開幕週の高速決着で中枠と簡単ではありませんが、人気はなさそうなので上手く先行できた場合の穴として。

 

【△13 カルチャーデイ】

血統イメージ通りに近走はスピードを活かす競馬で良くなっている感じ。今回は外枠がネックだが、坂井騎手ならもうハナ狙いで果敢に出していきそう。テンに位置さえ取り切れれば。

 

【△14 トウシンマカオ】

非常に強い馬であるのは間違いないが、跳びが大きいので直線で外を回さないとダメという弱点もある馬。京王杯スプリングステークスは東京コースで外枠から伸び伸びと走れましたし、外を回しても大丈夫な競馬場、馬場状態において伸び伸びと走らせたらとんでもなく強い。

ただ、今回は開幕週の超スピードレースで外を回す競馬自体が御法度になりそう。かといって馬群の中でセコく立ち回って良さが出るタイプでもないですし、今回は軽視が妥当と見ます。

 

 

 

 

先週は中京２歳ステークス、新潟記念と重賞をダブル的中することができました！

 

＜新潟記念 レース結果＞
１着：◎シランケド　　　　２番人気
２着：▲エネルジコ　　　　１番人気
３着：◯ディープモンスター ７番人気

 

＜中京2歳ステークス レース結果＞
１着：◎キャンディード　　６番人気
２着：△スターアニス　　　１番人気
３着：△マイケルバローズ   ３番人気
４着：◯タマモイカロス　　５番人気

 

今週は秋競馬開幕週で、週中に交流重賞が２つ、週末にJRA重賞が4つ、そしてフランスのムーランドロンシャン賞の馬券発売まであります！！

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