今日は5/21(土)に行われる平安ステークスのレース考察を行います。京都ダート1900mで行われるGIII戦です。その前に余談を少し。
火曜日に大井町近辺で用事があって外出していたのですが、羽田空港に行きたいんだと思われる外国人の方に声をかけられました。
通行人がたくさん他にもいるのに、なぜわざわざ大きいヘッドフォンをしている私を指名してきたのかがわかりませんが(笑)、羽田空港にはどう行けばいいと聞かれたので真摯に対応する事に。
ただ、大井町から羽田空港っていろんなルートがある割に、どれも説明しづらくて英語で完全に思考停止をしてしまいました。
浜松町からモノレールを使うにも「モノレールって英語なのか?」という疑問がありましたし、品川から京急で行くにも、あの複雑怪奇な京急線の行き先案内を異国の地を訪れた外人に伝えるのも理解するのも不可能だと思いましたし。
というわけで、咄嗟に道案内を英語でできず。わざわざちょっと離れた大井町の切符売り場の路線図を見せて、ジェスチャー含めて解説してようやく解決しました。
やっぱり英語は使わないと衰えますね。ペラペラだったのは10年前。今や見る影もありません。もうすぐ海外競馬の日本での購入も始まるみたいですし、なんとか時間を作って英語の再学習に取り組みたいところ。
【2016】平安ステークス 予想考察
平安ステークス 有力馬考察
アウォーディー
前走は私自信も大いに疑って見ていましたし、おそらく多くの方が「高速時計のアンタレスSは危ない」と思っていたことでしょう。その全てを払拭するような圧勝ぶりにもう嫌っても仕方がない馬だなぁと思いました。
ジャングルポケットという種牡馬にはダート適性なんて微塵もないと思うわけですが、もうそういったものを超越するぐらいのものが母ヘヴンリーロマンスにはあるんでしょう。もしかするとGI=帝王賞あたりではダート適性のない父の底力のなさが出る可能性はありますが、GIIIレベルで底を見せるとは思えません。
血統的にも弱点があるとすれば「高速馬場」と「揉まれ弱さ」だと思っていましたが、前走でこの2つをあっさりとクリアされました。今回は前走よりも100m長い1900mで条件的には完全に上向きます。戦う相手もほとんどが平安ステークスで勝負付けが済んだ馬たちばかり。ここは嫌っても仕方がないと見た方がいい気がします。
出走取消
アスカノロマン
前走の平安ステークスでは、唯一アウォーディーと互角に戦えたのがこの馬という印象。みやこステークス前の休養、そして東海ステークス前の休養で2回馬が化けた感じがあり、もう東海ステークス後のこの馬は素直にダート界でトップクラスの能力と考えた方がよさそう。
フェブラリーSでは慣れない差し競馬でも地力で3着に突っ込んできましたし、平安ステークスでも3着以下は大きく引き離しました。今回もアウォーディーには分が悪い気がしますが、それ以外のメンバーは勝負付け済んでいますし、脚質的にも自在タイプで崩れる不安なし。ここも信頼できる馬だと思っています。
ロワジャルダン
チャンピオンズカップを見た時点では普通に強い馬に成長したな、という印象だったんですが、年明けの3戦を見て若干評価が変わってきました。確かに今のダート界の上の方にはいる馬ですが、展開がハマらないと厳しいタイプの馬だとも思います。
みやこステークス、チャンピオンズカップの2戦はどちらもハイペースを後ろで死んだふりして差してきた内容。それに対して東海ステークスはスローペースを自ら動いて差し損ねでしたし、フェブラリーステークスはある程度位置を取るも最後に伸びず。前走のアンタレスステークスは内の絶好枠を引くことができましたが、直線入り口でアウォーディーに被されたとは言っても走らなすぎの印象。
昨年末の2戦と今年の3戦の違いは、死んだふりをしていたか自分で勝ちに行ったかの違い。恐らくこの馬はある程度の能力はあるけれども、展開待ちの競馬でないと厳しいタイプなんだと思います。
前走は完敗の内容でしたが、今回はデムーロへの乗り替わりでデムーロおじさん票がたくさん入るので3番人気は堅そう。確かにアンタレスSのサージェントバッジのように、神騎乗をするときもありますが、デムーロ騎乗馬の人気を考えると年に何度かの神騎乗待ちでは期待値は低いでしょう。
デムーロが上手く脚を溜めて末脚を引き出せば好走もあるでしょうが、中穴帯の馬たちと好走率はそこまで変わらないと思います。
アムールブリエ
断然人気のアウォーディーの一つ下の妹。もうラニもそうですが、ある意味ヘヴンリーロマンスという母馬の凄さというか、ノッシノッシというフットワークでバテないタイプで完全にアウォーディーと同じタイプの馬。
ただ父親が芝血統のアウォーディーと違って、こちらはスピードに著しく欠ける印象あり、レディスプレリュードのレースぶりを見ても2000m以上の距離じゃないとスピード負けするイメージ。1800mよりは1900mの方がいいでしょうが、中央の多頭数レースで時計の速い京都コースでは相当厳しいレースになると思います。
そもそも位置が取れるタイプではないので、今回は位置取りをかなり悪くするはず。そこからどう持ってくるかですが、京都コースの4コーナーで捲りきれるような脚があるとは思えず、今回は危ないんじゃないでしょうか?
というか、そもそもなぜ同馬主、同厩舎のアウォーディーが賞金を稼ぎたいレースでここに使ってくるんでしょうか。適当な牝馬限定の長距離レースがなかったからとしか思えません。そうでなければプリークネスSに出走するラニを兄妹一緒に応援したかっただけじゃないかと(笑)
クリソライト
前走は思ったより頑張ったなぁという印象。もともと揉まれるとアウトな馬で、あの「差し馬フェチ」で有名な音無調教師ですら、揉まれないように逃げの手を指示するような馬です。その馬が1枠1番で揉まれ通しながら4着に走れたのは素直に評価すべき。
ただ、この馬は基本的には中央場所のダートでは抜けた存在ではありません。ここをそこそこ走った後の帝王賞では相当面白いと思いますが、狙い時はそちらであって今回ではないかと。バッサリと切るためにも前走と同じく極端な内枠を引いて欲しいところ。
今回の平安ステークスはオークスほどではありませんが、どの馬を評価してどういう馬券を買うかというのはこれを書いている週の半ば時点で既に想像できています。
ガチガチの決着も十分にあると思いますが、嫌える人気馬も結構いるので少点数で高配当狙いでちょっと狙ってみたい感じも。
その中でも一角崩しとして面白そうなのはこの馬。
前走はデムーロ騎手の騎乗ミスというか強気に行き過ぎたというか・・・結構とんでもない乗り方をされていましたが、残り200m地点までは押し切る手応えでしたし、普通に乗れば重賞でも通用する馬であることは明らか。
前走の着順だけ見れば新聞しか見ていない人は買いにくいでしょうし、今回はデムーロ騎手がロワジャルダンに乗るので乗り替わりになります。前走の敗因はデムーロなのに乗り替わることで人気まで落ちるのなら買い時でしょう。