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青葉賞2020の予想を公開!

青葉賞2020(東京芝2400m)の予想です。

5月2日に東京競馬場で開催され発走時刻は15:45です。出走馬はフィリオアレグロ、オーソリティ、フライライクバード、ディアスティマなど。東京競馬場の芝2400mで行われるGIIです。

 

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青葉賞 2020予想

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青葉賞の週中分析記事はこちらから

 

予想の根拠

日本ダービーと同じ東京芝2400mで行われるダービートライアル戦。日本ダービーは「最も運が良い馬が勝つ」と言われる通りで、圧倒的に内枠有利のスピード重視の立ち回り勝負になりやすい傾向ですが、同じ条件でもこの青葉賞は傾向が若干ズレる印象。

日本ダービーとは違って芝2400mを走れるかが怪しい馬が多く、距離実績ある馬同士の相対的なスピード瞬発力勝負になりやすいダービーに比べると、青葉賞は「スタミナ」「ロングスパート適性」が問われやすい。

実際に過去の好走馬を見ても、ランフォザローゼス、ゴーフォザサミット、ヴァンキッシュランなどダービーではスピード不足で負けた馬が多いですし、好走血統を見てもロベルト、サドラーズウェルズと言ったダービーでは嫌われそうな欧州血統の好走が目立っている。それだけ青葉賞は「東京芝2400mをまず走れるか」どうかが重要になる感じで、日本ダービーとは少し考え方を変えて予想をした方がいい。

 

過去10年のレース結果を見ても、毎年のように先行馬不在でスローペースになっているようなレースにも関わらず逃げ馬の成績が最悪。

青葉賞で逃げた馬 (1-1-0-8)

いくらスローペースで推移したとしても、展開利だけでどうにもならないのがダービーディスタンスの東京芝2400mの至高性という感じで、このレースは圧倒的に良質な末脚を使える差し馬が有利な傾向。過去10年で好走した逃げ馬はアポロソニックとリオンリオンで、アポロソニックはダービーでも3着に好走、リオンリオンはセントライト記念も勝利していますし、それぐらいちゃんとした能力がある馬でなければ展開利があっても逃げ切り勝ちは難しい舞台。

今年の東京の芝は開幕週だった先週を見ても高速馬場というのは明らかなのだが、イン先行が特別に有利とも言い切れないような馬場傾向。しっかりと脚を溜めた馬は直線で外からも伸びてきていましたし、直線でのスピードが反映されやすいフラットな馬場状態と見て良さそう。昨年のような完全な立ち回り勝負になるとも考えづらく、この条件で長く良い脚を使える馬なら十分に差してこられるレースになるんじゃないでしょうか。

ちょっと今年は例年以上にメンバーレベルが低そうで、なおかつ東京芝2400mへのコース適性がありそうな馬も少ない感じ。上位人気馬も能力や適性が怪しい馬がズラリといる印象ですし、ここを勝利したとしても日本ダービーで好走を見込める馬はいない印象。今年のメンバーならコース適性あって1勝クラスを勝てるぐらいの能力があれば通用するんじゃないでしょうか。

というわけで予想の発表。

 


 

 

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青葉賞 2020の印

本命 ◎メイショウボサツ

本命は得意の左回り戦でこの程度の相手ならこの馬で十分に通用しそうだ。

戦績やレース内容を見返しても、とにかく左回りしか走らないサウスポー。もう左回りの時にはコーナーの手応えからまるで違う感じで、未勝利勝ちも展開まるで向かない中を外から突き抜けてレコード勝ち。前走も人気薄で本命に推して勝利となりましたが、レース内容や時計は一見すると地味なもの。ただ、この時期の3歳馬にとって急坂を2回登る中京芝2200mは想像以上に過酷な舞台。しかも今年の大寒桜賞はかなりの雨が降っての道悪馬場でしたから時計云々ではなく普通に走り抜いたというだけで評価できるんじゃないでしょうか。

実際に過去の大寒桜賞の好走馬を振り返ってみても、スローペースで時計的な価値がなかった年も結構ありましたが、そのほぼ全てが次走以降で好走という圧倒的な成績。

こうして見ても本当に凄まじい成績で、レース創設以降で勝ち馬が青葉賞に出てきた場合、2018年のダノンマジェスティを除いて全頭が馬券に絡んでいるという衝撃の成績。しかも、そのほとんどが人気薄ですから青葉賞との相関関係があるのは間違いない。このレース以外にもトーセンホマレボシとハギノハイブリッドは京都新聞杯を好時計で勝利していたりもしますし、青葉賞への相性云々以前に「3歳春時点で中京芝2200mを好走できる馬はただ強い」ということなんじゃないだろうか。

そんなわけで去年も◎リオンリオンを狙って的中したのですが、今年もそこまで人気しない感じでこの鉄板ローテの馬を買えそうな感じ。未勝利勝ちの圧巻のパフォーマンスを見ても高速馬場替わりはプラスに見えますし、更なる距離延長も他馬との相対評価で明らかにプラスと言えそう。最近は全く乗れていない鞍上が不安ではありますが、この鞍上も差し追い込みタイプならばそこそこの期待値はある感じ。過去にショウナンラグーンでこのレースの勝利実績もありますし、鞍上で人気を落とすならば買いと見ました。

 

対抗 ◯ヴァルコス

対抗は長距離適性や相対的な瞬発力、今まで戦ってきた相手を考えてもヴァルコスで良さそう。

血統背景や友道厩舎という点を見てもいかにもな遅咲きの長距離砲。ただ、それなりに位置は取れるタイプですし、2走前のセントポーリア賞は適性ゼロの条件、展開でなかなか骨っぽい相手に脚を余し気味での4着。勝ち馬ショウナンハレルヤはフローラステークスでタフな展開の中で4着に走れていますし、この時の相手も決して弱くなかった。そして何より距離不足に見えた東京芝1800mであれだけの末脚が使えるなら、今回は東京芝2400mでの内枠なら上位争いになるんじゃないだろうか。

 

単穴 ▲フィリオアレグロ

なんだかんだで3着ぐらいに走ってきそうなフィリオアレグロが三番手。

新馬戦こそタイムランクAだが共同通信杯はスローペースに泣いたとはいえ特に見どころのない3着。普通に考えて過剰人気なのだが、サトノクラウン、ポンデザールの半弟ということを考えても延長はプラス。東京芝2400mで先行できる馬が1枠ですし、GIの裏開催で騎手も揃わない中のレーン。加えて1番人気成績が最高のレースとなればそれなりに走ってくるんじゃないだろうか。

 

△ ディアスティマ

いかにもキレないディープインパクト産駒。前走の大寒桜賞ではメイショウボサツに食い下がっていましたし、この相手でもやれて良さそう。ただ、延長して良さが出るのかキレないだけなのかが微妙なところで、この大外枠となるとちょっと上位評価まではしにくい。

 

△ ダノンセレスタ

未勝利勝ち直後で格下の立場だが、これまで戦ってきた相手はどれも骨っぽい馬ばかり。初戦のレースぶりを見ても左回りコースはプラスに見えますし、相手なりに走れそうな先行タイプなのでトニービンの血が騒いで好走する可能性はありそう。

 

△ フィロロッソ

ダート路線ではなかなか強いレースを見せており、血統や脚質的にも芝の長距離でやれてもおかしくなさそうな馬。デビュー戦で芝は使われていますが、スローペースのマイル戦で適性ゼロだった感じですし、追い出されて外にモタれて躓いていたのでほぼノーカウントで良さそう。いきなりの芝の重賞というのはハードルが高いですし、このレースはダートからのローテは絶望的。ただ、今年に関しては例年以上にレベルの低そうなメンバーですし、十分に一発あっても驚けないと見ます。

 

△ フライライクバード

芝2400mに変わってからの2連勝で人気になりそうだが、未勝利勝ちは超スローをインから完璧に抜け出しての勝利。前走は外枠から余裕の勝利とは言えそこまで凄みを感じませんでしたし、血統スケールから考えても今回は外枠でペースが上がれば底を見せる可能性は高そう。長距離戦で圧倒的な成績を収める友道厩舎なので抑えた感じです。

 

△ オーソリティ

一連の成績を見ても、一瞬の加速力が武器の馬でスタミナはそこまでなさそうな馬。ここ2戦も最後は失速していますし、そこからの400mの距離延長がどうか。今回は相手が弱いので内枠とヒューイットソンだけでなんとかなる可能性も踏まえて抑えまで。

 

印まとめ

◎メイショウボサツ
◯ヴァルコス
▲フィリオアレグロ
△ディアスティマ
△ダノンセレスタ
△フィロロッソ
△フライライクバード
△オーソリティ

勝負度 D

 

推奨馬券

ワイド 12→7 本線

三連複 12→7,1→7,1,17,10,11,15,3 本線

馬連 12→7,1,17,10,11,15,3 本線

KAZ: